関東一周の旅 第3回 上総湊→白里 2008/09/06

行程

上総湊駅(千葉県富津市)
 ↓天羽日東バス(450円・約20分)
東京湾フェリー前(千葉県富津市)
 ↓鴨川日東バス(850円・約70分)
亀田病院前(千葉県鴨川市)
 ↓鴨川日東バス(570円・約30分)
興津駅(千葉県勝浦市)
 ↓小湊鐵道(370円・約20分)
勝浦駅(千葉県勝浦市)
 ↓小湊鐵道(670円・約35分)
大多喜車庫(千葉県木更津市)
 ↓小湊鐵道(500円・約55分)
茂原駅(千葉県茂原市)
 ↓小湊鐵道(500円・約25分)
白子車庫(千葉県白子町)
 ↓小湊鐵道(260円・約10分)
白里海岸(千葉県大網白里町)

序文

自宅から上総湊まで東武鉄道〜JRに乗って移動する。3時間くらいかかった。

詳細

26.上総湊駅(8:35)→東京湾フェリー前(8:52)  天羽日東バス  450円  約20分  (#602)

▼上総湊駅行き(竹岡線)

上総湊駅、というよりは天羽日東バス本社前、から東京湾フェリー前行きのバスに乗る。私の他に乗客はいなかった。少し前に出発していった戸面沢ダム行きのバスも乗客がいないようだった。もっとも、向こうはこの時間帯の需要とは逆向きだろうが。国道127号線をずっと進む。竹岡の街に入って客が乗ってくる。短いトンネルをくぐると、大きい船が見えた。金谷港と久里浜港をつなぐフェリーである。そして、終点東京湾フェリー前に到着。バスが停まってここで降りるべきだと思っていたら、二人が降りて、私がもう一人が降りないうちにバスが発車した。そして、少し進んで正規のバス停に停まった。近くの店の勤務する人の便宜を図っているようだ。結局のところ、このバスはフェリー乗り場周辺の店に勤める人のための通勤バスとして機能しているようだ。

27.東京湾フェリー前(9:40)→亀田病院前(10:50)  鴨川日東バス  850円  約70分  (#603)

▼亀田病院前行き(鴨川−金谷線)

東京湾フェリー前から鴨川まで行くバスに乗る。2004年に鴨川から保田まで行ったことがあったが、そのときは湯沢という寂しい場所で乗り換える必要があった。2005年に路線が延長されて、鴨川−保田・金谷間が乗り換えなしで行き来できるようにった。バス路線の改廃で、路線バスの旅が不都合になることはよくあるが、都合がよくなることは稀である。

そういうバスで利用客がいないと残念なことだが、東京湾フェリー前の時点で5人の乗客がいた。保田から湯沢まで並行して走る鋸南町営循環バスほどではないにせよ、こまめにバス停が設定されていて、そこからの利用客もそれなりにいる。富津市をかすめて、鴨川市に入ると、鴨川市中心部に向かう乗客が次々に乗ってくる。鴨川駅前で降りる乗客が多かった。この路線バスの旅では街の中心地でバスを乗り換えることを基本としていて、そういう意味では私も鴨川駅前で降りようと思ったのだが、いろいろと考えて終点の亀田病院前で降りることにした。亀田病院前まで行く人も4人いた。この亀田病院という病院は、かなり大きい病院である。

28.亀田病院前(11:12)→興津駅(11:44)  鴨川日東バス  570円  約30分  (#604)

▼興津駅行き(鴨川市内−館山線)

鴨川駅から来た興津駅行きのバスは少し遅れてやってきた。立つ客がいるくらい混んでいた。亀田病院前で降りる人がだいぶいて、立って乗ることはなくなった。その意味でも先のバスで亀田病院前まで来てよかった。なおも混んでいたが、天津の街中で降りる人が多かった。天津を過ぎると小湊で、小湊鐵道は五井からここまでの延伸を計画していたわけだが、上総中野までで止まってしまった。小湊は大きなホテルもあり賑やかな場所だった。行川を経て興津に至る。昼時でまとまった時間があったので、ここで昼ご飯を食べる。興津はそれほど観光的な要素はない、小さな港町という感じの場所で昼食をとれそうな店の手応えはあまりなかったのだが、入りやすくてよさそうな中国料理店があったので、そこで定食を食べる。

29.興津駅(13:15)→勝浦駅(13:35)  小湊鐵道  370円  約15分  (#605)

▼塩田病院行き(興津勝浦線)

