関東一周の旅 第1回 川崎→稲毛海岸 2008/06/28

行程

川崎駅(神奈川県川崎市)
 ↓京急羽田バス(210円・約25分)
羽田特別出張所(東京都大田区)
 ↓京急羽田バス(210円・約15分)
大森海岸(東京都大田区/東京都品川区)
 ↓京浜急行バス(210円・約30分)
テレコムセンター駅前(東京都江東区)
 ↓東京都交通局(200円・約15分)
新木場駅前(東京都江東区)
 ↓東京都交通局(200円・約10分)
東陽町駅前(東京都江東区)
 ↓東京都交通局(200円・約20分)
臨海町三丁目(東京都江戸川区)
 ↓東京都交通局(200円・約15分)
葛西駅前(東京都江戸川区)
 ↓東京都交通局(200円・約15分)
今井(東京都江戸川区)
 ↓京成バス(160円・約5分)
相の川(千葉県市川市)
 ↓京成トランジットバス(310円・約20分)
本八幡駅(千葉県市川市)
 ↓京成バス(400円・約30分)
市営霊園(千葉県市川市)
 ↓京成バス(370円・約35分)
西船橋駅(千葉県船橋市)
 ↓京成バス(220円・約30分)
京成船橋駅(千葉県船橋市)
 ↓京成バス(230円・約25分)
津田沼駅(千葉県習志野市)
 ↓京成バス(230円・約10分)
第七中学校(千葉県習志野市)
 ↓京成バス(200円・約10分)
幕張西二丁目(千葉県千葉市)
 ↓京成バス(160円・約10分)
海浜幕張駅(千葉県千葉市)
 ↓京成バス(160円・約15分)
稲毛海岸駅(千葉県千葉市)

序文

今回から複数回に渡って路線バスによる関東一周の旅を行うことにした。関東、すなわち茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県をぐるっと路線バスで一周する。

出発地は、路線バスの旅の聖地、川崎にすることにした。聖地と言っても勝手に私がそう思っているだけで、単に路線バスの旅シリーズで川崎に来ることが多かったというだけのことである。川崎に6時半前に来る必要があり、自宅最寄り駅の志木を始発電車に乗ればその時刻に着くのは可能であったが、長い行程を鑑みて、前日に川崎に泊まることにした。ここまで来たらもう後には退けない。

詳細

01.川崎駅(6:30)→羽田特別出張所(6:48)  羽田京急バス  210円  約25分  (#577)

▼[空51]羽田空港行き

長い道のりとなる関東一周の旅、まず初めに乗るバスは川崎駅始発の羽田空港行きのバスである。ここから臨海副都心までは単発編 第17回 関東五都県踏破之巻と同じルートを通ることになる。初めて乗るバスではないので、乗るほうも気が楽である。乗って運転士に行き先を申告し、バスカードで運賃を払う。さすがに羽田空港まで行く人が多い。前回乗ったときは空港行きにふさわしい2×2のシートだったが、今日乗ったのは普通にそこらへんを走っているような座席数の少ないタイプのバスだった。川崎から羽田空港までの交通機関は京浜急行電鉄が直通便を増やしたこともあって、だいぶ電車にシフトしたと考えていいのかもしれない。

川崎市内の途中のバス停で客を乗せて、六郷橋を渡って多摩川を越えて東京都に入る。橋を渡ると国道15号線から離れ、六郷、羽田界隈の狭い道を東に向かって走っていく。東京都に入って乗る人も何人かいたが、降りる人もいた。私は羽田特別出張所バス停で降りる。定刻よりも5分ほど遅れていた。バスを降りて本当に目の前に羽田特別出張所がある。

02.羽田特別出張所(7:06)→大森海岸駅(7:22)  羽田京急バス  210円  約15分  (#578)

▼[森21]大森駅東口行き

羽田空港行きを降りたバス停と今度乗る大森駅行きのバス停は少し離れているので、歩いて移動する。このあたりも以前来たので勝手は知っている。羽田空港から来た大森駅行きの先客は一人だった。羽田特別出張所で私ともう一人が乗る。ここからしばらくはバス停ごとに停まって人が乗ってきた。大森警察署のあたりでまだ国道15号線と合流する。平和島駅で少し人が乗り降りし、少し進んで左に曲がって大森海岸駅に到着。ここで降りる。

