私撰流行語大賞 第六回 (2005年)

主文

私撰流行語大賞も第六回を迎えます。六年もこんなことしているのか。

大賞:「飲ま飲まイェイ」
avexの”インスパイヤ”問題は大きな波紋となったが、この言葉自体は非常にキャッチーで、かつ今まで存在しなかった言葉だ。「飲ま」を続けて、かつ「イェイ」だよ。おもしろいじゃないか。しかも、多くの人が知っているし。そういうわけで、大賞です。
社会部門:「偽装マンション」
最近はこの話題で持ちきりという感じがする。「嘘を嘘と見抜けないと…」というのが、現実社会でも顕わになったと考えるべきかもしれないが、そんなことは当たり前で判断能力がないだけ、と考えるべきかもしれない。いずれにしても安物買いの銭失いという言葉がそのまま当てはまる件ではあった。
社会部門:「トラックバックスパム」
本家では「ブログ」が選ばれていたが、こちらではこの言葉を。最近はこのブログにもトラックバックスパムが多くて困ってしまう。メールが一般的になってスパムメールが問題化されるようになったように、ブログも一般的になるとトラックバックスパムがもっと増えて問題化されるのだろうか。
政治部門:「比例は公明党に」
これは今年に始まったことではないが、特に今年の衆院選では創価学会票を期待する自民党候補者がこの言葉を口にした。結果、公明党は比例区の得票数を延ばしたが、投票率が上がりその増分が自民党に流れて、結果として公明党の議席数は減る結果になった。2000年の衆院選では当時の野中幹事長が公明党に「申し訳がないことをした」と述べているが、今回はそういう風にもあらず。
スポーツ部門:「おかわり君」
西武ライオンズ中村剛也選手のニックネーム。座右の銘がおかわりということでそう呼ばれるようになった。本人はこの名前をあまり歓迎していないとのことだが、キャラクターが立つというのはいいことではないか。もちろん、試合で活躍することが前提だが。西武はユニークな個性を持った選手がいるにも関わらず、全体的なチームカラーはなんか地味めだ。