山口駅(山口県山口市)←bc21 ↓中国JRバス(170円・約5分) 県庁前(山口県山口市) ↓防長交通(1060円・約80分) 津和野駅前(島根県津和野町) ↓石見交通(860円・約65分) 益田駅前(島根県益田市) ↓石見交通(940円・約80分) 浜田駅前(島根県浜田市)→bc48
中尾口行き。どこかから来たバスで、既に数人が乗っていた。次の米屋町で降りる人が多かった。県庁前まで、あっという間だった。
湯田温泉から津和野を結ぶバス。古い観光バスのタイプで、ドリンクホルダーやフットレストもついていた。このバスは山口駅には停まらない。既に数人が乗っていたが、山口市内でほとんど降りた。もう二人津和野まで行くという人と私だけで、それ以上乗客はいなかった。そういう状況なので絶えず時間調整をしていたが、この運転士さんが熱心で、バスカードの購入を勧めてきた。このバスカードは山口県のバスは共通で使うことができるが、私はこのバスは石見交通の運行だと勘違いしていたくらいで、もし防長交通だと知っていたら前のバスに乗る時点でカードを買っていただろう。ここで買ってもこれ以上使わないのでまあいいやと思っていたのだが、これだけ得をするという計算までしてくれたので、1000円のバスカードを1枚購入した。これで1060円払うべきところを1000円で乗れたことになる。バスは9号線を北上。願成就温泉を過ぎると島根県に入る。すぐに津和野駅前に着いた。
津和野は観光地らしく人がいっぱいいた。しかし、津和野から益田医王寺に行くバスに乗ったのは私一人だった。津和野駅前の次は「フリーバス停車地」であった。「フリーバス」と書かれたバスポールも立っていた。運賃表にも「フリーバス」と書かれている。どこでも乗り降りできることを意味のだと思うが、フリーバスと単独でことさら強調するのはあまり例がない。しばらくは正規の停留所とフリーバス停車地がサンドウィッチになっていた。日原町内で1人乗車。益田市内で4人乗車。実は日原から益田までは昨日、特急バス広益線に乗って通っているのだが、そのときは夜だったので、今回初めて通ったのも同然である。そのときに買ったバスカードで精算。
益田医王寺から来たバス。益田駅前と近くにSATYがある日赤前で乗る人が多く、そこそこ盛況だったが、だいたいの人が益田市内で降りていった。周布あたりで乗り降りする人がいたが、それ以外は人が乗らない。浜田市内に入っても、バスを待っている人はいたが、このバスには乗らなかった。浜田市は割と大きな街で。市街地に入ってから駅に着くまでそこそこの距離があった。
山陰を東に進む。石見地方は5年半前に益田に少し寄っただけで、しかもそのときは山口線が運休になるくらいの台風に襲われたので、初めてきたと言っても差し支えないくらいである。東京からは遠いが、ひっそりとしていてなかなかいい場所であった。