関東一周の旅 第2回 稲毛海岸→上総湊 2008/07/06

行程

稲毛海岸駅(千葉県千葉市)
 ↓小湊鐵道(270円・約25分)
千葉中央駅(千葉県千葉市)
 ↓小湊鐵道(460円・約35分)
八幡宿駅(千葉県市原市)
 ↓小湊鐵道(480円・約40分)
姉崎本町(千葉県市原市)
 ↓小湊鐵道(310円・約15分)
長浦駅(千葉県袖ヶ浦市)
 ↓小湊鐵道(500円・約40分)
木更津駅西口(千葉県木更津市)
 ↓日東交通(600円・約50分)
富津公園/富津公園入口(千葉県富津市)
 ↓天羽日東バス(670円・約30分)
上総湊駅(千葉県富津市)

序文

前回からの続きということで、稲毛海岸から旅を再開する。自宅から稲毛海岸までは普通に東武鉄道〜JRに乗っていった。8時台のスタートということで、それほど苦はなかった。

詳細

19.稲毛海岸駅(8:35)→千葉中央駅(9:00)  小湊鐵道  270円  約25分  (#595)

▼千葉駅行き(美浜線)

稲毛海岸駅から千葉駅までのバスは千葉海浜交通と小湊鐵道が運行しているが、私が乗ったのは小湊鐵道の便である。小湊鐵道なので、バス共通カードが使えない。小湊鐵道にはこれからも何度も乗ることになるので、回数券を買っておくことにする。5000円で6000円分使えるので、バス共通カードよりもお得といえる。私につられたわけではないだろうが、回数券を買う人が後に二人いた。

バスは千葉みなと駅までの区間はだいたいJR京葉線に沿って進む。幸町団地のあたりはあすか交通のバスも走っている。ただ、あすか交通のバス停と、小湊鐵道・千葉海浜交通・千葉シティバスのバス停が別々になっているところが多かった。千葉の中心地に向かう需要で、けっこう乗客が多かった。千葉みなと駅を過ぎたあたりでは、右手に港が垣間見られた。千葉中央駅で下車する。

20.千葉中央駅(9:20)→八幡宿駅(7:22)  小湊鐵道  460円  約35分  (#596)

▼八幡宿駅行き(八幡線)

次は千葉中央駅始発の八幡宿駅行きのバスに乗るのだが、バス乗り場が見つからない。探すより聞いたほうが早いと思い、千葉中央駅の駅員に場所を尋ねた。その説明は的確で、バス乗り場を見つけることができた。千葉中央駅と千葉駅の中間くらいの場所である。千葉駅でも乗り換えられるのを、千葉駅のバス乗り場は複雑だから迷うだろうと思い、千葉中央駅で乗り換えることにしたのだが、これだったら千葉駅で乗り換えたほうがよかったかもしれない。

千葉から袖ヶ浦までは南関東一周編2の逆のルートを進むことになる。千葉中央駅から乗ったのは私一人、JR千葉駅から乗ったのも一人だけ、と低調な客数で進む。途中で何人か乗ってきたが、蘇我駅までに全員降りてしまった。浜野を過ぎて市原市に入るが、結局誰も乗ってこないまま終点八幡宿駅に着いた。

21.八幡宿駅(10:25)→姉崎本町(10:59)  小湊鐵道  480円  約40分  (#597)

▼別荘下行き(姉崎線)

八幡宿駅から姉崎の別荘下行きのバスに乗る。八幡宿駅の時点で乗客は7人と、先ほど乗ったバスの延べ乗客数を上回っている。途中から乗ってくる人もいる。五井駅で半分くらいの乗客が入れ替わった。沿線には住宅もけっこうあり、バスも利用者もそれなりにいるところ、さすが市原市は27万都市だなとは思った。このバスは姉崎駅に入り、そこで残っていた私以外の客が全員降りていった。私は次の姉崎本町で降りる。定時より5分ほど遅れていた。本町を名乗っているあたり昔から栄えていた町なのだろう。

22.姉崎本町(11:59)→長浦駅(12:16)  小湊鐵道  310円  約15分  (#598)

▼長浦駅行き(姉崎長浦線)

