bc21. 瀬戸内横断編6 防府→下関 2001/07/22

行程

防府駅(山口県防府市)←bc20
 ↓中国JRバス(790円・約35分)
山口駅(山口県山口市)→bc47
 ↓中国JRバス(1130円・約60分)
秋芳洞(山口県秋吉町)
 ↓サンデン交通(1730円・約120分)
下関駅(山口県下関市)→bc22

詳細

#144 防府駅→山口駅  中国JRバス  790円  7:10発  約35分

防府から山口に向かうバスはけっこう本数が多い。防府駅からは5人ほどが乗って、若者も私を含め3人いた。途中のバス停からもけっこう人が乗ってくる。山口インター付近までは国道262号線を走る。立派な国道だった。途中の集落からの乗る人もいるし、降りる人もいる。本数が多いだけに、けっこう利用客は多いようだ。山口市内に入るとぽつりぽつりと人が降りていく。山口市内の施設をまわって、結局山口駅まで乗ったのは私一人だった。このバスは津和野・秋芳・萩ゾーンの周遊きっぷで乗ることができる。私はその周遊きっぷを持っていたので、降車時にその切符を運転士に見せた。

#145 山口駅→秋芳洞  中国JRバス  1130円  8:20発  約60分

山口駅といえば、忘れもしない1997年の夏。日本縦断の旅の折、山口線で益田まで行こうとしたら、大雨で不通になって立ち往生したという思い出がある。結局、そのときはバスで萩に抜けた。 山口駅はあの頃とあまり変わっていなかった。今度乗るバスも周遊きっぷで乗ることができる。早めにやってきたバスに乗っていると、ちょうど山口線の電車が駅に到着したらしく、駅舎から人がでてきた。けっこう人が多いなと思っていると、その人たちがぞろぞととバスに乗ってくるではないか。女性が多かったが、男性もいた。しかも、皆正装をしていた。黄色い紙を持っていた人が多くて、何かの試験があるようだ。なんか私だけ浮いている。商工会館前にバスが着くと、私以外の全員の客が降りていった。皆、同じ目的でバスに乗っていたようだ。一人になってしまったが、ほど近い湯田温泉通で多くの観光客が乗ってきた。近くに「スナックバス停」というスナックがある。観光目的とおぼしき団体客が乗ってきて観光路線っぽくなってきた。途中で乗り降りした地元の人もいたが、ほとんどの人が秋芳洞を目指す客だった。

#146 秋芳洞→下関駅  サンデン交通  1730円  10:30発  約120分

秋芳洞を見学した後はとうとうラストランナー、下関行きに乗る。このランナー、実に2時間のロングランで、これほどの長時間乗車は路線バスの旅始まって以来となる。まさに、この旅のラストにふさわしい。そうして気合いを入れて乗るバスであるが、秋芳洞から乗ったのは私一人だった。次のバス停で地元の人を何人か乗せる。まずは美祢を目指してバスは行く。美祢から秋芳洞へ向かうバスには以前に乗ったことがあったが、あれはJRバスだった。美祢市街で多少乗り降りがあった。JRバスは駅前のロータリーにバス停があったが、サンデン交通は駅からは少し離れた場所にバス停がある。美祢を出るとほぼ美祢線、厚狭川に沿って南下する。客は少ない。厚保で西に進路を変更する。美祢西インターチェンジを少し過ぎたあたりで、ニュージーランド村という施設の敷地内に入っていった。ニュージーランドに関係したテーマパークだと思われるが、ここで乗り降りする人はいなかった。駐車場に停まっている車も休日にしては少なかった。次の湯谷温泉では年輩の女性が何人か乗った。ここから下関市である。木屋川に沿って走ると、小月に至る。小月駅では秋吉のあたりから乗っていた人が降りていった。ここで何分間か停車した。小月まで来るとだいぶ終点が近づいたことを実感する。少し行くと、「ゆめタウン長府」へ行くために大きく寄り道をする。それなりに乗る人はいた。食事を供する店がいくつかあり、だいぶ空腹なので立ち寄りたい気持ちもあったが、がまんする。その後は国道9号線を走るのだが、さすがに人が多く乗ってきた。ここまで来ると下関市内の近郊路線と変わらない。そのうち海が見えてきた。九州も見えてきた。唐戸で半分くらいの人が降り、終点下関駅に無事到着した。

補足

この日は余裕だった。秋芳洞に入る余裕すらあった。全て時刻表に載っているようなメジャーな路線だったということもある。何はともあれ、三原から三日間で無事下関に来れたのでめでたいということで、近くの店で一人祝勝会を開いた。ワインなんか頼んでみたりした。

帰りは近くをまわった後、小郡からひかりとのぞみを乗り継いで東京へと帰った。

集計


初出 : 2001/08/14
最終更新 : 2003/09/13
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