関東一周の旅 第14回 桶川→伊勢崎 2009/08/23

行程

桶川駅東口(埼玉県桶川市)
 ↓朝日自動車(280円・約25分)
鴻巣駅前(埼玉県鴻巣市)
 ↓朝日自動車(370円・約20分)
新落合橋/関根(埼玉県行田市)
 ↓行田市市内循環バス(100円・約25分)
行田市駅前(埼玉県行田市)
 ↓行田市市内循環バス(100円・約30分)
北河原(埼玉県行田市)
 ↓国際十王交通(300円・約20分)
熊谷駅(埼玉県熊谷市)
 ↓朝日自動車(500円・約45分)
太田駅(群馬県太田市)
 ↓太田市公共バス(200円・約20分)
新田暁高校(群馬県太田市)
 ↓伊勢崎市コミュニティバス(0円・約25分)
伊勢崎駅前(群馬県伊勢崎市)

序文

今回はいよいよここまで未踏の群馬県に入る。前回の続きということで、桶川まで普通にJRで行く。今回の回送はかなり楽である。

詳細

94.桶川駅東口(7:48)→鴻巣駅前(8:14)  朝日自動車  280円  約25分  (#670)

▼免許センター行き

桶川から国道17号線を通って北本を経由して鴻巣に行くバスに乗る。この路線は今年7月にダイヤが変更され、1日2本に大減便されてしまった。うかうかしていると廃止されるかもしれない。ちょうど今回の旅程にあった時間帯のバスが残ったのは不幸中の幸いだった。

鴻巣方面から来たバスが折り返しに乗る。桶川駅東口のバス乗り場の端にターンテーブルがあり、そのターンテーブルを使ってバスを回転させた。外からバスがターンテーブルで回っている様を見たのは初めてかもしれない。桶川駅東口には朝日自動車のバスポールが、菖蒲方面行きと鴻巣方面行きの二つがある。前者は菖蒲営業所管轄、後者は加須営業所管轄である。鴻巣駅からは私の他にもう一人が乗った。北本駅からも一人乗った。客がいるということは廃止までにはならないかもしれない。私以外の乗客は北本市内で降りていった。私は鴻巣駅前で下車。このバスは免許センター行きで、駅で数分停車して出発していった。鴻巣駅から乗った人は多かったようだ。

95.鴻巣駅前(8:16)→新落合橋  朝日自動車  370円  約20分  (#671)

▼新落合橋行き

鴻巣駅前からは新落合橋行きにバスに乗る。本当は、新落合橋の先の真名板まで行くバスに乗るつもりでいたのだが、乗る予定のバスは新落合橋止まりだったのだ。乗る予定のバスがなくて焦ってしまった。多くのバスが新落合橋止まりで、真名板まで行くバスは少ない。

鴻巣駅前から乗る客は私だけだった。途中でもう一人乗ってきて、乗客は延べ2人だけだった。この時間帯に駅から郊外に向かう人は少ないのだろう。旧川里町を通って、新落合橋という橋を通って、行田市に入ったところで終点となる。真名板側にバスの折り返し場があった。

96.関根(9:18)→行田市駅前(9:40)  行田市市内循環バス  100円  約25分  (#672)

▼行田市バスターミナル行き(東循環コースそよかぜ号左回り)

新落合橋バス停の近くに、次に乗る行田市市内循環バスの関根バス停がある。少し広いスペースにベンチがあった。本当は下真名板バス停で乗り換えるつもりだったのだが、そちらは道路沿いにバス停が立っているだけだった。結果的には、こちらで乗り換えたほうがよかった。

この路線は協同観光バスに委託されている。車内の前面にディスプレイに次と、次の次のバス停の名前が表示されている親切な設計だ。運賃は後払いである。先客がいて、私以外に関根から乗った客おいた。真名板を過ぎたあたりで一瞬羽生市をかすめる。郊外を循環して、行田の市街地に向かっていく。

97.行田市駅前(10:04)→北河原(10:32)  行田市市内循環バス  100円  約30分  (#673)

▼行田市バスターミナル行き(北西循環コースふれあい号左回り)

またも行田市市内循環バスだが、こちらは朝日自動車の委託で、普通の電光運賃掲示板が付いていたり、共通バスカードが使えたり、と先ほど乗ったバスとは違っていた。もっとも、運賃はバスカードを使わず、普通に現金で払ってしまったのだが。乗客は高齢の女性が数人いたが、私が降りる北河原に着くまでに全員降りていった。途中から乗ってくる人はいなかった。

