須賀川駅前(福島県須賀川市)←bc31 ↓福島交通(610円・約35分) 郡山駅前(福島県郡山市) ↓福島交通(680円・約35分) 本宮駅入口(福島県本宮町) ↓福島交通(680円・約30分) 岳温泉(福島県二本松市) ↓福島交通(530円・約30分) 二本松駅入口(福島県二本松市) ↓福島交通(800円・約80分) 福島駅東口(福島県福島市)→bc33
須賀川駅から国道4号線に出て、そのまま国道をひた走る。国道沿いには家もけっこう多く、利用者も少なくない。もっとも、多いとは言えない。郡山市内はさすがに道が混んでいて、ほんの少し遅れて郡山駅に到着。このバスにも、石川から須賀川までのバス同様、ICカードリーダーがついていた。郡山管内のバスにはカードリーダーの配置を進めているようだ。
回数券を買う。迷った挙げ句に200円と80円のそれぞれ11枚綴りを買う。余らせるのはもったいないので、必要最小限の回数券を買うことにした。郡山管内ではICカードを導入しているため、紙の回数券の取り扱いはしないという張り紙がしてあった。それでも売っていた。これから無くしていく方向に向かっているのだろう。本宮営業所行きのバスには七、八人の人が乗った。旧道経由というだけあって、いかにも旧道っぽい道を走る。日和田までは30分に1本のバスが走っていて、このあたりで降りる人は多かった。本宮町内まで乗っていた人は私含め四人。本宮駅入口で降りたのは私のみ。
岳温泉はそれなりの観光地のはずなのだが、本宮駅から岳温泉に行くバスは日曜祝日運休である。周辺自治体が福島交通に運行を依頼しているようなバスなので、観光どころではない。岳温泉へは二本松から行く人がほとんどなのだろう。本宮の町中を出た時点で乗客は3人。意外に早い時点で大玉村に入る。この大玉村、いかにも日本の農村という感じがいい。つい途中下車したくなる雰囲気である。村中の中心街を走っていても、信号機は一つもなかった。私以外の乗客は皆大玉村内で降りた。こうなると、もう誰も乗ってこなかった。
岳温泉はニコニコ共和国と銘打ってある。「国会議事堂」である観光案内所には、日本時間とニコニコ共和国時間をしめす時計がある。日本時間とニコニコ共和国時間の時差は1時間。共同浴場に入って、出ると、ちょうどバスが出発するところだった。日本時間の14時40分にニコニコ共和国国際バスターミナルを発車するバスに乗る。このバスは原瀬経由で、普通の便より少し時間がかかる。時間はかかるが運賃は一緒なので文句はない。国道から離れて、いよいよ原瀬経由の本領発揮だ。原瀬には小学校があった。その後、東北自動車に沿う細い道を通り、町中の細い道を通り、途中から乗る人もいたりで、二本松駅入口に到着。一人を除いて全員が降りた。
時間があったので二本松の街を散策。時間になり、バス停に行くが、目の前の道は混んでいた。バスも5分遅れで到着。私を含め二人が乗車。安達町に入ると、高村智恵子の生家がある。けっこう観光地として売り出しているようだ。安達町を出ると福島市に入る。松川駅をかすめて、国道4号線に入る。かなり立派な道だ。県立医科大学もけっこう立派な施設だったが、ここらへんでメモ帳が見あたらなくなり、懸命に探していたので、まわりの景色を見る余裕がなかった。松川からここまで乗客は私一人だったが、いかにもニュータウンといった蓬莱団地で何人か乗ってきて、メモ帳を探すのをあきらめた。伏拝あたりから道が混んでくる。混むのは逆方向かと思ったが、福島方面に向かう車線の方が混んでいた。結果的には定時より15分ほど遅れた。遅れたといってもそんなものである。
本文にも書いたが、メモ帳をなくしてしまった。消えたと言った方がいいかもしれない。路線バスの旅、区役所めぐりの記録が書かれてある。基本的には全てhtml化してあり、身元が割れるようなことも書いてないのでそれほど痛手ではないのだが、見られるとそれなりに恥ずかしい。