飯能駅南口(埼玉県飯能市) ↓西武バス(430円・約30分) 東青梅/東青梅駅北口(東京都青梅市) ↓東京都交通局(170円・約10分) 青梅駅前/青梅駅(東京都青梅市) ↓西東京バス(250円・約15分) 友田(東京都青梅市) ↓西東京バス(210円・約20分) 菅瀬橋(東京都あきる野市) ↓西東京バス(350円・約20分) 武蔵五日市駅(東京都あきる野市) ↓西東京バス(670円・約60分) JR八王子駅北口/八王子駅(東京都八王子市) ↓神奈川中央交通(640円・約60分) 相模原駅(神奈川県相模原市) ↓津久井神奈交バス(210円・約10分) 藤野駅(神奈川県相模原市)
飯能から路線バスの旅を再開する。埼玉県、東京都を経て、関東一周の旅の最後の都県になる神奈川県まで至る予定である。
▼[飯41]河辺駅南口行き
先日は飯能駅の北口に降りたが、今日は南口から乗る。駅から乗ったのは5人ほどで、次のバス停からも乗ってくる人がいた。飯能市内で降りたのは一人だけで、東京都青梅市へと入っていく。本旅では第1回以来、久しぶりに東京都に足を踏み入れた。青梅市に入ってからすぐのあたりで降りる人が多かったが、このあたりに入ると乗ってくる人も目立ってくる。東京都に入ってすぐの岩井堂から柳川まではフリー乗降区間ということになっているが、閑散区間というわけではなく、バス停はこまめもあり、フリー乗降区間になる理由がよくわからなかった。その柳川からはさらに乗ってくる客が増えてきた。その後も客は増えて、東青梅駅に近い東青梅に到着。ここで降りる人は多かった。
▼[梅74甲]青梅車庫行き
西武バスに東青梅バス停があり、都営バスにも東青梅バス停があるので、同じ場所にあるのかと思ったら、そこにあった都営バスのバス停は東青梅駅北口バス停だった。東青梅バス停は一つ手前のバス停になり、そこには西武バスのバス停はないのだ。そうであれば別のバス停で乗り換えたほうがよかったかと思ったものの、ここに来てしまった以上は仕方がない。
青梅車庫行きのバスに乗る。青梅駅方面とは逆の方向に少し進んで、青梅市役所、東青梅駅前、青梅総合高校を通って、青梅駅へと向かう。数人の乗客がいたが、青梅駅までで皆が降りた。
▼[青20]小作駅西口行き
青梅駅は都営バスが多くのシェアを占めるが、唯一の西東京バスである小作駅西口行きに乗る。今回の旅程は土曜日でも日曜日でもほとんど変わらなかったので、翌日の日曜日に実行してもいいかと思っていた。ところが、この翌日は青梅市内で駅伝があって、このバスは青梅駅まで来ずに一つ先のバス停で折り返しになるとのことだった。それもそれでハプニングとしておもしろいかもしれないが、やはり予定通りに進められたほうがいい。翌日にしないでよかった。
駅からの乗客は2人。調布橋で多摩川を渡って、後は南東に進んでいく。多摩川南岸に住んでいる人たちが小作駅に向かうという需要があるようで客が続々と乗ってくる。多摩川を再度渡る手前にある友田バス停で下車。
▼[小06]秋川駅行き
友田からは、小作駅から来た秋川駅行きのバスに乗る。このバスがけっこう混んでいて、いちばん後ろの席くらいしか空いていなかった。高校生とその保護者、という感じの乗客が大半を占めていた。トンネルをくぐってあきる野市に入ると、すぐに菅生高校に寄り道するために右に曲がる。周囲に人家もまばらしかない、というようなところに菅生高校があった。予想通りそこで乗客がこぞって降りていく。結局、残ったのは私ともう一人だけだった。菅生高校で数分間停車して出発。その先で数人が乗ってきた。菅瀬橋というバス停で下車する。
▼[五32]五日市行き
