横芝駅(千葉県横芝光町) ↓横芝光町町内循環バス(100円・約45分) 飯倉駅(千葉県匝瑳市) ↓匝瑳市市内循環バス(100円・約25分) 八日市場駅(千葉県匝瑳市) ↓匝瑳市市内循環バス(100円・約15分) 干潟駅(千葉県旭市) ↓旭市コミュニティバス(100円・約20分) 旭駅(千葉県旭市) ↓千葉交通(700円・約40分) 小見川駅(千葉県香取市) ↓千葉交通(460円・約30分) 佐原駅(千葉県香取市)
前回からだいぶ間が空いてしまった。自宅から横芝駅まで列車を乗り継いで行く。
▼プラム行き(循環ひかり号:東陽白浜循環)
横芝光町の旧光町域をまわる循環ひかり号に乗る。後払いで100円の均一運賃である。運行は千葉交通に委託している。横芝駅から乗る人は私をあわせて3人いた。小さな集落をくまなくまわるということからか、車がすれ違えないような細い道を通ったりする。尾垂浜を過ぎて匝瑳市に入るが、すぐに曲がって、曲がって、横芝光町に戻る形になる。いくつかの集落をまわって、また匝瑳市に入り、匝瑳市内の飯倉駅で下車。ここからまたバスは横芝光町内に入っていく。横芝駅から飯倉駅までで、のべ10人ほどが利用した。本数が少ないとはいえ、安いということもあってかそれなりに利用されているようだ。
飯倉駅の近くの店で昼食をとる。駅の近くだから、というよりは、国道126号線に接しているからだろうが、そこそこ店はあった。
▼公民館行き(須賀循環)
このバスは前払いになる。JRバス関東に委託していた。飯倉駅を出ると、駅北部の飯倉台を一周してから八日市場市街へと向かうルートをとるのであるが、その道はおおよそ普通の路線バスが通るとは思えないような裏道だった。途中、市民病院にも立ち寄る。ここでは、豊原・吉田循環のバスと出会う。向こうは市民病院で降りる人がいたようだが、こちらは乗り降りする客はいなかった。私が乗っている間の乗客はのべ3人だった。
▼公民館行き(椿海循環)
今度は千葉交通に委託しているバスだった。客は私のみである。駅を出ると、約1.5Km離れた匝瑳市役所まではノンストップで走る。匝瑳市役所ではご丁寧に敷地に設置されているバス停に立ち寄るが、乗客はなかった。あとは、地味な場所をずっと進んでいく。干潟駅の少し手前で国道に出て、旭市に入って、干潟駅に到着。結局、私以外の客はなかった。
▼旭中央病院行き(干潟地区試行運行ルート)
干潟地区試行運行ルートというように、旭市中心部から旧干潟町を循環して、再び旭市中心部に戻るバスに乗る。千葉交通に委託しているバスである。先客が1人いた。干潟駅から八日市場方面に少し戻って、踏切を渡って、総武本線の南側を旭方面に進んでいく。こちらも、旭市役所の敷地に入る。客はなかったが、律儀に市役所バス停前に停車した。途中から乗る人はいなかった。
▼小見川駅行き(府馬線)
旭農高始発のバスである。旭農高の近くに千葉交通旭車庫があるようだ。旭市中心部で私以外に4人ほどの乗客があったが、皆、早くに降りていった。中和という場所で、大型車が立ち往生して、バスが進めない状態になる。10分くらいして、ようやくその場所を通り過ぎることができた。途中、旭駅行きのバスとすれ違って、状況を運転士さんが伝えていた。ちなみに、向こうは乗客がいなかった。小見のあたりでは、佐原行きのバスとすれ違う。知らなかったのでそのつもりはなかったのだが、時刻表通りであれば、小見で旭から来たバスから、佐原に行くバスに乗り継げたようだ。小見川区事務所というバス停があって、おそらく旧小見川町役場であろうが、事務所というと、なんかそれらしさがない。小見川駅に着いた頃にはもう真っ暗であった。
▼粉名口車庫行き(大倉線)
乗客は私だけだった。とにかくもう暗い。国道356号線を進む。大部分が銚子と東京を結ぶ高速バスと同じルートになる。途中のバス停で待っている人がいたが、このバスには乗らず、東京行きのバスを待っているようだ。津の宮を過ぎたあたりで、国道から外れた道を走る。佐原市の中心部を走る。忠敬橋のあたりは、昼間は観光客で賑わいがある場所であるが、さすがにこの時間になると人はほとんどいなかった。佐原駅で下車する。
横芝から旭までは市町が運営しているバスに乗ることになった。JRで行けば20分程度で着く距離だが、バスを乗り継ぐと6時間弱かかった。しかし、JRだと320円、バスだと4本乗っても400円と遜色ない。乗る分には安いにことしたことはないのだが、公共サービスとして考えているゆえに採算を考えていないということの現れであり、事業として成り立たないということを突きつけられているわけで、心境としては複雑だ。