1年に渡って行ってきた1978年の最長片道切符の旅も今回で最終日。2月26日という日を選んで、この旅を締めくくることにする。貯まりまくっているマイレージを使って飛行機に乗るので、その分の経済的負担はない。
志木から羽田空港まで行って鹿児島空港まで飛ぶ。鹿児島空港からは国分までバスに乗ってそこからJRで隼人まで行くつもりだったのだが、なんと1日1本だけ空港から隼人駅まで行くバスがあって、それが少し待てば乗れたので、そちらに乗ることにした。隼人からは1978年の最長片道切符の旅第39日。指宿で時間があったのでぶらぶらしたが、砂湯以外は観光都市らしさがなかった。。「今度こそ どうしても 観光都市指宿の再生を!」と書かれた切実な立て看板があったくらい。市営元湯に行ったら26日でフロの日ということで無料だった。よそ者としては、逆に無料のほうが入りづらかったりするのだが、遠慮せずに入ることにする。中学生くらいの男の子が番台でゲームをしていた。
枕崎では鉄道マニアみたいに写真を撮りまくったが、長い長い旅の終わりだから許してもらいたい。何人か私と同じことをしていた。この日は枕崎で泊まる。近くのスーパーで鰹の刺身とか総菜とかビールとか買いまくって祝杯をあげた。
<行程>
志木→羽田空港>鹿児島空港=隼人→鹿児島→指宿→枕崎
枕崎からバスで鹿児島まで行く。バスのほうが所要時間が短い。地図を見ればわかるが、指宿枕崎線は山川、指宿を経由する分遠回りなのだ。バスは国道225号線を使って直線的に鹿児島まで進む。のだが、乗客は少なかった。鹿児島からは九州新幹線に初乗り。自由席乗車だが、思った以上に空いていた。乗車率20%くらいか。意外と途中駅で乗り降りする人が多い。速いが、トンネルばかりでなんか味気ない。
新八代からは日奈久温泉に行く。まず、八代まで。鹿児島で八代までの切符を買ったのだが、これは失敗。新八代で分断したほうが安かったのだ。八代から肥薩おれんじ鉄道で日奈久温泉まで行く。前回乗ったときはかなり空いていて行く末を案じたのだが、今日は盛況だった。帰りはバスで八代まで戻る。駅から温泉街までは少し離れているので、バスのほうが便利である。
上熊本まで行って、熊本電鉄に乗る。初乗り120円は安い。乗換駅の北熊本だけが有人駅であとは全部無人駅。藤崎宮前駅も無人駅。合理性を追求した結果というやつか。熊本交通センターに出てラーメンを食べてそこから熊本空港までバスに乗る。ちょうど来たバスが天草から来たバスで3列シート、しかも空いていて言うことなしだった。空港で飲んで、飛行機で羽田空港まで行って志木に帰る。
<行程>
枕崎=鹿児島→新八代→日奈久→上熊本→御代志→熊本=熊本空港>羽田空港→志木
長かった企画が終わった解放感が多くを占めた。