志木駅東口(埼玉県志木市) ↓国際興業(200円・約10分) 秋ヶ瀬橋(埼玉県志木市) ↓国際興業(220円・約20分) 朝霞駅東口/朝霞駅南口(埼玉県朝霞市) ↓国際興業(190円・約10分) 下ノ原入口(埼玉県朝霞市) ↓西武バス(210円・約10分) 片山小学校(埼玉県新座市) ↓西武バス(170円・約5分) 本多一丁目/新座総合体育館入口(埼玉県新座市) ↓西武バス(170円・約5分) 菅沢中央(埼玉県新座市) ↓西武バス(190円・約10分) 新座駅南口(埼玉県新座市) ↓西武バス(190円・約10分) 志木駅南口(埼玉県新座市)
路線バスの旅再開第一弾は、リハビリも兼ねて近場を回ることにした。志木駅を出発して志木市、朝霞市、新座市をぐるっと一周してまわって再び志木駅に戻ってくるルートである。できれば和光市も交えたかったのだが、それだと一周ルートにできなかったので外した。簡単のようだが、運転本数が少ないバスもあり、なかなか一筋縄にはいかない。ちなみに、全乗車でバス共通カードを使用している。最近では非接触ICカードを使っている人も多く見かけるが、まだまだバス共通カードには存在していてほしいものである。
▼[志01]浦和駅西口行き
まずは、志木駅から浦和駅西口行きのバスに乗る。朝一番の便である。10人くらいの客がいた。この路線はたまに乗るが、だいたいの場合道路の交通量が多くてスムーズには進まない。今日は朝早いということもあって、交通量が少ないスムーズにバスが動いた。降りる人もあれば、乗る人もありで、乗客数を保ったまま志木市最後のバス停である秋ヶ瀬橋で下車する。すぐ近くに荒川があり、端っこ感が漂っている。あたりにはサイクリング、ジョギングをしている人がいた。
▼[朝50-3]朝霞駅東口行き
秋ヶ瀬橋での乗り継ぎについて細部を確認をしておらず、降りたバス停の道路を挟んで向かい側あったバス停が次に乗るバスのバス停だろうと思って時刻表を見てみたら、そのバスの時刻が載っていない。あたりを探してみたら、荒川側の右手にバス停があった。バス停の時刻表を見たら、5時台と6時台しか表に載っていなかった。確かに次に乗るバスは1日1本しか運行されておらず、それだけあれば事が足りるのではあるが、こんなレイアウトのバスの時刻表は見たことがない。平日と土曜日は5時台の運行のみで、よそ者が乗ろうとすれば日曜祝日に乗るしかない。西浦和車庫からやってくるバスであるが、当然のごとく先客はいなかった。すぐに朝霞市に入り、湯〜ぐうじょうという浮かれた名前の温浴施設に寄り道していく。しかし、この温浴施設は今は営業していない。今となってはバスの発着所というだけになっている。次の丸沼から人が乗ってくる。ここから先は朝霞駅に向かう人が何人か乗ってきた。湯〜ぐうじょうから朝霞駅東口まではそれなりに運転本数が確保されているので、おそらく1日1便しかない路線であることは意識しないで乗ってきているのだろう。花の木交差点で羽田空港行きバスを見かけた。ここで両路線が交わることになる。すっかり新しくなった朝霞駅東口に着。
運転席にあった運行表を見るとこのバスは朝霞駅南口まで回送して、朝霞台駅まで行くらしい。つい最近ダイヤ改正されるまでは、このバスがそのまま朝霞台駅に直通していたはずだった。それは今回のルートに沿っているので都合がいいと思っていたのだが、うかうかしているうちにダイヤ改正が行われ、朝霞駅で系統が分割されてしまった。もっとも、たいていの人は朝霞駅で系統が分割されても関係ないだろう。
▼[朝12]朝霞台駅行き
路線図で判断すると朝霞駅から新座営業所行きにバスに乗れば外周を回れるように思えるが、この路線は夜間に数本走っているだけなので、この旅ではそのルートは採用しなかった。代わりに朝霞台駅行きのバスに乗って途中の下ノ原入口まで行く。朝霞駅から乗った乗客は私だけだったが、途中から何人か乗ってきた。川越街道の宿場であった膝折の名前が残っている場所を通る。膝折村が1932年に町制施行したときに朝霞町になったわけだが、昭和初期の頃の人もさすがに「膝折」はどうかと思ったのかもしれない。
