福島駅東口(福島県福島市)←bc32 ↓福島交通(800円・約45分) 藤田総合病院(福島県国見町) ↓福島交通(210円・約10分) 貝田駅入口(福島県国見町) ↓徒歩 越河清水(宮城県白石市) ↓宮城交通(480円・約25分) 白石駅前(宮城県白石市) ↓宮城交通(670円・約40分) 大河原駅前(宮城県大河原町) ↓福島交通(670円・約20分) 村田営業所(宮城県村田町)→bc34
福島駅の時点でけっこう人が乗っていた。しかし、福島市内で降りる人がほとんどだった。福島競馬場の前を通る。レースがある日などはたいへん賑やかなのだろう。伊達町、桑折町と乗る人が何人かいて、藤田総合病院で全員が降りた。私以外は皆病院の中に入っていった。病院はかなり大きかった。
時間があったので、藤田の街を一周する。藤田は国見町だが、藤田総合病院は桑折町の町境に近い。公立となっているので、周辺自治体が協力して運営しているのだろうか。通院バスというのが運行されていて、それに乗る人、それを待つ人がけっこういる。福島交通の貝田行きに乗るのは私一人だった。あと一時間後に貝田・越河方面の通院バスが発車するようである。途中から乗ってきた「常連」らしき人を加え計三人。貝田の集落で二人が降り、終点の貝田駅入口で私一人が降りる。折り返しとなるバスを待っていた人が一人いた。
基本的に県境は歩いてまたがないというのがルールなのだが、福島・宮城県境を越える路線バスはないので、仕方なく歩くことにする。距離自体は短く、歩道も整備されているのでさほど苦ではない。ただし交通量は多い。車の排気ガスがひどいので、藤田で買っておいたマスクを着用する。マスクをするとしないとでは大違いだが、傍目から見るとかなり怪しい格好だ。貝田駅近くのガソリンスタンドで飼われていた犬に吠えられ、福島県を後にする。そして宮城県に入境。貝田駅入口から越河清水までは徒歩15分といったところか。越河清水ではかなり時間があったので、神社で休んだり、そこらへんを歩いたりしていた。越河の集落で藤田総合病院の通院バスらしきマイクロバスを見かけた。
白石から越河を回ってそのまま白石に戻るようなダイヤである。既に一人乗っていた。越河清水から越河駅前までは無停車で、越河駅前で数人が乗る。年寄りが多い。途中、斎川という鉄道の駅がない集落を通る。そこそこ大きい。白石市南部は越河にしか鉄道の駅がない。それゆえに白石市南部から市中心部に向かう人たちで、けっこう利用されているのだろう。
白石から乗る人は誰もいなかった。途中で二人が乗る。児捨橋から田中前まではフリー乗降区間である。フリー乗降区間は正規のバス停の間隔が大きいようである。フリー乗降区間で一人下車。蔵王町内で一人下車。遂に一人になる。白石から大河原までは普通はJRで移動するわけだから、いつものこととはいえ、何ともいたたまれない気持ちになる。大河原町内の免許センターバス停で若者が四人乗った。彼らはバスを普通に使っている。全員が終点大河原駅前で降りた。
既にバスは来ていて、客もけっこう乗っていた。高校生が多い。最終的には立つ人も何人かいるほどである。このバスはバスカードが使えるようである。途中ので大河原町総合体育館前バス停でまた人が乗ってきた。ショッピングセンターが近くにある。村田町内に入ると降りる人が出始めるが、乗る人もいて依然として混んでいる。そんな状態のまま村田営業所に着。
この日は夜行バスで白石まで行った。そこから引き返す形で福島へ。夜行バスは狭い座席だし、白石に着いたらかなり寒いし、で参った。遠征続きで節約したというのもある。
村田から仙台行きのバスに乗ろうと思ったのだが、なんと仙台行きのバスは明日の朝までなかった。鉄道のない街から県都仙台へ行くバスだからけっこう本数があると思っていたのだが。あとで宮城交通のホームページで調べてみると、3月8日までは夕方にも仙台行きのバスがあったようである。結局この日はバスで大河原まで戻り、帰路についた。