姉崎ターミナル始発の長浦行きのバスに乗る。このバスは土曜日は1日3本しかない。また、このバスは姉崎駅には停まらない。以前、袖ヶ浦から千葉まで乗り継いだときは、姉崎駅入口から姉崎駅まで歩いて乗り換えたが、今回は同一バス停で乗り換えることにした。姉崎本町では、同時刻に別荘下行きと長浦行きが発車するダイヤになっているが、まず定刻に別荘下行きが来て、定刻よりも2分ほど遅れて長浦駅行きが来た。先客が一人いた。JR内房線沿いを走っていって、笠上橋から山手に上がっている。少しして代宿団地に到着。ここから長浦駅までの区間便は多く設定されている。このあたりは新興住宅地だが、団地と団地の間に何もない土地が挟まれていて、ある意味シュールだ。長浦駅までで延べ3人が乗車した。

23.長浦駅(12:35)→木更津駅西口(13:13)  小湊鐵道  500円  約40分  (#599)

▼木更津駅行き(木更津長浦線)

長浦駅でバスを降りて、降りたそのバスに乗るために待っている人がいたので、代宿団地方面に折り返すのかと思ったら、あろうことか木更津駅行きに乗る。私が次に乗るべきバスである。仕方がないので、駅の近くまで行って眺めてトイレに行って、先ほど乗ってきたバスにまた乗ることにする。長浦駅からは10人以上の客がいて、まあ盛況と言ってもいいだろう。

長浦駅のあたりの新興住宅街を抜けていく。全国チェーンの店を多くみかける。こういう風景は全国共通で自分がどこにいるのかわからなくなる。住宅街を抜けると風景が落ち着いてくる。少し走って袖ヶ浦駅に到着。ここまででだいたいの人が降りていった。袖ヶ浦駅からは初めて乗る区間である。木更津市に入って途中団地の細い道を通ったりして、木更津駅に到着。木更津市内ではそれほど乗客は乗ってこなかった。

24.木更津駅西口(14:55)→富津公園(15:41)  日東交通  600円  約50分  (#600)

▼富津公園行き(富津線)

木更津から富津公園まで行くバスは1時間に1本ほどあるが、その先のバスの本数が少ないため、木更津で1時間ほど時間をつぶしてバスに乗る。木更津駅からは8人ほどが乗車した。少し進んで君津市に入って新日鉄の工場が見える。君津市はすぐに通り過ぎて富津市に入る。青堀駅に停車。数人が乗車する。少しの間停車している間に君津方面からJRの列車がやってきた。その列車から乗り換えてくる人もいた。このバスはイオン富津ショッピングセンターに立ち寄る。1人下車して、3人乗車した。結果的に旧富津町の中心地らしき場所で降りる人が多かった。富津公園入口を経て、終点富津公園で下車する。

25.富津公園入口(17:49)→上総湊駅(18:25)  天羽日東バス  670円  約30分  (#601)

▼上総湊駅行き(湊富津・笹毛線)

富津公園まで来たので富津岬まで歩いていってみる。明治百年記念展望台なる展望台があって登ってみた。あたりにはマリンレジャーに興じている人がけっこういた。さて、次に乗るバスのバス停なのだが、「富津公園」というバス停が見あたらなかった。バスを降りたときに近くにあったバスポールは「降車専用」と書かれたものである。富津公園からバスに乗る場合は「富津公園入口」バス停で乗るようになっているらしい。「富津公園」バス停が降車専用になっているなのかどうかは知らないが、おとなしく「富津公園入口」バス停で乗ることにする。

富津公園入口から乗る人はおらず、大貫駅で人が乗ってきた。JRに乗るとよく見える東京湾観音の参道があったが、その観音様は見えなかった。直下からは見えないようになっている。佐貫町駅までに乗ってきた人は降りて、客がいないまま佐貫町駅に到着。早着したということで2分ほど停車した。その後誰も乗らないまま終点上総湊駅に着。上総湊駅近くには天羽日東バス本社があるが、実質的にはバスの営業所と呼んだほうがいいかと思う。

具体的なことは書かないけど、このバスでは思わず呆れてしまうようなことがあった。普通に客から金をとっているだけではやっていけない路線だから行政から何らかの補助金をもらっているとは思うけど、それが意識の低下につながっているような気もする。

結文

そういえば千葉の南側にはあまり来る機会がなかったのだが、来てみれば驚くようなことを目の当たりにして、続きがしたくなくなってしまったが、次回は海水浴シーズンが明けた頃に行う予定なので、それまでモチベーションを高めて、続きはしっかり行うことにする。

地図

詳細なルート(ALPSLAB route)

集計


初出 : 2008/07/27
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