文章の杜 2006/01/21−凛として時雨ライブ at 池袋手刀

2006/01/21(sat)

凛として時雨は去年末くらいに知って、アルバム『#4』を買ったのは先週。で、今日ワンマンライブがあると知ったのは五日前くらい。俄もいいところだ。しかも初のワンマンライブということで、行こうか行かないか迷ったが、整理券番号128番であまり客が入っていなさそうでもあったし、会場が池袋で近いということもあって、チケットを買って行くことにした。ちなみに前売り2000円。

開演10分前くらいに行ったのだが、もう人がびっしりいた。キャパが300〜350というので、それくらいはいたのではないだろうか。今日は後ろのほうで見ているつもりだったので開演ぎりぎりに行ったのだが、居場所がないような状態だった。結局、最後部に場所を確保して、ビールを飲みつつ開演を待つ。

ライブが始まったら客が前のほうにがーっと寄って後ろのほうは空くのでは、と思っていたのだが、そんなこともなかった。客はほとんど動かない。本当におとなしくて、飛び跳ねたり拳をふりあげたり、というようなことをしている人もいなかった。前のほうはちょっとわからないけど、多分いなかったと思う。ダイブなんてとんでもない、という感じ。いちばん盛り上がったのがメンバー紹介というのもなんだか。

客が動かないので、前で何やっているのか全然見えないという状態が続いたが、幾分、フロントの二人の顔を見ることはできた。そもそもここのステージはあまり高さがなくて、後ろからだとほとんど見えない。こういうときだけ、自分の背の低さを恨む。

ライブハウス内はどこでも禁煙ではないようで、それはそれでいいのだが、公演中にも煙草を吸っている人はどうかと思う。

荷物は外のほうで預かってもらえるそうだった。100円だとか言っていた。かなり良心的な値段。私は中で着ている衣類を入れる用にリュックを持ち込んで近くに置いておいた。それで最後部を離れられなかったということもある。夏ならば手ぶらで行けるのだが、冬は防寒着を着て行かざるを得ない。Tシャツ1枚になる準備はあったが、そんな人はいなかったし、私もその上に着ていたシャツは脱がなかった。コートを着てマフラーをしたまま、という客もいた。

で、肝心のライブの内容だが、かなりパフォーマンスが高い。スリーピースで音が重たくならない分、鋭さがあるという印象を受けた。1曲目「鮮やかな殺人」はまだ暖まっていないというか、堅い感じがあったけど、2曲目あたりからだんだんよくなってきて、以降かなり高いパフォーマンスを見せてくれた、というか聴かせてもらった。TKのヴォーカルはかなりの高音でよく通る。トリは「セルジオ越後」で、この曲はトリにふさわしい曲であった。ただ、曲名からしてメジャーシーンには出せないような…。(少なくとも本人に了解とらないと)

14曲(多分)やって、アンコールはなし。アンコールはあまりしたくないらしい。19時45分頃に始まって、終わったのは21時頃。最後にステージに345が出てきた。この人は普通に話す声は”めんこい”感じがして、ちょっとこのバンドでベース&ヴォーカルを演っているようには思えない。

そういうわけで、よかったんだけど、演奏している姿がほとんど見えないという状態だったので、今度行くときは前のほうで見たいです。


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