浜田駅前(島根県浜田市)←bc47 ↓石見交通(560円・約35分) 江津駅前(島根県江津市) ↓石見交通(970円・約75分) 大田バスセンター(島根県大田市)←bz06 ↓石見交通(1030円・約80分) 出雲市駅(島根県出雲市)
浜田市内から来たバスで、乗客がけっこう乗った状態で浜田駅に到着した。浜田駅前で乗ったのは私だけ。降りたのは一人を除いて全員だった。もう一人残っていた人もすぐに降りてしまい、一人きりになってしまう。浜田から江津まで行くバスは30分に1本ある。これはかなりの頻度だと言える。アクアスという水族館の前を通るのだが、「アクアス前」という新設のバス停と「西波子」という既存のバス停がほぼ同位置にあった。江津市に入ると乗ってくる人が多くなる。これだけの頻度で運行している路線だけに、それなりに需要があるのだろう。ところが、終点江津駅前の一つ手前の江津市役所前で全員が降りてしまった。最後の最後で一人になり、終点に着。
先ほど乗ったバスは浜田営業所の管轄だが、今度乗るバスは大田営業所の管轄である。そういうこともあってか、バス停に貼ってある時刻表のフォーマットも少し違った。江津市内から来たバスで、既に何人か乗っていた。駅前では私ともう一人が乗車。しかし、すぐに降りてしまう。ここで一人お年寄りが乗車。「大田までお願いします」と言っていたので、通しで乗るのだろう。あまり人が乗り降りしないので、時間が余って時間調整を何度かした。温泉津では駅まで入り、温泉街には入らない。温泉への道は狭いのだったか。駅前には小型のマイクロバスが停まっていた。温泉津駅前では乗り降りがあった。仁万では駅前まで乗り入れる。駅前まで乗り入れない場合と5分くらいロスしているので、乗降客がいないとかなり空しいが、乗客が二人いた。仁万から大田へは区間便が何本かある。大田市内に入り、ロックタウン大田という複合商業施設に入る。こういった郊外の商業施設にバスが乗り入れるケースが増えている。ここで降りる客は思ったよりも多くなく、だいたいの人が大田バスセンターで降りた。バスカードには乗り継ぎ割引があるということは書かれていたが、その詳細が不明だった。今回、前とのバスとの乗り継ぎ割引が適用されたようで、通常運賃よりも20円少ない額がカードから引かれていた。
大田バスセンターはかなり古い建物だった。昔はここから松江まで行くバスがあったようである。今では出雲まで行くバスも休日は一日に2便だけである。大田バスセンターが始発なのだが、ここから大田市立病院に寄る。病院は川本方面にあるので、出雲市とは逆方向に向かうことになる。そして、大田市街を通り、ようやく国道9号線を出雲市方面に進む。乗っている側からすると大田市内をぐるぐるしているように感じた。大田市内ではそれなりに人が乗っていたが、多伎町の西のはずれにある越堂を最後に、乗客は私一人になった。普段はここから先は誰も乗らないのだろう。多伎町、湖陵町を経て、出雲市に入る。市街地は渋滞していた。久しぶりに都会に来た感じである。それでもそれなりに流れて、終点出雲市駅に到着。
3本と少なかっただけあって、順調に乗り継ぐことができた。最初、浜田から江津までは有福温泉経由で行くつもりだったのだが、現地に行ってダイレクトで結ぶバスあることがわかり、そちらに乗ることにする。やっぱり、現地に行ってみないとわからないことがある。それに柔軟に対応できるか、判断力が必要となってくる。ある意味、そういった訓練の場でもあるわけだ。
もっとも今回の場合は、そこで一泊したのだから熟考する時間はいくらでもあったわけだが。