現地ではバス停名が「大森海岸」となっていたが、京浜急行バスのサイトでは「大森海岸駅」となっていた。どちらが本当かはわからないが、本サイトでは「大森海岸駅」としておく。

03.大森海岸駅(7:32)→テレコムセンター駅前(7:54)  京浜急行バス  210円  約30分  (#579)

▼[森30]船の科学館行き

大森海岸駅バス停は何区に存在するかとなると、大田区が大森と蒲田の合成地名なので完全に大田区かと思っていたら、前に書いたテキストには品川区と書いていた。実は大森海岸駅から大森駅に向かう道路が区境になっていた。だから、先に降りたバス停は大田区に存在し、今度乗るバス停は品川区に存在するということになる。

次に乗るのは船の科学館行きのバスである。このバスが1日3本しかない。実は大森の時点では船の科学館行きなのだが、実際は循環系統になっていて大森から臨海副都心を一周してまた大森に戻ってくるようになっている。大森駅から来たバスはそれほど人は乗っていなかったが、大森海岸で十人弱が乗った。前回乗ったときは気がつかなかったが、大森海岸を出てすぐのところに鈴ヶ森刑場跡が見える。次に停まるのが大井競馬場駅前である。ここでは誰も乗らなかったが、次の中央公園で乗る人がいた。大井入口で首都高速湾岸線に乗り、東京湾トンネルをくぐって次の臨海副都心出口で降りる。以前来たときは「13号地出入口」という名前だったが、2007年12月に名前を変えたとのこと。臨海副都心に入り、台場駅前で降りる人が多かった。東京テレポート駅前で私以外の客は全員降りた。私は次のテレコムセンター駅前で降りる。

04.テレコムセンター駅前(8:44)→新木場駅前(8:58)  東京都交通局  200円  約15分  (#580)

▼[急行05]錦糸町駅前行き

テレコムセンター駅前バス停で降りて次のバスまで時間がある。オフィスビルがいくつかあるが今日は土曜日なので基本的に機能していない。入るつもりは全くなかったが、近くにある大江戸温泉物語に行ってみたら、営業は9時までなのだが、入場は7時までのこと。入るつもりがあっても入れなかった。夜をここで明かした風の人が何人が出ていったのを見た。なお、テレコムセンター駅はそこそこ長い名前の駅だが、信号機の横にある地名表示は「テレコム駅前」と略されていた。

テレコムセンター駅前から錦糸町駅前行きのバスに乗る。このバスは土日休日しか運行されておらず、しかも私が乗る8時44分発が第一便である。急行と言っても東京ビッグサイト東棟から新木場駅前までノンストップで走るだけで、新木場駅前から先は各停に停まる。ここから都営バスにいくつか乗るので、一日乗車券を買うことにする。都営バスの場合はPASMO、SuicaといったICカードに一日乗車券の機能を付加することができる。便利な世の中になったものだねぇ、と言いたいところだが、私が買おうとしたらなぜかエラーが出て付加できなかった。仕方がないので、従来からある紙の一日乗車券を買った。東京ビッグサイトから新木場までノンストップというのは確かに長い距離を飛ばしているように思うが、まわりはだいたいが倉庫群で、りんかん線も並走しているので、停まる意味はあまりないとも言える。私は新木場駅前で降りたが、ここまでで降りる人はいなかった。新木場駅前から乗る人はいた。

05.新木場駅前(9:46)→東陽町駅前(9:54)  東京都交通局  200円  約10分  (#581)

▼[木11]東陽町駅前行き

新木場に着いて少し脱線して、次に乗るのは東陽町駅前行きである。このバスは実際は東陽町駅前から新木場駅を過ぎて新木場の南側をぐるっと一周してまた東陽町駅前に戻るバスである。定刻よりも5分くらい遅れてやってきた。携帯電話から見られるバスロケーションシステムで随時確認していたのだが、定刻が過ぎて数分するともうバスが行ったことになっていた。新木場駅前で乗る人は十人くらいいたが、バスが進むにつれぽつぽつと人が降りていく。かつてゴミ埋立地として名前が通っていた夢の島を通過する。今では人々が憩う場となっている。日曹橋交差点を左に曲がると貨物線の踏切を通る。旅客線の路線図はだいたい頭に入っているが、貨物線まではよく知らないので、突然予期せぬ線路があると少し驚いていてしまう。

