関東一周の旅 第13回 水海道→桶川 2009/08/12

行程

水海道駅(茨城県常総市)
 ↓関東鉄道(580円・約35分)
岩井局前/プリオ101(茨城県坂東市)
 ↓昭和観光自動車(200円・約40分)
猿島バスターミナル(茨城県坂東市)
 ↓昭和観光自動車(200円・約30分)
松岡町南(茨城県境町)
 ↓朝日自動車(570円・約35分)
東武動物公園駅/東武動物公園駅西口(埼玉県宮代町)
 ↓宮代町循環バス(200円・約20分)
沖野後/沖ノ後(埼玉県宮代町)
 ↓久喜市市内循環バス(100円・約10分)
久喜駅東口/久喜駅西口(埼玉県久喜市)
 ↓朝日自動車(370円・約20分)
菖蒲仲橋(埼玉県菖蒲町)
 ↓朝日自動車(390円・約25分)
桶川駅東口(埼玉県桶川市)

序文

水海道から前回の続きを行うが、今回は朝が早かったために、前日に守谷で泊まってそこから関東鉄道で水海道まで行った。移動時間10分余、かなり楽である。土日休日運休のバスに乗るために、お盆休みを利用しての平日開催である。

詳細

86.水海道駅(7:25)→岩井局前(7:57)  関東鉄道  580円  約35分  (#662)

▼岩井西高校行き

水海道から岩井に至るバスに乗る。駅から乗る人どころか、常総市内から乗ってくる人はいなかった。坂東市に入って、岩井の中心部に近づいてようやく人が乗ってくる。以前、岩井から水海道までこの路線に乗ったことがあったが、そのときは「水海道市」「岩井市」だった。本当は岩井ターミナルまで行くつもりだったのだが、岩井西高校行きのこのバスはターミナルを経由しないらしい。そういうことで、岩井局前で降りることにする。坂東市役所岩井庁舎に近い。

87.プリオ101(8:16)→猿島バスターミナル(8:56)  昭和観光自動車  200円  約40分  (#663)

▼[2]清水丘診療所行き(清水丘内野山線)

次に乗る昭和観光自動車のバスは土日休日が運休である。岩井から猿島までは関東鉄道が土日休日も路線を運行しているが、その次に乗る猿島から境に行くには昭和観光自動車のバスに乗らざるを得ない。岩井局前バス停に近いプリオ101バス停からバスに乗る。プリオ101は近くにある商業施設である。少し遅れてやってきたバスは、旅館の送迎に使うような古めのマイクロバスであった。「貸切」と書かれている。車内も路線バスの装備らしいものが一切ない。アナウンスも一切ない。なお、運賃は後払いである。このバスは岩井西高校まで行ってから猿島に向かう。それならば前のバスで岩井西高校まで行ってもよかったのだが、運賃のことを考えると、この乗り継ぎをしたほうが安くあがる。岩井西高校バス停は高校の敷地内にバス停があった。折り返して、旧岩井市内から旧猿島町内に入っていく。途中、内野山という集落を通るために遠回りしていくが、乗降した人はいなかった。というより、私以外に乗降した人は1人しかいなかった。私は猿島バスターミナルで下車する。近くに坂東市役所猿島庁舎があるが、公共施設が固まってあって人家などは少なかった。

88.猿島バスターミナル(10:22)→「サティの前」  昭和観光自動車  200円  約30分  (#664)

▼[1]キンカ堂行き(西坪生子線)

今度は一般の路線バスと同じ形式のバスだった。「乗合」と書かれている。バス車内の張り紙には、岩井からのバスから境へのバスにバスターミナルで乗り継ぐ場合は乗継券をもらえば後に乗るバスは乗継券で乗れる、と書いてあった。まさに今回の私の乗り継ぎケースである。岩井から乗ったバスにはそのような張り紙はなかった。岩井から境まで行って400円でもかなり安いとは思うが、制度に対しての案内不十分であることは否めない。

このバスは乗客が5、6人いた。押しボタンはあるが、アナウンスが一切ないのは先ほどのバスと同じである。境の市街地に近づいて、どこで降りるのかを聞かれた。境町松岡町で降りるつもりだったのだが、少し問答があって、他にも降りる客がいるからと、「サティの前」で降りればいいと言われた。こちらの真意を説明するのもたいへんなので、キンカ堂の手前の「サティの前」で降りることにする。ちなみに境サティは無くて、今はサティ跡地にエコスが立っている。

89.松岡町南(12:57)→東武動物公園駅  朝日自動車  570円  約35分  (#665)

