岩内ターミナル(北海道岩内町)←bs01 ↓ニセコバス(1270円・約80分) 小樽駅前(北海道小樽市) ↓JR北海道バス(580円・約70分) 地下鉄宮の沢駅前(北海道札幌市西区) ↓JR北海道バス(200円・約50分) JR札幌駅(北海道札幌市中央区) ↓JR北海道バス(230円・約40分) 新札幌駅/新さっぽろ駅前(北海道札幌市厚別区) ↓夕鉄バス(920円・約70分) 栗山駅前/栗山駅(北海道栗山町) ↓北海道中央バス(530円・約40分) 岩見沢ターミナル(北海道岩見沢市)→bs03
寿都から来た小樽行きのバスに乗る。急行ということになっている。寿都から小樽まで直通する便がは一日に三便あって、昨日も寿都から直接小樽まで来られればよかったのだが、寿都に着いたのが小樽行きの最終バスが出た後なので仕方がない。そういう直通便であるが、ほとんどの客が岩内ターミナルで降りた。盃方面へのバスに乗り換える人もいた。降りなかったのは数人。そして、岩内から乗ったのは2人。実はこのバスの4分前に札幌に行く高速バスが発車している。このバスは小樽駅前にも立ち寄る。一見して小樽に行くにも高速バスの方が急行よりも早いような感覚があるが、実は所要時間はほとんど変わらない。しかも、高速バスはけっこう混んでいた。こちらは空いていた。
急行ということで、停まらないバス停もある。高速バスもほぼ並行して走っているのだから、各停でもいいような気がするが、寿都からの長距離バスということで急行運転しているのだろう。国富で国道5号線に合流。ここからしばらくは人家もない。仁木町内に入ってしばらくすると人家も見えてきて、乗ってくる人もいる。余市で乗ってくる人が大勢いるかと思ったが、それほどいなかった。余市を抜けると、急行運転の本領発揮で、バス停で待っている人を尻目に次々と停留所を飛ばす。余市から小樽まではこの時間だと各停便が15分に1本の高密度運転なので、1日に3便しかないこの便が停まるまでもないということか。塩谷を過ぎると次は小樽駅前。塩谷始発のバスを抜かしたが、あちらはほぼ満席だった。こちらはそれほど客は乗っていないままである。小樽駅前のバスターミナルには入らず、降車専用バス停で下車。バスを降りて小樽駅に向かうときには、岩内で見送った高速バスがちょうど札幌方面に向かって交差点を曲がるところだった。
小樽から札幌までは高速バスが頻発しているが、高速道路を走らないバスも通っている。札幌まで直通する中央バスの便もあったが、時間の都合で宮の沢乗り換えのルートをとることにした。小樽から宮の沢行きのJRバスに乗る。始発小樽駅前の時点では乗客が3人だったが、次々に人が乗ってくる。JRが並行して走っている区間ではあるが、その狭間に住んでいる人が多く利用しているようで、けっこう利用客は多かった。札幌市内に入ってからはほぼ座席が埋まる程度である。そのうち乗り切れなくなるのではないかと思うほどだったが、案外途中で降りる人が多かった。
宮の沢から札幌駅に行くバスは1時間に5本あるのだが、このバスは前のバスから20分間隔が空いていた。張碓から来たバスで、宮の沢に着いた時点で既に満席で、立って乗ることになった。もっともすぐに座ることができたが。北1条西12丁目あたりから渋滞が始まる。市中心部だから仕方がないか。この渋滞は織り込み済みである。終点札幌駅前まで行く人が多かった。
国道12号線を新札幌まで行くバスである。本数は多い。札幌駅を発したときは乗客は多かったが、白石あたりからどんどん減っていく。逆に乗る人はほとんどいない。新札幌に着いたときは、4人だけだった。もちろん通しで乗ったのは私だけ。普通はJRを使うだろう。
新札幌は私がかつて住んでいたところから近くて、昔はよく来ていた。しかし、夕鉄バスには一度も乗ったことがなく、上野幌駅通の怪しいバス停だけが印象に残っていた。その夕鉄バスに乗ることになる。新札幌から江別方面に行く便の本数は多い。ただ、栗山まで行くバスとなると少なくなる。私が乗った栗山行きのバスも、江別市内で降りる人がけっこういた。しかし、乗ってくる人もいた。野幌ターミナルで乗務員が交替。ここで乗り降りする人が多かった。江別から栗山までは廃止された夕張鉄道にほぼ沿って走る。星前というバス停があったときは気づかなかったが、次のわたべ前バス停で、両方とも北海道名物の個人宅の名前がついたバス停であることに気づいた。個人宅というよりは、個人経営の牧場といったほうが正しいか。南幌温泉という公営の温泉施設で一人乗車。南幌町の中心部に入って、南幌ビューローという謎の施設を経由する。南幌ビューロー始発の岩見沢行きというバスもあるのだが、なにがビューローなのかと思って後で調べてみると、夕張鉄道南幌駅の跡地にできた文化会館らしい。南幌町を過ぎると、客は3人になった。結局、この3人の客を乗せて、終点栗山駅前に到着。
JR栗山駅の前は整備されていて、駅舎も新しかった。それにしてもバス乗り場にはやたらと人がいる。まさかJRの本数が少ないのでみんなバスで岩見沢に行くのではないかと勘ぐっていたら、ほとんどの人が札幌行きの高速バスに乗っていった。岩見沢行きに乗ったのは5人だけだった。岩見沢市内に入るまではそこそこの乗車率だったが、岩見沢市内に入ると市中心部に向かう人で混みだした。それでも、座れないということはない。途中で降りる人もいたが、ほとんどの人が終点の岩見沢ターミナルで下車。駅の隣にあるのが岩見沢ターミナルだが、ターミナルの道路を挟んだところにある降車専用バス停で降りることになる。
さすが北海道一の大都市である札幌を通り過ぎただけに、混んでいるバスに乗ることになった。今回の訪道で気づいたのだが、札幌は中心部を走る路線バスがやたらと多い。おそらく郊外から市中心部まで乗り入れるバスが多いためだと思われる。
この日は岩見沢から高速バスで札幌に戻って、札幌で泊まった。路線バスの旅自体は1日お休み。続きはこの日の翌々日ということになる。