06.東陽町駅前(11:19)→臨海町三丁目(11:37)  東京都交通局  200円  約20分  (#582)

▼[錦22]臨海車庫行き

東陽町では次のバスまで時間があったので、コーヒーショップに入って時間をつぶした。次に乗るのは臨海車庫行きのバスで、このバスは運転本数が少ない。このあたりを走るバスとしてはマイナーなバスなのだ。バス停にあった乗り場案内図にこのバスの乗り場が書いていなかったという点からしてマイナーぶりがうかがえる。ちなみに今乗る便が今日の第1便である。東陽町駅前から乗ったのは私だけだったが、錦糸町駅前から来たバスに乗っていた人は多数で、空席のほうが少ないくらいだった。日曹橋交差点までは先ほど来た道を戻る形になる。清砂大橋を渡って荒川を越える。右手には海が見える。ここから江戸川区になる。西葛西駅南バス停で降りる人が多かった。私はもう少し南に下って臨海町三丁目バス停で下車。ここまで来ると住宅もあまりなく、まさに臨海という雰囲気だ。最寄り駅はJR京葉線葛西臨海公園駅になる。

07.臨海町三丁目(11:50)→葛西駅前(12:02)  東京都交通局  200円  約15分  (#583)

▼[臨海28乙]葛西駅前行き

臨海車庫から来た葛西駅前行きのバスに乗る。先客はいなかった。堀江団地あたりから人が次々に乗ってくるが、短い路線なので最終的にそれほど乗客は増えなかった。葛西駅前のバス降車場直前の交差点から葛西駅前に着くまでに3分くらい時間がかかった。直進する車が多い中で右折しなければならないのでそれだけ時間がかかるのだ。時刻表を見るとその分の時間は考慮しているようだが。葛西駅前はバス乗り場の工事をしていた。

08.葛西駅前(12:11)→今井(12:21)  東京都交通局  200円  約15分  (#584)

▼[新小22]新小岩駅行き

葛西駅前始発の新小岩駅行きのバスに乗る。十余人が乗った。しばらくは環七通りを進むが、右に曲がって細い道を進む。旧江戸川と並走して、瑞穂大橋を渡って新中川を越えてすぐのところにある今井で下車。降りる人は私ともう一人だけだったが、乗る人が6、7人いた。最寄り駅は都営新宿線一之江駅になる。このあたりでは「屋形船」という文字が目立った。

09.今井(12:46)→相の川(12:48)  京成バス  160円  約5分  (#585)

▼[瑞75]新浦安駅行き (南行徳線)

今井からは今まで延々と乗り継いできた都営バスから離れて京成バスに乗ることになる。都営バスと京成バスのバス停は少し離れている。バスに乗り、すぐ近くにある今井橋を渡って江戸川を越えると千葉県に入る。短い橋ということもあって、あっさり都県境を越えた。今井から二停先の相の川で下車。このバスは前乗りで行き先を申告して乗るタイプなので、乗るときにそう申告しておいた。乗客は十人くらいいた。

10.相の川(12:49)→本八幡駅(13:13)  京成トランジットバス  310円  約20分  (#586)

▼[浦安01]本八幡駅行き (浦安線)

相の川でも降りたバス停と乗るバス停が離れているので、乗るバス停の方向に向かって歩いていった。この乗り継ぎ時間はだいぶあると思っていてゆっくり歩いて、そのバス停に着いてのんきに写真を撮っていたら急にバスがやってきてびっくりした。どうも少し遅れていたみたいだ。今日乗ったバスは全部前乗りだったので前から乗ろうとしたのだが、このバスは中乗りだった。細い道を北東に向かっていく。乗ったときはそれほど客はいなかったが、どんどん乗客が増えてくる。かなり昔からありそうな行徳橋を渡って、京葉道路の下をくぐって、少し進んでTDKバス停で下車する人が多かった。TDKに用事があるのではなく、近くにある文化会館に行く人だろうか。ここまで来ると終点の本八幡駅は近い。バス停名は本八幡駅だが、駅からは少し離れた長崎屋の前の道路で降ろされる。本八幡駅南口も小さいながらもロータリーがありその気になればバスが入れそうなものだが、いろいろと事情があるのだろう。

