小室駅(千葉県船橋市)←bc02 ↓新京成バス(300円・約25分) 三咲駅(千葉県船橋市) ↓新京成バス(170円・約10分) 鎌ヶ谷大仏(千葉県鎌ヶ谷市)→bc04
「共通カード取扱車」と書いてあって、前乗りのバス。とりあえずカードリーダーにカードを差し込む。そしたら運転士がどこで降りるか聞いてきた。「三咲駅まで」と言うと、そこでカードリーダーを操作。ついに出ました。共通カード取扱いなのに、前払い対キロ運賃。いわゆる第2回の東洋バスの共通カード取扱いバージョンである。小室駅から乗ったのは私一人だったが、途中からけっこう人が乗ってきた。「ワンパク王国」という千葉県らしい名前のバス停があったり、途中で折り返したりとなかなか楽しめるバス路線であった。
三咲駅に着いた頃雨が降り出してきた。天気予報ではお昼頃から雨ということだったのだが。ここで鎌ヶ谷大仏行きのバスに乗る。鎌ヶ谷大仏までは新京成電鉄で行けば二駅五分、150円で行ける。鎌ヶ谷大仏行きのバスが来たが、前と後ろの両方の入口に「出入口」と書いてあってどちらから乗ればいいのかわからない。とりあえず前が開いていたので前の口に行く。すると運転手が「どこまで行くの?」と聞いてきた。私は「鎌ヶ谷大仏まで」と答える。そしたら運転手は驚いたような声で「だいぶつー」(←字にすると伝わらないが、少し馬鹿にしたような感じ)と言い、「そしたら後ろから乗って」と言った。このバスは後ろから乗るタイプらしい。同じ地域を走る同じ会社のバスが違うシステムをとっているというのは利用客の混乱の元だと思う。まさに神経性バスである。バスはわずかな客を乗せたり降ろしたりして鎌ヶ谷大仏に到着。なお、私はこの「だいぶつー」のインパクトを受け、これから鉄道と並行した路線バスに乗ること(特に短い区間)を「大仏」と言うことにする。
この前日は酒を飲んで帰宅したのが12時。5時半に起きて、天気予報は雨。中止という判断もできたが、間に合う時間に起きることができたのは天啓と考え、決行した。それが失敗。三咲では俗に言う「大仏の屈辱」に遭い、鎌ヶ谷大仏では北に向かうバスがなく、初富まで歩いても事態は好転せず、結局ここで打ち止めとなってしまった。自宅に帰って調べてみても、ここからでは船橋方面に行くしかなさそうで、私が描いていた経路に路線バスはなかったのである。無計画のツケをここで払わされた格好だ。