後免町(高知県南国市) ↓県交北部交通(750円・約50分) 安芸(高知県安芸市) ↓高知東部交通(2850円・約140分) 甲浦駅/甲浦駅前(高知県東洋町) ↓南部バス(770円・約45分) 牟岐駅前(徳島県牟岐町)
今日は最終日となる。後免から室戸岬を経て徳島県に入っていく。
今回、Twitterを使ってリアルタイムで実況する形をとった。[実況ログ]
▼安芸駅行き(安芸線)
後免町から安芸駅行きのバスに乗る。先客は数人いた。後免町から乗ったのは私だけだった。後免町で数分停車した後、出発する。野市の中心部を過ぎると、国道55号線に合流する。夜須駅では駅の敷地まで乗り入れた。ここで数分間停車した。客の乗り降りが少なく時間が余り気味なのか、和食でも数分間停車した。土佐くろしお鉄道球場前駅近くの安芸営業所がある、安芸で下車する。
▼甲浦岸壁行き(甲浦線)
安芸から甲浦までをつなぐバスに乗る。2時間を超える乗車となる。営業所で乗車券を発行できるということで買っておいた。2枚以上の紙幣が必要な場合は、運賃箱にそのお金を入れるよりは乗車券を入れたほうが気分的にはいい。
安芸から乗ったのは私だけだった。その後乗ってくる人がいたが、ロータリーまで乗り入れる安芸駅で降りていった。奈半利までは土佐くろしお鉄道と並行しているから利用客が少ないか。ただ、奈半利駅で乗ってくる人が多いのではないか、と思っていたら、奈半利駅で乗ってきたのは一人だけだった。過去の経験からもう少し乗ってくると思っていたのだが。ただ、室戸市に入って乗ってくる人がいた。このバスは室戸高校を経由する。室戸にバスで来るのは三度目だが、室戸高校を経由するのは初めてである。国道55号線を外れて県道を走って室戸高校まで往復するのだが、この距離がけっこうある。もう少し進めば、向こう側の海につきあたるというほどである。そんな往復であるが、途中で乗り降りする客はなかった。国道に戻って、少し進むと室戸営業所に到着する。ここで運転士が交替した。更に進むと室戸岬に着く。ここで降りる人もいた。私は室戸岬には二度来ているので、余裕を持って見送る。ここから甲浦を目指してひたすら海沿いの国道を北上する。途中でまとまった乗車もあったりして、乗客は十人弱ほどになった。東洋町役場の近くで、サーフィンをしている人が見えた。国道から内陸に入って、高架の甲浦駅に到着。ここで降りる人はいたが、残っている人もいた。
▼牟岐駅前行き
甲浦駅前から徳島県に入る牟岐行きのバスに乗るのだが、思っていた時間のバスがなかった。どうも甲浦を発する時刻ではなく、着く時刻を控えてきたようだ。思わぬ時間ができたため、街を歩く。海の駅があったので、そこでパックに詰められたバッテラを買って海を見ながら食べた。
甲浦駅前から乗ったのは私ともう一人だけだった。以前、牟岐から甲浦まで乗ったときは、甲浦の集落を回っていったのでこのバスを経由していくのかと思ったのだが、このバスは新道経由でそちらは経由しなかった。ただし竹ヶ島は経由する。国道から外れて細い道を通って竹ヶ島まで行く。この道に入った時点で徳島県となる。竹ヶ島での乗降客はなかった。観光客らしき人は何人かいた。ここから国道側に戻るのも細くてくねった道である。この道を抜けると宍喰市街に入るが、工事中ということで宍喰市街の経路が普段が異なっていたようである。仮のものらしいバス停が見えた。旧宍喰町から旧海部町を経て、旧海南町に入っていく。このあたりは今では全部海陽町になっている。新しくできた感じの海南病院を経由したが、乗降客はなかった。前後では何人かの乗降客があった。牟岐町内に入って、とうとう終点牟岐駅前に到着。駅からは道を挟んで、少し離れている場所にあった。
以前は牟岐と日和佐を結ぶバスがあった。日和佐から牟岐まで乗ったことがあるが、大きなバスが細い道を抜けていくという、私の中でも五指に入る印象に残っている路線であった。しかし、既に廃止となっている。そのバスのことを偲びつつ、路線バスの旅四国南部横断の旅を閉じることにする。
4日間、難しい乗り継ぎもある中で、計画どおりに旅を進められることができたのはよかった。またこれまでになかった取り組みとして、Twitterで模様を公開することで、フォローやコメントを頂くというのも、今までにない体験を得られることができてよかった。関係していただいた全ての方にこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。