11.本八幡駅(14:05)→市営霊園(14:38)  京成バス  400円  約30分  (#587)

▼柏井車庫行き (市川北高線)

本八幡駅南口から北口に移動して、市営霊園経由の柏井車庫行きのバスに乗る。次のバスまで時間があったので、駅前の店で昼食をとって一息つく。ニッケコルトンプラザへのシャトルバス乗り場に行列ができていた。バスもたいへん混んでいる。後で調べたら本八幡駅から徒歩10分だった。歩いたほうが早いのではないだろうか。

一本前のバスが発車した直後で乗り場に陣取ったので、結果的に列の先頭に並ぶことになる。発車時刻の14時5分になってもバスが来ない。結局、10分頃に本八幡駅着のバスが来て、客を降ろして、私たちが待っていたバス乗り場に着いて、バスが発車したのは15分頃になっていた。その間、長い列ができていた。結果的に立つ人もいるくらいに混んでいた。運転席にあった運行表をちらっと見ると、本八幡駅に14時ちょうどに着いて、14時5分に発車するという予定になっているようだ。いずれにしても破綻している。近くに京成電鉄の踏切があることも遅れにつながっているのだろう。バスが進むにつれて次々に人が降りていく。市川大野駅では乗ってくる人がいたが、すぐに降りていった。市営霊園で私を含むもう一人が下車し、客がいなくなったバスが柏井車庫へと向かっていった。

市営霊園のあたりは石材店が多くあった。確かに霊園に石材はつきものだが、それにしても多すぎるくらいに多かった。人家はほとんどないが、コンビニエンスストアは二軒ある。霊園に近いだけのことはあって、生花を扱っていた。

12.市営霊園(15:25)→西船橋駅(16:00)  京成バス  370円  約35分  (#588)

▼西船橋駅行き (柏井線)

市営霊園始発の西船橋駅行きのバスに乗る。おそらく柏井車庫から来たと思われるバスが定刻通りに乗り場にやってきた。このあたりは市営霊園以外にも霊園が多く、近くのバス停からも墓参帰りだと思われる客が乗ってきた。電車とバスを乗り継いで墓参に来ているわけで、都会の人はお墓に行くのもたいへんだ。進むにつれバスも混んでくる。京成中山駅とJR下総中山駅の中間くらいにある中山駅入口で降りる人が多かった。ここから少し渋滞に巻き込まれたが、ほぼ定刻通りに西船橋駅に着いたので、織り込み済みのことなのだろう。

13.西船橋駅(16:40)→京成船橋駅(16:52)  京成バス  220円  約30分  (#589)

▼[西船12]京成船橋駅行き (市内線)

西船橋駅のバス停には「ららぽーとリニューアルオープンのため渋滞が予想される」という貼り紙が貼ってあった。そのせいかどうかはわからないが、確かに渋滞した。定時どおりに走れば西船橋から京成船橋までは12分なのだが、それが倍以上の30分かかった。確かに道路は渋滞していた。特に市役所入口を越えてから京成船橋までの道路がひどかった。バスは西船橋駅から市役所入口まで行くバスが15分に1本、京成船橋駅まで行くバスが1時間に1本で、市役所入口まででほとんどの客が降りていった。西船橋駅から乗った人は多かったので、短区間でも需要のある路線なのだろう。

14.京成船橋駅(17:16)→津田沼駅(17:39)  京成バス  230円  約25分  (#590)

▼[船41]津田沼駅行き (東船橋線)

京成船橋駅のあたりは人も多い、車も多い。まさに繁華街である。そこでバスを待つが、定時に来る見込みはほとんどなかった。結局、17時28分頃にバスがやってきた。船橋駅始発なので、既に2人が乗っていた。駅を離れても道は混んでいる。道が比較的狭いということもあるのだろう。ようやくスムーズに動いたと思ったら、逆側の車線が混んでいる。位置関係からして、確かにららぽーとの影響があるのかもしれない。次は津田沼駅17時52分発のバスに乗りたかったのだが、もうあきらめムードである。律儀に東船橋駅に立ち寄るが、降りる人乗る人ともにいなかった。東船橋駅からは道もよくなってバスも飛ばし始めるが、ここまで来るともう終点津田沼駅は近い。着いたのは17時51分だった。パルコの脇の降車場で降りる。

