私撰流行語大賞 第二回 (2001年)

主文

第二回私撰流行語大賞発表。

去年の大賞は「ミニにタコができる」だったんですが、今年も大賞は芸能人の事件がらみになってしまいました。

大賞:「稲垣メンバー」
やはりこれでしょう。朝日のワードオブザイヤー(だったっけ?)では三位に選ばれていました。この言葉を編み出した人は本当にすごい。それにしても、きっかけは駐車違反だったのに、全てを棒に振ってしまった稲垣メンバーは少しかわいそう。去年の中居メンバーのことはなかったことになっているみたいですが。
政治部門:「そうはイカンザキ」
今年の選挙の公明党のキャッチコピーとして使われたのがこの言葉。グローブをはめた神崎代表は勇ましかったが、あまりにもベタなしゃれで、ネタとして使って下さいと言わんばかりだったが、何せナイーヴな団体が関わっているだけに、あまり多用はされず。
社会部門:「ADSL」
本家が「ブロードバンド」を選んでいるので、こちらはこの言葉を。 そういえば、私も今年の4月からADSLを導入し快適なインターネット生活を送っているのだが、世間一般にこの言葉を広めたのはやはり「Yahoo!BB」の功労は大きいだろう。それでもまだCATVよりは普及していない。
社会部門:「肉骨粉」
肉骨粉という言葉の響きが何とも言えない。武部勤農林水産大臣が一気に有名になってしまいました。個人的には中川昭一の方がいいと思ったんだが。それにしても、最近では狂牛病の牛は肉骨粉を食べていなかったという事実が明らかになって、まだまだわかりません。
国際部門:「ラディン」「タリバン」
あの事件が起きる前まではほとんどの日本人が知らなかったのに、あっという間に巷の女子高校生すら口にしている。しかし、こういった瞬間的に報道されている国際的な出来事はすぐに忘れ去られてしまいますね。カンボジア情勢もその当時はなんたら党のなんたら党首とかみんな知っていたのに、もう忘れている。
国際部門:「反グローバル化運動」
国際部門でもう一つ。このホームページでも何度が書いてきたが、これからの対立軸はグローバル対反グローバルではないだろうか。アメリカでのテロ事件も無関係ではあるまい。個人的にはグローバル化を押し進めるほうが傲慢ではないか、と思っている。