伊勢崎駅前(群馬県伊勢崎市) ↓群馬中央バス(660円・約50分) 前橋駅前(群馬県前橋市) ↓関越交通(610円・約35分) 渋川駅(群馬県渋川市) ↓関越交通(620円・約30分) 桜の木(群馬県渋川市) ↓関越交通(630円・約25分) 沼田高校入口(群馬県沼田市) ↓関越交通(730円・約35分) 中山本宿(群馬県高山村) ↓高山運輸(690円・約30分) 中之条駅(群馬県中之条町) ↓関越交通(710円・約30分) 大戸坂下(群馬県東吾妻町) ↓関越交通(420円・約15分) 権田車庫(群馬県高崎市) ↓群馬バス(1120円・約75分) 高崎駅(群馬県高崎市)
今回は群馬県をほぼ一周する形になる。まずは、前回の続きからということで伊勢崎へと行く。今回は所要時間を短縮したかったので高崎まで新幹線に乗っていった。
▼前橋公園行き
伊勢崎から前橋に至るバスは以前にも乗ったことがある。以前に乗ったときは駅から乗るのは私だけで、伊勢崎の中心部で何人か乗ってきたが、今日は乗ってこなかった。最後まで一人かとも思ったが、伊勢崎・前橋市境のあたりで何人か乗ってきた。一部の人は前橋大島駅で降りていった。以前に乗ったときと経由地が変わっていて、本町、県庁を経由してから前橋駅前に着いていたのが、前橋駅前を経由してから本町、県庁方面に行くようになっている。なお、このバスに乗るときに群馬県共通バスカードの3000円分を買っておいた。
▼[渋11]渋川駅行き
前橋から渋川に行くバスの本数は多いのだが、すぐに渋川に行ってもそこから先に行くバスの都合で、前橋で時間をつぶすことにした。昼ご飯も前橋で食べてしまった。まだ1本しかバスに乗っていないのに。乗ったのは11時50分発の渋川駅行き。駅から乗った人、前橋の街中から乗った人で、乗客は10人くらいにはなった。このバスは群馬大学荒牧を経由する。ここまでで私以外の客は全員降りて、その後乗ってくる人はいなかった。以前、この路線のバスに乗ったときは渋川温泉に寄ったが、このバスは寄らない。
▼桜の木行き
渋川市北部の桜の木に行くバスに乗る。駅と市中心部からの乗客が6人ほどいた。鯉沢で国道17号線から国道353線が分かれる。私個人の話だが、ここで国道353号線方面に行ったことは子供の頃を中心に何度かあったが、国道17号線をまっすぐ進むのはこれが初めてだ。何か不思議な気持ちになる。このあたりは旧子持村の中心部で、乗客が次々と降りていった。乗客が私だけになって、人家もまばらな国道を進んで、バスの展開場がある桜の木に到着。
▼沼田三軒屋行き
桜の木で既に次に乗る沼田三軒屋行きのバスが待っていたが、かなり小さいバスだった。これで間に合うということだろう。桜の木から乗る乗客は当然私だけである。桜の木を出てすぐに、国道と川が山に挟まれた険しい場所を通る。このあたりが市境になる。沼田市中心部に近づくに従って、人が2人ほど乗ってきた。沼田は駅と市街地が離れていて、このバスは駅には寄らずに市街地に入っていく。沼田の名前が入ったバス停ということで、沼田高校入口で下車。
▼中山本宿行き
沼田から高山村の中山本宿に行くバスに乗る。まず、沼田駅に向かう。坂を下って平たい部分を少し走って沼田駅に着。以前に来たときは工事中で暫定的な感じのバス乗り場だったが、今ではバス乗り場が新しく整備されていた。以前と言っても5年前の話ではあるが。そのときは、中之条から中山本宿でバスを乗り継いで沼田駅まで来ている。駅から一人高校生が乗ってきた。駅を出て山の中に入っていく。人家もまばらなバス停で高校生を降ろし、一人になって、権現峠を越えて高山村に入る。峠のすぐ近くにあるのがロックハート城で、駐車場に車は多く停まっていたが、さすがにバスに乗ってくる人はいなかった。終点、中山本宿で次に乗る中之条方面に行くバスが待機していた。中之条方面から来たと思われる若い男女が待合所でバスを待っていた。