興津駅から勝浦駅経由塩田病院行きのバスに乗る。5分くらい遅れてきたと思ったが、後でインターネットで調べたところ定刻だったようだ。確かに遅れるような路線ではないのでおかしいとは思っていた、となると、現地の時刻表が間違っていたことになる。先客はいなかった。興津駅で私も含めて2人が乗る。以前、勝浦から興津までこの系統のバスに乗ったときは、牛歩とでも言うような遅さで進んだものだが、今回はそれほど遅くはなかった。結局、延べ4人しか乗らないままで勝浦駅に到着。小湊鐵道のバスということで、前回に買った回数券で運賃を払う。

30.勝浦駅(14:00)→大多喜車庫(14:33)  小湊鐵道  670円  約35分  (#606)

▼大多喜車庫行き(大多喜勝浦線)

勝浦駅から乗った人は6人だが、すぐ降りる人が多かった。駅からしばらくは坂を上るようになっていて、住宅もそれなりにある。勝浦市内で全員降りてしまい、以降乗ってくる人はいなかった。大多喜町内に入って、いすみ鉄道と並行する箇所もある。街らしい景色になってきたと思っで間もなくして終点大多喜車庫に到着。ここは大多喜市街地の入口とでも言うべき場所にある。

31.大多喜車庫(14:40)→茂原駅(15:36)  小湊鐵道  500円  約55分  (#607)

▼茂原駅行き(茂原大多喜線)

大多喜車庫から茂原駅行きのバスに乗る。客は私しかいない。4分ほど遅れて出発。そういえば、以前来たときも遅れて出発したのだった。このバスは大多喜の街の中を通るが、大多喜駅は経由しない。乗ってくる客が1人いたが、すぐに下車した。大多喜から茂原に行くバスは市野々経由と瑞沢経由があって、このバスは瑞沢経由である。瑞沢経由のバスは1日2本と稀少である。前回茂原から大多喜まで乗ったときは市野々経由であった。大多喜市街を離れて、睦沢町に入るのだが、このあたりは人里稀な場所であった。この後、乗客は何人か乗ってきたが、終始空いていた。

32.茂原駅(16:20)→白子車庫(16:48)  小湊鐵道  500円  約25分  (#608)

▼白子車庫行き(茂原白子線)

茂原駅から白子車庫に行くバスは15:45発だと思っていたのだが、実は15:40発で私がバス乗り場に向かったときには白子車庫行きのバスが発車してしまっていた。仕方がないので、次にバスに乗る。茂原から白子に行くバスは40分に1本あり、次のバスを待つ気にはなる。そういうわけで、16:20発の白子車庫行きのバスに乗る。10人程の乗客がいた。基本的には乗客が漸減していく。「XXX海岸」という名前のバス停はあるが、実際には海岸からは少し離れていて、バス車内から海が見えるわけではない。旅館やホテルが何軒かあって、さすがに九十九里浜だと思う。車庫に加えてちょっとした営業所もある白子車庫で下車。

33.白子車庫(17:10)→白里海岸(17:20)  小湊鐵道  260円  約10分  (#609)

▼大網駅行き(大網白子線)

白子車庫でバスの時刻を確認するが、茂原で前のバスに乗れたとしても結果は同じだったようだ。いずれにせよ、私が事前に確認していた時刻とは異なっている。予定通り白子から白里まで行くバスに乗る。白子車庫から乗る人は私だけだったが、途中から何人か乗ってきた。白里海岸で下車。ここで乗る人もいた。

白里から更に北に進む予定だったが、次のバスまで1時間以上も間がある。日没も近いし、さすがにそこまで待つわけにはいかない。そういうわけで、白里で今回の旅を終えることにした。

結文

茂原から先は事前の予定と食い違いが生じてしまったのが誤算だった。実は茂原の時点で今日はここで打ち切りろうとも思ったのだが、行けるところまで行こうという思い直し、行けるところが白里海岸だった。白里海岸からは大網駅までバスに乗ってそこからJRに乗って帰った。このバスはサーフィン帰りの若者などでけっこう混んでいた。小団体もいたが、一人客もいて、バスに乗ってまで一人でサーフィンをしにいくというのは、私にとって意外ではあった。結局、白里から大網まではバスに乗って回送せざるを得なくて、次回続きを行うときも、また白里まで来なければならない。それも踏まえ、結果的には茂原で止めておけばよかったのだが、行けるところまで行ったほうが後悔の度合が少ないのは確かである。

地図

詳細なルート(ALPSLAB route)

集計


初出 : 2008/09/28
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