▼東武動物公園駅行き

次は東武動物公園駅に行く朝日自動車のバスに乗る。エコスの近くにある朝日自動車のバス停は松岡町南バス停だった。そのことを確認した上で、時間調整がてらに昼食をとった。このバスは茨城県を発して、千葉県を通って、埼玉県に至るバスである。一般路線バスで三県を通るというのも珍しいと思う。

久しぶりのバス共通カード取扱車で、バス共通カードをカードリーダーに通して乗る。先客はなかった。利根川を渡って千葉県に入る。境大橋からは関宿城が見えた。今は野田市だが、かつては関宿町だった場所を走るのは数分程度。去年の後半に散々走り回った千葉県との再会はあっけなく終了。この間に乗客が乗ってきた。すぐに江戸川を渡り、いよいよ埼玉県に入った。埼玉県内に入って数人が乗ってきた。田んぼに囲まれた道などを走っていったが、東武動物公園駅の近くはさすがに商業施設も多くあった。

90.東武動物公園駅西口(14:13)→沖野後(14:34)  宮代町循環バス  100円  約20分  (#666)

▼公設宮代福祉医療センター六花行き(赤コース)

先ほど乗ったバスを降りた東口から西口に移動する。次に乗るのは宮代町循環バスである。「中田商会」という会社に委託されているようだ。19人乗りの小さいバスだった。電光掲示やアナウンス等はなかった。運賃は乗るときに払う。このバスは日本工業大学を経由するが、乗るときに何も言わなかったので、運転士氏は私を「工業大学まで行く客」だと思ったようだ。ここで行き先を告げておく。乗ったときは先客も含めて数人が乗っていたがどんどん減っていき、やがて乗客は私だけになった。宮代町内だが、ほとんど久喜市に近い、沖野後で下車。なお、「おきのしろ」と読む。ここで入れ替わりで乗ってくる人がいた。前に眼科があったのでそこに通っている人かもしれない。

91.沖ノ後(15:38)→久喜駅東口(15:45)  久喜市市内循環バス  100円  約10分  (#667)

▼久喜駅東口行き(東循環)

宮代町循環バス沖野後バス停とは少し離れた場所に、久喜市市内循環バス沖ノ後バス停がある。14時28分発のバスは行ったばっかりで、次は15時38分である。1時間に1本はそこそこ多いと言えるが、何もない場所で1時間待たされることになる。1時間もあれば久喜駅まで歩いていけるのだが、それでは路線バスにならない。歩いて10分くらいの総合運動公園で休みながら時間をつぶした。ここはトイレもあるし木陰にあるベンチもあって、待つにはよかった。近くには圏央道の工事現場があった。

1時間待って久喜市市内循環バスに乗る。沖ノ後バス停から乗る客は私の他にもいた。先客も数人いた。私以外の乗客は皆高齢女性だった。このバスは、アナウンスや電光掲示もあって、普通の路線バスと変わらないスペックだった。ただし、今度は終点の久喜駅東口まで乗るのでその恩恵はそれほどないのであった。沖ノ後から10分足らずで久喜駅東口に到着。

92.久喜駅西口(15:55)→菖蒲仲橋  朝日自動車  370円  約20分  (#668)

▼菖蒲仲橋行き

東口から西口に移動して、菖蒲仲橋行きのバスに乗る。私が乗ったときはそれほど乗客はいなかったが、東京方面から来た普通列車が到着して少しすると、乗客が何人も乗って来た。半分以上座席が埋まって久喜駅を出発する。久喜市内で降りる客がほとんでで、菖蒲町まで行く客は少なかった。菖蒲町に入って、モラージュ菖蒲という大型の商業施設が見える。この施設への最寄りバス停も設定されていたが、乗り降りはなかった。終点の菖蒲仲橋まで行った。菖蒲仲橋には専用のバスプールが整備されていた。

93.菖蒲仲橋(16:35)→桶川駅東口  朝日自動車  390円  約25分  (#669)

▼桶川駅東口行き

今日最後のバス、細谷経由の桶川駅東口行きに乗る。このバスは菖蒲車庫から来るので、バスプールではなく、県道沿いのバス停から乗ることになる。バスは少し遅れて到着。既に先客が数人いた。数人が乗り降りしたが、それほど乗客はいなかった。加納のあたりで少し渋滞に巻き込まれる。桶川駅に着くと、菖蒲方面のバスを待っている人が多くいた。

結文

平日ではあったが、お盆期間ということもあって、病院通いの客が多かったという以外は、休日に乗るのとあまり変わらなかった。

地図

詳細なルート(ALPSLAB route)

集計


初出 : 2009/08/30
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