98.北河原(11:10)→熊谷駅  国際十王交通  300円  約20分  (#674)

▼熊谷駅行き

行田市市内循環バスの北河原バス停から北河原交差点を右に曲がって少し行ったところに、国際十王バスの北河原バス停がある。このあたり、ローソンと郵便局くらいしか目立った建物はなかった。北河原からは私の他にもう一人乗った。先客が一人いた。行田市から熊谷市に入って、熊谷市の中心部に入っていく。中心部に近づくと客が少し増えてきた。駅近辺はさすがに埼玉県北部一の街らしい賑やかさがある。

99.熊谷駅(11:50)→太田駅  朝日自動車  500円  約45分  (#675)

▼太田駅行き

熊谷から妻沼を通って太田に至るバスに乗る。このバスがなぜか混んでいた。何人か立って乗る人もいた。熊谷駅前から八木橋百貨店までは熊谷の中心部で、乗ってくる客もいるかと思ったが、ここから乗ってくる客はいなかった。途中、若干渋滞になっている区間もあった。誰も降りないままで妻沼に着。妻沼聖天は「埼玉の小日光」と呼ばれているらしい。調べてみると本殿が華麗らしい。通った限りでは日光らしさはなかった。刀水橋を渡って利根川を越えて、とうとう群馬県に入る。太田市に入って、駅までの途中のバス停で降りる人が多かった。駅まで行く人は少数であった。熊谷から太田までは矢島タクシーも路線バスを運行しているが、熊谷駅と太田市のいくつかのバス停にしか停まらない。途中でそのバスが抜かしていったが、それほど乗客は乗っていなさそうだった。

100.太田駅(15:30)→新田暁高校(16:01)  太田市公共バス  200円  約30分  (#676)

▼境トレセン行き(新田線)

太田ではかなりの待ち時間があったが、焼きそばを食べたり子育て呑龍で知られる大光院に行ったりして時間をつぶした。太田駅から旧新田町に行くバスに乗る。運賃は後払いである。電光掲示はあるが、特にアナウンスもなしに次のバス停の表示だけ変わっていく。不気味に思っていたら、途中から運転士が口頭で次のバス停をアナウンスした。私ともう一人の客が太田駅から乗る。もう一人の客は旧新田町内まで乗っていった。途中から乗ってくる人はいなかった。自治体のコミュニティバスは幾度となく曲がって細かく集落をまわることが多いが、このバスはほとんどの区間をまっすぐ進んだ。新田暁高校で下車。

101.新田暁高校(16:25)→伊勢崎駅前(16:55)  伊勢崎市コミュニティバス  0円  約30分  (#677)

▼伊勢崎駅前行き(東部シャトルバス)

新田暁高校から乗るのは伊勢崎市コミュニティバスである。実はこのバスは無料になっている。私としては無料で乗れるバスを路線バスと定義するのはどうかと思っている。対価を払って乗るのが筋であるという考えだ。そういうわけで無料のバスはこの路線バスの旅では扱わないようにしていたのだが、このバスが使えるか使えないかでルートが大きく変わってくる。そういうことで、今回は特例でこのバスに乗ることにした。

伊勢崎市中心部から来て新田暁高校で折り返すようなダイヤになっている。やってきたバスに乗客はなかった。私が乗って少し停車して発車する。少し進むとすぐに伊勢崎市に入る。2005年に合併するまでは境町だった場所である。境トレセンというバス停がある。廃止された高崎競馬のトレーニングセンターの跡地となっている。敷地の中に入るが、建物だけそのままになっていて、もの悲しさを感じた。無料だから乗ってくる客も多いかと思ったが、このバスが最終のバスでこの後に伊勢崎市中心部から帰ってくるバスはないということもあってか、なかなか客が乗ってこない。東武伊勢崎線の踏切を渡ったあたりになって乗ってくる客がいた。

結文

とうとう本シリーズ最後の未踏県である群馬県に入った。乗ろうと思った路線のダイヤが変更されていたり、太田で長時間の待ち時間があったり、最後のバスが無料だったりと、何かと懸念材料はあったが、旅自体は順調に進められて、よかった。

地図

詳細なルート(ALPSLAB route)

集計


初出 : 2009/09/25
路線バスの旅 >  関東一周の旅 >  第14回