▼原町ベイシア行き
中之条と高山を結ぶバスはかつては関越交通が運行していたが、2007年4月に高山運輸倉庫に委譲されている。「たかやまバス」という愛称がついている。乗ったのは私だけだった。最初に言ってしまえば、この後も他の乗客は乗ってこなかった。関越交通時代にはなかったこととして、高山温泉に立ち寄る。また、中之条町内から原町の赤十字病院、ベイシアまで路線延長されている。高山と東吾妻の中核施設を結ぶバスになっている。なお、群馬県共通バスカードは使えない。現金で運賃を払う。
▼大柏木行き
中之条駅から東吾妻町の南部にある大戸、大柏木に行くバスに乗る。中之条駅から乗ったのは私だけだった。途中で中之条の中心街を通っていく。中之条の中心街を通ったのは初めてだったが、これがけっこう賑わっていた。ただ、バスに乗ってくる人はいなかった。中之条町を後にして、東吾妻町に入っていく。東吾妻町、かつては吾妻町の中心であるのが原町になる。原町の赤十字病院といえば、このあたりでは大きな病院で、私も子供の頃に来院したことがあるくらいである。その赤十字病院にバスは立ち寄る。一人乗ってくる。その後からは乗ってくる人はいなかった。原町駅前を過ぎて吾妻川を渡り、南へと進んでいく。ところで、このバスで大戸坂下まで行きそこで次にバスに乗り換えることになっていたのだが、そこでの乗り換え時間がわずかである。しかし、このバスは若干遅れているようで不安になってしまった。定刻より数分遅れて大戸坂下に到着。次に乗るバスはまだ来ていないようだった。
▼権田車庫行き
降りたバス停から少し戻った場所に、次に乗るバスのバス停があった。こちらも定時より少し遅れて到着。このあたりは乗り換えに便宜を図っているのかもしれない。大戸には関所跡があるのだが、今回は乗り換えの時間がわずかなので詳しく見ることはできなかった。バス車内から門だけが見えた。少し進むと「高崎市」に入る。旧倉渕村までが高崎市になったわけだが、どうも違和感がある。この路線は土曜日だと1日に8本とそれなりに設定されているのだが、沿線に人家も少なく、本当に利用客がいるのかと思ってしまう路線ではあった。実際、大戸から権田まで乗った客は私だけだった。
▼高崎駅行き
権田車庫に着いたのは16時47分頃だった。高崎行きの16時台のバスは45分で時刻表に従えば既に行ってしまっている。しかし、すぐそこに高崎行きのバスが停まっている。少しすると運転士らしき人がやってきた。これから45分発のバスが発車するという。これはもう乗るしかない。本来であれば次のバスに乗るつもりだったのだが、このバスは途中の室田営業所止まりで、室田営業所で高崎行きのバスに乗り換えるということになっていた。しかも、途中で日没になってしまう。そういうわけで、このバスに乗れたのはありがたかった。
権田からは倉淵で県道を走った以外はほぼ国道406号線を走っていく。20分ちょっと走って旧榛名町の室田営業所に到着。ここまで乗客が乗ってこなかった。室田営業所で数分間停車した。室田を過ぎると乗客がぽつぽつと乗って来た。里見のあたりで新幹線を下をくぐる。下蓮根のあたりで高崎市街地に入り、市街地らしい道路の国道18号線と合流する。高崎の中心部を通り、高崎駅に到着。ここまで来ると薄暗くなっていた。
今回は雨っぽい天気で、しかも前橋にいた頃にはだいぶ強く雨が降っていた。予定の短縮も考えたくらいだったが、この後のことを考えて予定どおり進むことにした。その後は、雨もそれほど強く降ることはなく、権田車庫で存外のバスに乗り継げたことで、高崎に早く着けることができた。結果として成功裡に終わったと言えよう。