降りたバス停の前方の交差点を右に曲がると、次に乗る五日市行きのバス停がある。福生駅西口から来たバスであるが、既に乗っていた乗客は少なかった。すぐに川を渡って日の出町に入る。日の出町は鐵道が通らない町なので、バスが唯一の公共交通ということになる。それにしてもこのバスは空いているが、時間帯の問題であろう。途中のバス停で、福生行きのバスを待つ人はけっこういた。日の出町内で乗客が入れ替わり、再びあきる野市に入り、武蔵五日市駅に到着。このバスは少し先の五日市まで行くが、全員が駅で降りていった。
▼[八20]京王八王子駅行き
五日市から八王子に行くバスに乗る。駅から乗ったのは5人程度である。トンネルをくぐって八王子市に入る。川口という地域に入っていくが、このあたりからけっこう人が乗ってくる。座席があらかた埋まってくる。やがて楢原町に到着。ここは西東京バス楢原営業所があり、バスが多数停まるスペースが用意されていた。ここで乗ってくる人が大量にいた。おそらくここ始発のバスもあり、何もはるばる五日市から来たバスに乗る必要もないと思うのだが、乗る人としてはとりあえず来たバスに乗るということなのだろう。道路も混雑し、なかなかスムーズに走ることができない。ようやく八王子中心部に入っていくが、ここから乗ってくる人もいた。立つ客も多数という状態でJR八王子駅に到着。このバスは京王八王子まで行き、新宿、渋谷方面に行く人は京王八王子まで行って京王電鉄に乗ってくださいというアナウンスが流れた。JRでも新宿、渋谷には行けるわけだが、西東京バスは京王グループで、グループ会社としての役割を果たしているのだろう。ただ、JR駅で降りる人が多かった。正確な定刻がわからないのだが、おそらく10分弱は遅れたのだと思う。
▼[八07]相模湖駅行き
次に乗るのは神奈川中央交通のバスである。西東京バスと京王バスは「JR八王子駅北口」がバス停の名前になっているが、神奈川中央交通は同じ場所にあっても「八王子駅」がバス停の名前になっているようである。
その八王子駅から相模湖駅のバスに乗るのだが、定刻になってもバスが来ない。結局、7分程度遅れてバスが来た。相模湖駅から来たバスが折り返して相模湖駅行きになるようだ。駅からは5人ほど乗車した。相模湖駅行きとはいえ、八王子市内で降りていく人はそれなりにいる。逆に乗ってくる人もいる。高尾山口には13時半頃に到着。定刻より15分弱遅れとなる。ここで乗ってくる客もいた。ここから大垂水峠を越えていく。関東一周の旅最後の都県境越えになるのだが、天気が悪いこともあって、どこで境を越えたかよくわかなかった。気がついたら神奈川県に入っていたという感じだ。少し残念である。都県境を越えたときに乗っていたのは5人程度で、1日3本の運行ではあるが路線が残っているのは、それなりに需要があるということなのだろう。
▼[湖23]藤野駅行き
相模湖駅に着いたら、ひどい雨だった。八王子でも雨は降っていたがそれほど激しくはなかった。相模湖では傘をさしても外を歩きたくないような雨になっていた。そんな中、藤野駅行きのバスに乗る。4人ほど乗客がいた。前回乗ったときは相模湖駅から藤野駅まで乗り通した客がいたのだが、今回は途中のバス停で皆降りていった。途中から乗ってくる客はいなかった。9年半前に乗ったときは山梨県の上野原まで行ったのだが、2002年に路線が短縮されている。
今回は乗り換え地での待ち時間が少なく、青梅で45分程度の待ち時間があったのが最長だった。スムーズに乗り継ぎができるのはいいのだが、昼ご飯を食べる時間もないのも少し困ったものである。最後の県、神奈川県に入ったが、実はここから先がけっこう長かったりする。