文章の杜 第七回私撰流行語大賞

2006/12/10(sun)

今年で第七回を迎えた私撰流行語大賞。要するに私が勝手に選んだ流行語大賞です。

大賞:「アフリカではよくあること」
ボビー・オロゴンの事件でムルアカ氏が会見のときに放った言葉。確かに日本からするとアフリカは縁遠いものである。アフリカの人に「よくあること」と言われても反論するだけの情報は持っていない。この言葉で押し切ったムルアカ氏に敬意を表して、大賞。
政治部門:「最初はグー、サイトウケン」
衆議院議員選挙の補選で、地元に縁がない落下傘候補を売り込むために当時の武部幹事長が使った言葉。よく考えると「最初はグー」と「サイトウケン」のつながりが薄い。小泉政権も終わり、安倍政権になってから初めての補選では自民党は二世候補を立てて手堅く勝利。郵政民営化法案に反対した人達も帰ってきた。
社会部門:「白インゲンダイエット」
テレビ番組で白インゲンを使ったダイエット方法を紹介。その方法を試した視聴者が健康被害にあった。実は私はそのテレビ番組を見ていたのだが、けっこう面倒くさそうな方法なのでやってみる気は起こらなかった。それでも、やってみる人は多くいたわけで、テレビ番組の影響力の大きさを思い知らされた。
社会部門:「命を大切にしない奴なんて大嫌いだ」
映画「ゲド戦記」の台詞。コマーシャルでよくこの言葉が流れた。私はこの映画を見えていないが、かなり酷評されていたりもしていた。また最近になって、命を大切にしない事件も多発。
社会部門:「ナンバーポータビリティ」
今年の10月にキャリアが変わっても番号が変わらない、ナンバーポータビリティ制度がスタート。ボーダフォンを買収したソフトバンクがこの制度のスタート前に大きく仕掛けたが、システムがダウンするという体たらく。手数料やメールアドレスは変わるなどの理由で、思ったよりも利用者は少ないという現状である。
スポーツ部門:「決定力不足」
今年はサッカーのワールドカップがあったのだが、その前から、そしてこの本番でも目にした言葉がこれ。民族的な問題もあるとは思うが、単に気迫が足りないような気もする。
スポーツ部門:「里崎は茶髪だから捕手向きじゃない」
日米野球で野村監督が千葉ロッテの里崎捕手を評した言葉。茶髪だとなぜ捕手向きではないのかよくわからないが、とにかく茶髪、長髪、髭が嫌いな野村監督の姿勢を再確認した。古希を迎えてもまだ健在である

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