1978年の最長片道切符の旅  第28日 岡山→高松 2004/09/20

前書き

三連続の最終日。周遊きっぷは宇野まで使える。

本編

岡山(7:39)→宇野(8:23) 639M

岡山から宇野に直通する列車は少ない。だいたいが茶屋町で乗り換えになる。そういうわけで、数少ない宇野直通列車を選んで乗る。3両編成で、それほど混んでいない。

次の大元は高架駅であった。ここでいきなり上り列車との交換のため、2分停車する。宇野線は大元から備前西市までが複線で他の区間が単線だ。ここでの停車は交換待ちというよりは時間調整という意味合いか。

各駅で、岡山行きの列車を待っている人が多くいる。こちらは相変わらず空いている。茶屋町を過ぎると本四備讃線と別れる。向こうが上のほうに上がって、こちらがそれをくぐる。

常山の近くでは、道路を2車線から4車線にする工事をしていた。こちらは単線だ。客が少ないまま、宇野に到着。折り返しの列車を待っている人がホームで列をなしていた。右手に往時の鉄道施設跡だと思しき駐車場が見えた。

宇野(8:39)→高松(9:44) 本四フェリー(宇高連絡船代替)

宇野の駅のまわりをぶらぶらしつつ港に向かったら、出航5分前になっていた。切符を買って、船に乗り込む。乗客は30〜40人といったところか。それほど大きな船ではないが、充分な余裕がある。甲板に出てみる。潮風が心地いい。瀬戸内の島々が遠くに見える。鉄道の旅が続いたので、偶に船に乗るというのも気分の転換になっていい。1時間という時間もちょうどいい。高松の街が見えて、しばらくして陸に着岸する。下船したときに確認したところ、車なしで乗った人は5人くらいいた。自転車の人が1人いた。

後書き

まだ午前中であるが、今日は高松で終わりとした。星の王子様よろしく四国の滞在時間はわずかで、快速[マリンライナー]ですぐに本州に戻った。周遊きっぷが使えない高松から児島までは普通に券売機で片道乗車券を買った。この日は岡山県を徘徊した後、寝台特急[サンライズ出雲]で帰京した。


初出 : 2005/03/13
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