bc20. 瀬戸内横断編5 田尻→防府 2001/07/21

行程

田尻駅(広島県廿日市市)←bc19
 ↓広電バス(190円・約10分)
下更地(広島県大野町)
 ↓広電バス(160円・約10分)
宮島口(広島県大野町)
 ↓広電バス(560円・約30分)
大竹栄町(広島県大竹市)
 ↓中国JRバス(240円・約15分)
岩国駅(山口県岩国市)
 ↓防長バス(1040円・100分)
徳山駅(山口県徳山市)
 ↓防長バス(540円・55分)
防府駅(山口県防府市)→bc21

詳細

#138 田尻駅→下更地  広電バス  190円  7:30発  約10分

昨日降りた阿品駅バス停でバスを待つ。かなり暑かったので日陰で待っていた。私が乗る下更地行きの1分後に阿品台北行きが発車する。下更地行きに乗るのは私含め二人だった。途中までは昨日来た道を逆行する。右に曲がれば阿品台西に向かう道を左に曲がる。住宅街の道を進むと大野町に入った。住宅地が途切れ、右に曲がり、新幹線の線路の下をくぐってしばらくすると終点下更地に到着。

#139 下更地→宮島口  広電バス  160円  8:12発  約10分

下更地の一つ前にある更地バス停の近くのコンビニエンスストアで時間をつぶす。涼しい。下更地バス停に戻り、しばらくするとバスがやってきた。そこそこ人が乗っていた。国道2号線に合流すると、宮島口を目指して走る。バスは宮島行きの船の乗り場の近くに着いた。田尻から宮島口まで電車で行けば一駅の区間なのに、このようにバスを乗り継いでいくとは、我ながらどうかと思う。ここでは20円の割引の恩恵を受ける。

#140 宮島口→大竹栄町  広電バス  560円  9:05発  約30分

宮島口は土曜日ということもあってか、朝早いながらけっこう賑わっていた。宮島に渡るには少し時間がなかったので、今回はパス。子どもの団体がバス停の前で大勢集っている。同伴者の腕章を見ると環境省の何かみたいだ。他にも家族連れなどもいた。そこはバス乗り場なのだが、そのことを意識している人は少ないようだ。バスはやって来て、なぜか2分遅れて出発。乗客は私一人。古いバスで、やはりラジオがかかっていた。神足裕司がパーソナリティをつとめるラジオ番組であった。大竹栄町まで乗っていた人は私含め四人。大竹の街に買い物に来た客らしかった。

#141 大竹栄町→岩国駅  中国JRバス  240円  9:54発  約15分

大竹栄町でバスを待つ。ここには岩国市営バスも乗り入れる。県境を越す市営バスは珍しいが、三県にまたがる鳴門市営バスには負けるだろう。JRバスでここから大竹に行く便は1日1本(土曜日は2本)で、大変貴重である。バスカードリーダーがあったので、持っていた共通バスカードを入れてみたが戻ってきた。バス車内で「共通バスカード発売中」という貼り紙があったが、ここではその正体がわからなかったので、とりあえず現金払いとする。知らぬ間に山口県に入っていて、選挙ポスターの顔が変わっていることでやっと気づいた。バスは盛況。岩国に買い物などに行く人たちであろうか。ほとんどの客が岩国駅で降りる。このバスは西岩国行きである。このあと岩国市営バスの案内所に行ったら、共通バスカードは山口県内の中国JRバスを初め、岩国市営バス、宇部市営バス、防長バス、サンデン交通、船木鉄道で使えるものだと判明。3,360円分使えるカードを3,000円で買う。

#142 岩国駅→徳山駅  防長バス  1040円  11:40発  約100分

岩国駅前の交差点に徳山行きバスの乗り場はある。発車のだいぶ前からバスが停まっていた。ラジオがかかっており、高校野球の山口大会の模様が流れていた。そういえばそんな時期である。手に汗にぎる接戦である。試合は延長戦に入り、バスが発車してからも白熱した戦いが繰り広げられたが、放送時間が終了してしまった。「快速」と名乗っているだけあって岩国を出ると市営バスのバス停がある場所を通り過ごす。岩国駅の次が裁判所前で、ここまでかなりの距離がある。おそらく岩国市営バスの営業権を守るための措置であろう。錦帯橋にはさすがに停まり、乗ってくる人も多かった。このうち地元のご老人が大量に乗ってきて、すぐ降りていった。一人旅の若者、彼はバスの中で大型時刻表を見ていたのだが、は新岩国駅で降りていった。高校生も乗ってきたのだが、おそらく自宅の最寄りバス停で降りていった。男女二人組の観光客は徳山まで乗っていった。南河内までは錦川に沿い、そこから峠を抜けると、ほぼ岩徳線に沿って走る。3市3町にまたがる長大路線である。それでいて運賃は驚きの1040円。ちなみにJRだと岩国−徳山間は950円。それでも、岩国から徳山まで通しで乗る人は少ないだろう。徳山市に入ると街へ向かう人で再び混みだした。

#143 徳山駅→防府駅  防長バス  540円  14:35発  約55分

徳山からは今日のラストランナー、普通防府行きに乗る。特急バスもあるが、もちろん乗るのは普通便だ。ノンステップバスだった。買い物帰りと思われる女性が主な客層だった。すぐ降りるかと思ったのだが、なかなか降りない。結局、彼女が降りたのは富海を過ぎたあたりからだった。この国道2号線も以前は交通量が多かったのだろうが、山陽自動車道ができたことによってだいぶ交通量が減ったのではないだろうか。概ね快調に終点防府駅に着いた。駅前がだいぶ整備されていた。このバスも540円で、JR徳山−防府間480円と比べても遜色ない。

補足

防府に着いた時間が早かったので、この後でJRに乗って厚狭とか宇部とかに行った。

集計

注釈


初出 : 2001/07/28
最終更新 : 2003/09/13
自由活動領域 >  路線バスの旅 >  連続編 >  第20回