中条駅前（新潟県中条町）←bc45 ↓越後交通北（570円・約40分） 坂町駅前（新潟県荒川町） ↓越後交通北（440円・約25分） 下関営業所（新潟県関川村） ↓越後交通北（680円・約40分） 村上営業所（新潟県村上市）
中条営業所から来たバスに乗る。小型のバスで「新交北貸切」と書かれていた。中条駅前の時点では私以外誰も乗っていなかったが、中条中央病院で一人乗車。この人は乙という集落で降りた。乙は国宝大日如来がある場所で、旅館もあった。かつては乙村だったが、今は中条町に属している。桃崎浜という集落に立ち寄る。あまり浜という感じではないが、地図で見ると浜は近いようだ。ここで運転士にどこまで行くか聞かれる。桃崎浜の時点では乗客は一人だったが、その後で坂町に行く人が何人か乗ってくる。皆、坂町駅前で降りる。ここで運賃表を見る。新潟交通北は紙の時刻表が貼ってあるだけなのでわかりづらいのだが、なんと胎内温泉行きの運賃表が貼ってあった。仕方がないので聞いて運賃を払う。
時間が有り余っていたので、ＪＲに乗って時間をつぶす。坂町に戻り、下関行きのバスに乗る。今度は年季が入った大きめのバスだった。床が木である。乗客は私一人。まずバスは坂町病院に向かう。この坂町病院の近くには薬局がいくつかあったが、なんとドライブスルーの薬局があった。初めて見た。その後バスは下関へと向かう。米坂線と並行するが、あちらも本数が少ないから互いに補完しているのだろう、と勝手に思っていたが、このバスに乗ってくる人は誰もいなかった。そのまま終点下関営業所に到着。
ここでもだいぶ待ち時間があったので、昼食を食べて温泉に入る。営魚所に戻り待合室でストーブにあたりつつバスを待つ。村上営業所行きのバスに乗ったのは私ともう一人地元の方。下関から村上まで通しで乗ったのは私一人で、途中から三人ほど乗ってきた。途中、ちょっとした集落を通ったので村上市の一部かと思ったら、神林村の一部だった。村上の市街に入り、城下町らしい古い街並みを通り、村上駅に立ち寄った後、終点村上営業所に着。
このあと、村上から北中という集落までバスに行き、そこから更に北上して山形県を目指す予定だった。しかし、村上営業所で聞いてみると、北中で北に行くバスには接続していないとのこと。どうも今年の10月１日にダイヤが変わり接続はしなくなったらしい。１時間待てば乗れるのだが、見知らぬ集落に夕方１時間も待つのはどうかと思いここで終わりにすることにした。個人的には新潟県まで来られただけでも満足で、ここまで来られて万々歳である。山形県へは別のアプローチで行くことにした。
ちなみにこの日は雨。このシリーズの後半は雨にたたられた。