15.津田沼駅(18:03)→第七中学校(18:13)  京成バス  230円  約10分  (#591)

▼[津51]新習志野駅行き (秋津団地線)

北口で降りて南口に移動し、新習志野駅行きのバスに乗る。1時間に5本の高頻度運転で、予定より11分遅れに留まった。遅れた場合のシミュレーションはしていなかったので、ここからは出たとこ勝負で進むことになる。私がバス乗り場に着いて少ししてちょうどバスがやってきた。乗り込んで発車を待つ間にどんどん人が乗ってくる。立つ人もでてきた。津田沼駅から南に進む道は広々としていて、渋滞とは無縁だった。津田沼高校、秋津小学校あたりで降りる人が多かった。このあたりは新習志野駅徒歩圏内と言ってもいい場所である。私は第七中学校で下車する。本当に中学校の近くにバス停があった。部活の声が聞こえてきた。

16.第七中学校(18:43)→幕張西二丁目(18:51)  京成バス  200円  約10分  (#592)

▼[幕11]幕張本郷駅行き (香澄線)

ここから次に乗るバスが来るのは約30分後だった。がっかりする。時間があったので今後の方針を検討したが、遅くなったとしても予定どおり稲毛海岸駅まで進んだほうがいいということがわかって、気を取り直して先に進むことにする。

新習志野駅から来た幕張本郷駅行きのバスに乗る。十人くらいの乗客がいた。乗る人がいたり、降りる人がいたりで、幕張西二丁目に到着。ここで降りる。次は終点の幕張本郷駅だが乗る人もいた。確かに、多少距離がある。ここで既に暗くなり始める。

17.幕張西二丁目(19:03)→海浜幕張駅(19:12)  京成バス  160円  約10分  (#593)

▼[幕01]マリンスタジアム行き (新都心幕張線)

幕張西二丁目で降りて、次に乗るバス停に向かうときにちょうど連接バスを見かけた。連接バスは簡単に言えば、バス2台をくっつけて大量輸送できるようにしたもので、日本では三箇所しか走っていないとのこと。時刻表で確認すると、次に来るバスも連接バスである。果たしてそれがやってきた。車内は、連接するほどは混んでいなかった。時間帯によるものだろう。連接部分にも座席がありそこに座ろうと思ったが、窓がなくて外が見えないので後ろのほうに座ることにする。バスというよりは、路面電車の車内のようだった。座席には千葉ロッテマリーンズのキャラクターの絵が描いてあった。10分足らずで海浜幕張駅に到着。このバスはマリンスタジアム行きだが、プロ野球の試合が行われていないこともあってか、駅で全員降りたようである。完全に夜になっている。

18.海浜幕張駅(19:24)→稲毛海岸駅(19:41)  千葉海浜交通  160円  約15分  (#594)

▼稲毛駅行き (マリンスタジアム線)

ようやく今日のラストランナー、稲毛駅行きのバスに乗る。マリンスタジアムから来たバスだが、先客はいなかった。前乗り行き先申告制で、下車バス停を告げてあらかじめ運賃を払う。運賃160円はJRとほとんど変わらない。千葉海浜交通は京成グループのバスなので、千葉県内はずっと京成グループのバスに乗り続けたことになる。駅のまわりは煌々とした灯りがあると、少し進むと住宅の灯りが遠くに見えるくらいでテンションもがた落ち、早く着くことを願うのみだ。川崎から11時間半、ようやく今日の最終目的地である稲毛海岸に到着。

結文

予定よりも30分ほど遅くなってしまったが、なんとか稲毛海岸駅にたどり着けてよかった。ここからは京葉線〜武蔵野線経由で家に帰った。遅れた場合について考えておくべきだったが、なんせ普通に行程を立てるのだけで一苦労だったので、なかなかそこまで考えがまわらなかった。

あと、市営霊園を経由したことで北にルートが膨らんでしまった。後から考えると市川市コミュニティバスに乗った方がよかったかもしれない。ただ、個人的には民間の路線バスのほうを選択したい気持ちもある。

地図

詳細なルート(ALPSLAB route)

集計


初出 : 2008/07/05
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