白里(千葉県大網白里町) ↓九十九里鐵道(240円・約10分) 不動堂(千葉県九十九里町) ↓九十九里鐵道(200円・約5分) 片貝駅入口(千葉県九十九里町) ↓九十九里鐵道(200円・約5分) 作田北(千葉県九十九里町) ↓ちばフラワーバス(170円・約10分) 向渡入口(千葉県山武市) ↓ちばフラワーバス(330円・約10分) 南浜(千葉県山武市) ↓千葉交通(490円・約25分) 横芝駅(千葉県横芝光町)
前回の続きということまで白里まで行く。JR大網駅から路線バスに乗っていった。バスは空いていた。
▼東金駅行き(豊海線)
小湊鐵道のバス停名は白里海岸だが、九十九里鐵道のバス停名は白里である。場所はほぼ同じである。白里から東金駅行きのバスに乗る。実は、土日休日では最終便ということになる。九十九里鐵道のバスに乗るのは初めてであるが、小湊鐵道のバスと同じ塗色だった。客は私だけだった。九十九里浜の近くを走ってきているのに今までバスの車窓から海が見えていないのだが、サンライズ九十九里のあたりで海が少し見えた。定刻通りに不動堂に着。ここで降りる。私と入れ替わりで一人乗ってきた。
次のバスまで時間があったので海岸のほうに行ってみる。さすがに寒すぎるので普通に泳いでいる人はいなかったが、サーフィンをしている人がいた。海岸の近くにはレジャー客に向けた食事処があって、昼の時間帯ということもあって、けっこう混んでいるようだった。
▼片貝駅行き(豊海線)
東金駅から来た片貝駅行きのバスに乗る。片貝駅というのは1961年に廃止された九十九里鉄道の駅の名前に由来する。定刻よりも少し早めにやってきた。数人の客が乗っていたが、次々に降りていく。乗る人はいなかった。終点片貝駅の一つ手前の片貝駅入口で下車する。
ここでは3時間弱の待ち時間があった。昼食をとったとしてもまだ時間がある。町役場のほうに行ったり、海岸のほうに行ったりした。役場の近くには九十九里いわし博物館があるが、2004年にガス爆発事故があって以来休止中である。開いていたら入館したのだが、残念なことである。九十九里はいわしの街ということで、昼食にはいわしの握りずしを食べたりした。
▼本須賀行き(片貝線)
東金駅から来た本須賀行きのバスに乗る。やはり、定刻よりも早めにやってきた。先客はいたが、すぐに降りた。九十九里町と山武市の市町境に近い作田北で下車する。今乗っている九十九里鐵道と次に乗るちばフラワーバスで、同じ名前の本須賀というバス停があるが、位置は全然違う。同名バス停で乗り換えられると思うと痛い目にあう。そういうわけで、作田北で乗り換える。
▼成東駅行き(海岸線)
成東駅から来て、蓮沼、作田を経由して、また成東駅に戻るバスに乗る。バスに乗ったらカードリーダーが見えた。そういえば、ちばフラワーバスは共通バスカードが使えるのか、準備をしていなかったので、整理券をとって現金で払うことにした。先客が一人いた。先ほど来た道を少し引き返して、海側に曲がって、海側の道を少し走って、成東駅へと向かう。乗車時間はわずかだったが、その間に何人か乗客が乗ってきた。向渡入口で下車する。近くにスーパーマーケットやコンビニエンスストアがあった。
▼成東駅行き(海岸線)
成東駅から来て、蓮沼、作田を経由して、また成東駅に戻るバスに乗る。要するに前に乗ったバスと同じ系統のバスである。作田から蓮沼方面に行くためには、同系統のバスを乗り継ぐ必要がある。今度はバスカードを使って乗る。数人の乗客がいた。以降、何人か降りていったが、乗る客はなかった。旧蓮沼村内の南浜で降りる。まだ、乗っている人は作田のほうに行く客だろうか。蓮沼のほうまでの遠回りをつきあわされて、気の毒と言えば気の毒である。このあたり、上空には飛行機の姿をよく見かける。成田空港まで近いことを知る。
▼横芝駅行き(蓮沼循環)
横芝駅から蓮沼を回ってまた横芝駅に戻るバスに乗る。浜回りと丘回りがあって、浜のほうを先に回るか、丘のほうを先に回るかという違いがある。実際、バス停の名前には、「浜」や「丘」の字がついたものがいくつかある。今乗るのは浜回りで、浜はもう回り終わって、これから丘のほうを回ろう、というバスに乗ることになる。5分強遅れてバスが来た。先客は1人いた。この後、誰も乗らず、誰も降りず、横芝駅に到着した。あたりはすっかり暗くなっていた。
今回、白里から横芝駅に着くまで、鉄道の駅に一度も寄ることはなかった。バスターミナルみたいなものもなく、単にバスポールが立っているだけ、というバス停での乗り継ぎが続いた。横芝駅に着いて思ったのは、駅という存在の安心感だ。前半は乗り継ぎがスムーズがいかず、白里から横芝まで5時間以上かかったものの、バスに乗っている時間は1時間ちょっと、という結果になった。