関東一周の旅 第8回 大子→那須塩原 2009/03/28

行程

大子駅前(茨城県大子町)
 ↓茨交県北バス(560円・約20分)
盛泉(栃木県那珂川町)
 ↓那珂川町営バス(520円・約15分)
馬頭/新町(栃木県那珂川町)
 ↓東野交通(360円・約15分)
小川仲町(栃木県那珂川町)
 ↓東野交通(260円・約10分)
なかがわ水遊園(栃木県大田原市)
 ↓大田原市営バス(200円・約60分)
那須塩原駅(栃木県那須塩原市)

序文

前回からの続きということで、常陸大子までJRで行く。前回にも増して回送がたいへんんだ。おそらく、本シリーズでは最も長い回送になると思う。要するに、遠くまで来たということだ。

詳細

55.大子駅前(11:05)→盛泉(11:28)  茨交県北バス  560円  約20分  (#631)

▼盛泉行き

バス乗り場に行くと、バスを待っている人がけっこういた。ただ、ほぼ同時刻に発車する他の行き先のバスに乗り込んでいき、私が乗った盛泉行きのバスに乗る他の人はいなかった。かつては、常陸大子から盛泉、馬頭を経て、烏山まで行くバス路線を、国鉄バス〜ジェイアールバス関東が運行していた。確かに、途中にある「久慈橋場」というバス停名は国鉄バスっぽい名前である。このバス停と次の境の明神峠バス停には未だにジェイアールバス関東のバスポールがあった。境明神峠を越えて、茨城県から栃木県に入る。なお、茨城県にはいずれ戻ってくることになる。峠を下りたところにある盛泉が終点になる。盛泉は店が一軒ある小さな集落だった。

56.盛泉(12:12)→馬頭(12:27)  那珂川町営バス  520円  約15分  (#632)

▼福祉センター行き(馬頭谷川盛泉線)

盛泉は栃木県那珂川町だが、大子行きのバスは1日に6〜7本あるのに、那珂川町の中心になる馬頭方面に行くバスは、平日は1日3本、土曜日は1日に2本しかない。その貴重な2本目のバスに乗る。バスの車体は大きくないが、車内放送、運賃電光掲示、両替機が完備してあり、普通の路線バスと遜色なかった。当然のように盛泉から乗ったのは私だけだったが、途中から1人乗ってきた。馬頭の中心地になると思われる「馬頭」バス停で下車する。次に乗る東野交通のバス停も同じ場所にあるが、バス停名は「新町」となっている。JRバス関東のバス停名は「馬頭」だ。なお、その次のバス停は、那珂川町営バスが「那珂川町役場前」、東野交通が「馬頭役場前」、JRバス関東が「馬頭室町」とてんでばらばらである。

57.新町(13:22)→小川仲町(13:34)  東野交通  360円  約15分  (#633)

▼宇都宮東武行き

馬頭からは烏山とか、宇都宮とか、この路線バスの旅で経由する予定の場所に行くことができるが、大回りするために、東武宇都宮行きに乗って小川仲町で降りることにする。やはり乗客は私だけ、馬頭の町中から1人乗ってきたが、すぐに降りていった。馬頭と小川をつなぐ新那珂川橋が老朽化のため通れないということで、経路が変更されていた。私が利用する分には影響がなかった。若鮎大橋なる新しい橋を渡って、旧馬頭町から旧小川町に渡っていく。栃木県の共通バスカードが使えることができたので、そのカードで運賃を払った。

58.小川仲町(15:16)→なかがわ水遊園(15:26)  東野交通  260円  約10分  (#634)

▼西那須野駅行き

小川から西那須野駅に行くバスに乗る。このバスには2005年の11月に大田原まで乗っている。そのときは私以外の客が誰も乗らなかった。今日は途中のなかがわ水遊園まで乗る。やはり私以外の客は乗ってこなかった。なお、共通バスカードは使えなかった。なかがわ水遊園のバス乗り場からは、私が乗ってきた東野交通の西那須野駅行きに続いて、大田原市営バスの西那須野駅行きが発車していった。そちらも乗客はいなかった。

59.なかがわ水遊園(16:10)→那須塩原駅(17:08)  大田原市営バス  200円  約60分  (#635)

▼那須塩原駅行き(那須塩原線)

なかがわ水遊園にはそこそこ人がいたが、那須塩原駅行きのバスに乗るのは私だけだった。バスは湯津上温泉やすらぎの湯という温泉施設に入っていく。そこで、地元のおばあさんが何人か乗ってきた。旧湯津上村から旧黒羽町に入っていく。黒羽の街の中では鮎を売っている店が見られた。那珂川を渡って旧黒羽町役場で転回して、また那珂川を渡る。黒羽からは那須塩原駅を目指して北西に進んでいくが、途中、黒羽刑務所に立ち寄る。敷地の中でバスが転回するが、収容施設は高い塀の向こうだ。刑務所に勤務している人の住宅が多く見られたが、2000人以上の受刑者が収容されているというのだから、それだけ勤務している人も多いのだろう。黒羽刑務所で乗り降りする人はなかった。後は、那須塩原駅に向かうだけである。温泉で乗ってきたおばあさんが皆降りた辺りで新幹線の線路が見えてきた。結局、このバスに乗ったのは私とおばあさん達だけだった。このバスは停留所を知らせる車内放送がなかった。以前、大田原から西那須野まで大田原市営バスに乗ったときは車内放送があったと思う。後払いの均一運賃200円は変わらない。

結文

今回も予定どおり進めることができた。今回も第4回と同様、常陸大子から那須塩原まで鉄道の駅に一度も立ち寄ることがなかった。ただ、今回は以前に来たことがある場所もあったせいか、それほど不安感は感じなかった。

地図

詳細なルート(ALPSLAB route)

集計


初出 : 2009/03/31
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