▼[ひばり71]ひばりヶ丘駅北口行き
今まで国際興業のバスに乗り続けてきたが、ここからは西武バスに乗る。バスを待っている間に見かけたひばりヶ丘から朝霞台に向かうバスは混んでいたが、私が乗ったバスはそうでもなかった。榎木から新座市に入る。この路線と言うと、道路が混んでなかなか進まない、という印象があるのだが、今日は実にスムーズに流れていく。乗降客も少ないので、バス停ごとに停車しない、という要素も大きいのだろう。バスの操車場がある片山小学校で下車。
▼[ひばり73]志木駅南口行き
次に乗るバスのバス停へと移動したら、既に一人の人が待っていた。時刻を確認しようと思ったら、バスがやってきた。次に乗るべきバスだ。予定していたよりも一本早い便であったが、乗ってしまうことにする。乗客は5人程度だった。路線バスの旅第1回のいちばん最初に乗ったのが、この系統の逆方向に走るバスであった。あれから550本強のバスに乗ることになるとは思わなかった。このまま乗り続ければ今日の最終目的地である志木駅にたどり着けるが、もう少し遠回りをするため途中の本多一丁目で下車する。
▼[清61-2]清瀬駅北口行き
本多一丁目から新座総合体育館入口まで一停間バスに乗るつもりでいたが、現地に来て考えてやはり歩くことにした。両バス停間は300m程度だ。次に乗るバスはすぐ近くの新座営業所始発で遅れようがないと思っていたのだが、時間になってもなかなか来ない。携帯電話で利用できるバスロケーションシステムで確認してみたら、次の便の情報が表示された。意外といい加減なものだ。結局、5分遅れでバスがやってきた。事情を聞きたくなったがこちらも変な客なので自重する。新座総合体育館入口から菅沢中央までは二停だが、そこそこ距離があった。ちなみに菅沢に来たのは初めてで、これまで通ったことすらもなかった。ここはもう清瀬市に近い。
▼[清62]志木駅南口行き
今度のバスはほぼ定時に来た。私の他にもう二人が乗った。この時間帯に駅に向かうバスだけに次々と人が乗ってくる。ただ、車の流れはスムーズだった。このまま乗り続ければ今日の最終目的地である志木駅にたどり着けるが、もう少し遠回りをするため、は今日二度目だ。新座駅で降りる人が多いと思ったが、私を含め二人しかいなかった。むしろ、乗る人が多かった。
▼[ひばり75]志木駅南口行き
新座駅からは大和田経由で志木駅へと向かう。新座駅から志木駅に向かうバスは北野入口経由が主流で、大和田経由は土日休日だと1日に4本しかない。9時頃着いて次のバスは11時51分である。大和田経由のほうが若干外回りになるので、ここはそれを選んで乗ることにする。だいぶ時間があるので、新座市立中央図書館に歩いていった。本だけ借りてあとは駅の近くで時間をつぶそうかと思っていたら、ひょんなことからほとんどの時間を図書館で費やすこととなった。結局、昼ご飯を食べる時間もなくなったので、駅構内のそば屋で軽くすませた。
新座駅を出て、野火止角の交差点でやはりつかえる。信号を何回か待ってやっと抜けられる。途中で降りる人、乗る人が数人いたが、通しで乗る人が多く、新座駅から乗った人も通しで乗った人がいた。自宅の最寄りバス停から志木駅までをバスで走るという、めったにしない体験をして、志木駅南口に到着。
予定していたとはいえ途中で3時間の待ちが発生してしまったが、順調にことがすすみ、レアなバスにも乗れたのはよかったと思う。家の近くだと思い立ったときにできるし、駄目なら駄目ですぐ帰ればいいだけなので気が楽である。これからまた各地のバスに乗るつもりだが、地元シリーズも定期的にやっていこうと思う。