新潟のイタリアン

はじめに

イタリアンという食べ物が新潟にある。焼きそばにミートソースがのっているという。ミートソースを使っているところがイタリアンなのだろうが、カレーイタリアンというメニューもあるということで、こうなるとイタリアの出る幕がない。とにかくそれを食べに新潟に行くことにした。イタリアンを供しているチェーン店は「みかづき」と「フレンド」があるということで、両店に行くことにした。

主文

みかづき

まずイタリアン発祥の店であるみかづきに行った。訪れたのはイオン新発田ショッピングセンター。ここは朝の9時から営業している。みかづきの中で9時から営業しているのはここだけである。イタリアンを注文する。310円。注文をしてから10分くらいしてそれはやってきた。かなり太い麺を使った焼きそばにトマトソースをかけたもの、という感じだ。食べてみたが、麺もソースもそれほど自己主張はしていない。両者の存在が曖昧であり遠慮している分、わりと違和感がなく調和しているという印象だ。ただ、脇に添えられている白生姜はまんま生姜であるのでインパクトが強い。

このあと新潟市に戻って市中心部の万代シティにある万代店に行って違う種類のイタリアンを食べてみようと思ったのだが、店の中は客がいっぱいいて、レジにも十人ほど並んでいた。さすがに並んでまで食べようとは思わずその場を立ち去ったが、それだけの人気がある食べ物であると言えよう。

みかづきのイタリアン
みかづきのイタリアン

フレンド

下越を中心に展開しているみかづきに対して、中越を中心に展開しているのがフレンドである。みかづき訪問の翌日、長岡駅の駅ビルにあるCoCoLo長岡店を訪れた。イタリアンを注文する。300円。ここは注文をしてからすぐにできあがった。完全に持ち帰り仕様なので、近くにある椅子に座ってそれを食べた。みかづきのものよりは麺が細いが、普通の焼きそばよりは麺が太い。麺とソースが互いにそれほど主張していない、という印象はやはり同じだった。

フレンドのイタリアン
フレンドのイタリアン

おわりに

焼きそばにミートソースでイタリアン、なわけだが、焼きそばとして売られている焼きそばとスパゲティにかけるようなソースを使って作ったのでは、互いにぶつかりあってしまうだろう。あくまでもイタリアンとして使われている焼きそばにイタリアン用のソースをかけたものであるため、食べても違和感は感じなかった。