本日、埼玉県知事選挙の不在者投票を行ってきた。
場所は志木駅前にある、にいざほっとぷらざという施設だ。私は新座市民なのでそこで不在者投票を行うことができたが、志木市民や朝霞市民はこの施設で不在者投票を行うことができない。もし、合併していればそういうこともなくなるはずだったのだが。ちなみに新座市だとにいざほっとぷらざか新座市役所で不在者投票を行うことができる。
不在者投票の手順について書こう。まず、黄色い紙に住所と氏名と生年月日と日付と不在者投票をする理由を書く。一応、不在者投票をするためには当日投票できない理由がなければいけない。いくつか理由が書いてあってそこから選んで丸をつける。私は旅行に丸をつけておいた。実際、投票日にはどこかにでかける予定ではいるが、雨が降りそうだからやめるかもしれない。次に、投票用紙と封筒をもらう。ここで本人確認が行われる。このことについては後述する。そして、投票用紙に候補者名の名前を書く。ここは普通の投票と同じ。投票用紙を封筒の中に入れ、封筒の封をして、封筒に自分の名前を書く。これを立会人のところを持っていき、立会人の名前を封筒に書いてもらって、自分で投票箱に投票して終わり。普通の投票に比べるとやや手間がかかるが、おそらく普通の投票よりも時間がかからないだろう。
投票に行くと、案外並んでいて、投票するまでに時間がかかることがある。しかし、不在者投票の会場では並ぶどころか、投票者すら見かけなかった。日曜日に下見に行ったときも同様である。すぐにやってもらえる。しかも、ちゃんと説明してくれる人が複数人いるので、至れり尽くせりだ。不在者投票だからと言っても何らおそれることはない。
普通の投票では、投票者名簿があって、それと投票者が持っている入場券を照合して本人確認を行う。不在者投票の場合はどうするのかと思ったら、入場券に書かれているバーコードを読み取って、ノートパソコンでなにやら操作して、本人確認を行っていたようだった。ノートパソコンにはLANケーブルがつながっていた。とりあえず、入場券を持って行かなくても投票はさせてもらえるようで、そうなると、会場が複数あることを利用して成りすまし投票をする人がいないとは限らない。その対策として、データベースは市役所にあって、そのデータベースをリアルタイムで参照するようなシステムがとられているのではないかと思う。一方で投票したらもう一方では投票できませんよ、といった具合で。そういうシステムがあるのならば、普通の投票でもそれを使って、市内のどこの投票所でも投票できるようにすればいいのにと思ったのだが、システムダウンの心配もあるし、それをするならばいっそ電子投票をしてしまえ、ということになるのだろう。
実を言うと、私が指定されている投票所は家から遠く、歩いていくには不便な場所なのだ。そういうわけで今回駅前で投票できる不在者投票を利用してみた。不在者投票、悪くない、というのが感想だが、今後も不在者投票ということになると、そのために不在者投票をする理由を作らなくてはならなくなる。まあ、そこまで真面目に考える必要もないかもしれない。先のさいたま市議選なんか「新しい区役所に行ってみたい」という理由で、不在者投票をする人が多かったみたいだし。少なくとも、選挙に行かないよりはいいだろう。