文章の杜 指宿訪問

2005/02/26(sat)

指宿に初めて行った。

指宿といえば観光都市というイメージがあった。実際、列車から指宿で観光客が降りた。しかし、街を歩いてみると観光客らしきを全然見かけない。観光客どころか歩いている人もあまりいない。思ったよりも閑散としていた。「今度こそ どうしても 観光都市指宿の再生を!」と書かれた切実な立て看板があった。

まず有名な砂湯に行ってみる。そこを観光バスも停まっていて、ここが観光地であることを確認できた。砂湯をしている人を見てみたが、あれをして楽しいかと問われると、そうは感じない。砂が体に被さって苦しくなりそうだ。知らない人が見たら罰ゲームに見えるかもしれない。そういうわけで、最初から体験する気はあまりなかったが、やはり砂湯はパスした。

とはいえ、温泉地に行って時間もたっぷりあるのに温泉に入らないというのもよくない。そういうわけで、市営元湯に行ってみた。大人200円らしいが、今日は26日でフロの日ということで、無料だという。ありがたく無料で入る。番台では中学生くらいの男の子がゲームをしていた。温泉に浸かりながら聞くゲームミュージック。最初は誰もいなかったが、途中から人が入ってきた。

指宿港に行ってみる。浜崎太平次という幕末の豪商の像があった。日本の国旗が掲揚されていたが、その旗が破れていた。フェリーなんきゅうという大根占に行く船があるが、その船が頼りないほどに小さかった。しかも今日は天候不良の為欠航とのこと。おそらく風が強いのだろう。

結局、私が行った指宿の中でいちばん人が集まっていた場所はタイヨーというスーパーマーケットだった。


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