岩見沢ターミナル(北海道岩見沢市)←bs02 ↓北海道中央バス(490円・約40分) 美唄ターミナル(北海道美唄市) ↓北海道中央バス(660円・約55分) 滝川ターミナル(北海道滝川市) ↓北空知バス(520円・約50分) 深川ターミナル/深川駅(北海道深川市) ↓JR北海道バス(2400円・約195分) 名寄駅(北海道名寄市)→bs04
岩見沢ターミナルはFMコミュニティ局なども併設されていたりして、立派なバスターミナルである。それに比べると、JR岩見沢駅はややみすぼらしい。子ども1人を含む9人を乗せて岩見沢ターミナルを出発。そのあと何人か乗ってきた。三笠入口で女子高校生が乗ってきたが、三笠方面から来たバスから乗り換えたてきたのろうか。岩見沢市と美唄市の市境あたりで渋滞にはまり、少し遅れる。そこそこ利用客はいたが、通しで乗ったのはさすがに私くらいだったと思う。
美唄から滝川ターミナル行きのバスに乗る。思ったよりも利用客は多い。途中からの乗り降りも多い。奈井江には自前のターミナルはなく、「奈井江駅前」に停車する。ここからの乗客もいた。砂川ターミナルで短時間の停車。砂川では駅前に立ち寄らない。空知川を渡るともう滝川市の中心部。「元ターミナル前」というあんまりなバス停の次が終点滝川ターミナル。
滝川で昼食をとって次のバスに乗る。音江経由の深川ターミナル行きだ。深川に行くには雨竜経由もあるのだが、音江経由のほうが所要時間が短い。滝川はかつてはJR北海道バスが乗り入れていたのだが、今では乗り入れていない。かつてJRバスのターミナルだったと思われる場所は駐車場になっていた。JR北海道の下に「バス」が消された跡がある看板が立っていた。この北空知バスもかつて北海道中央バスが受け持っていた路線を分社化して走らせている。そういうバスであるが、これまた盛況だった。国道12号線をひた走る。乗客の数は減っていく傾向だった。音江で岩見沢からずっと走っていた国道12号線に別れを告げる。少し走って深川ターミナルに着。
北空知バスの深川ターミナルから深川駅までは少し離れている。今度乗るJRバスは駅前から出発するので、そちらに移動する。深名線の代替バスであるが、名寄から深川は7年前に乗ったことがある。それ以来の乗車だ。十数人の乗客で思ったよりも多かった。盆休みだからだろうか。行き先は幌加内となっているが、実際は名寄まで直通する。これは前回乗ったときに知った。深川を発ってしばらくすると、左に曲がる。しばらくすると道が細くなった。北海道に来てから広い道ばかり走ってきたので、ここまで細い道を通るのは初めだ。そういう道を通って人家が少ない集落にあるバス停でも、降りる人はいた。少しすると多度志に到着。深川から多度志までは北空知バスの便もある。あとは国道275号線を北上。幌加内まで延々と走る。幌加内には新しいバス待合所があった。かつて通ったときは旧幌加内駅の前で停まったと思った。私以外の客が全員降りていく。と思ったら、一回降りたと思われる人がまた乗ってきた。やはり幌加内行きということになっているとそういうことになる。しかし、ここを越えて乗る人が少ないということだろう。ちなみにこの人は幌加内から5分もしない場所で降りていった。女の子二人組みだったが、祖母かと思われる人が迎えにきていた。
ここからは一人旅だ。幌加内はそばの産地ということで、そば畑が一面に広がっている。雨煙別のあたりでは旧深名線の遺構が見えた。ルオント前というバス停で男性一人旅風の客が乗ってきた。温泉と道の駅がある。「深川留萌道 沼田 50Km」という標識が立っていた。また、朱鞠内でも男性一人旅風の客が乗ってきた。朱鞠内には朱鞠内コミュニティ公園という公園があって、朱鞠内駅の駅名票とレールがあった。このバスは朱鞠内湖畔には立ち寄らない。入口までは行くが、途中でUターンをする。ここから母子郷までは人家もないので、バス停もないという状態が続く。牛しかいない。母子里で国道275線から離れ東に進む。前回乗ったときは、日塔宅前、北川宅前という個人宅前がついたバス停名に度肝を抜かれたが、もう慣れたのでそんなことはない。もう一人地元の人が乗って、乗客四人を乗せて名寄市街に入る。朱鞠内で乗った人が途中で降りたので、最終的に終点で降りたのは三人だった。
空知を路線バスで延々と走ったわけだが、思った以上に利用客が多いのが印象的だった。もっとも、時期という要因というのもあるのだろうが。あんまり混雑するのは困りものだが、利用客が少なくて廃止されるほうがもっと困る。