2006年秋・兵庫京都 2006/11/23〜2006/11/25

目的

兵庫と京都には行くけど大阪には行かない旅。最大の目的はバスだが、他にも天橋立を観光するという目的もある。

本文

2006/11/23(thu)

この日は勤労感謝の日で祝日であった。もう使わないだろうと思っていた神戸空港に羽田空港から飛ぶ。志木から羽田空港まではバスに乗る。延べ乗客は9人。採算とれるのか心配。美女木から首都高速に入って、板橋、江北、葛西経由で羽田空港に行く。バスは順調に羽田空港に到着した。

今回はいつものJALではなく、スカイマークに乗った。個人的にはスカイマークにはあまりいい印象がないのだが、前回JALが大きく遅れたときも定時で運行していたし、神戸まで11000円という低運賃にも惹かれて乗ってみることにした。乗ってみるとまあ普通だ。ただ機材が小さく、3×3のシートで思わず「狭い」と口走る人が多数いた。満席だった。だいたい定時で到着。

神戸空港からはポートライナーに乗って三宮まで出て、その後、明石、姫路と立ち寄ったが、どちらも行こうと思った施設が閉まっていた。下調べ不足だった。しかし、姫路では勤労感謝の日ということで市立動物園が無料だった。なぜ勤労感謝の日で無料かはわからないが。最近、羊が見たいという願望を抱いていて、ちょうど羊がいたので嬉しかった。この動物園には象もいる。やはり、動物園の花形は象だと思う。姫路に行ったときには必ず食べるたこ焼きも、しっかりと食べた。客は多かった。

<行程>
志木=羽田空港>神戸空港→三宮→明石→姫路

2006/11/24(fri)

生野までJRで行く。寺前で乗り換えなければならないのがちょっと不便だ。通学の高校生が多数乗っていた。もっとも、ローカル線は高校生でもっているようなものである。生野からは路線バスの旅単発編第34回。土日祝日運休のバスに乗るためにわざわざ平日に休んでここまで来たのだが、危うく乗れなくなるところだったし、乗ってしまえばその区間はあっけなく終わるし、自分でもよくわからなくなってくる行動である。

宮津まで行って、ご飯を食べて、バスで天橋立まで行く。この近くのホテルに泊まる。当初は宮津市中心部の旅館に泊まる予定だったのだが、そこが満室だったので、天橋立駅前のホテルに泊まる。高いホテルではない。バス、トイレが部屋にないが、風呂は隣にある大きなホテルの風呂が使える。100円で20分やれるスーパーファミコンがあって、100円分だけ遊んだ。

<行程>
姫路→生野=八鹿=豊岡=久美浜=峰山=宮津=天橋立

2006/11/25(sat)

この日の午前中は天橋立を観光する。大きな荷物はホテルに置いて、天橋立桟橋に行き、自転車を借りる。傘松ケーブルに近い一の宮桟橋に自転車を乗り捨てて帰りは船に乗れて800円というセットがあるので、それを使うことにした。天橋立を自転車で進む。朝早いので人が少ない。日本三景の名に恥じない、風光明媚な景色である。通学途中の高校生とすれ違う。この道は日本一の通学路なのではないかと思った。

傘松ケーブルに乗って傘松公園へと行く。ケーブルカーの客は多くなかったが、すぐに続行便が来て、そこには団体客が乗ってきた。高いところから見る景色も素晴らしい。あと、紅葉もきれいだった。恒例の股覗きもやってみるが、長時間その姿勢を保つのは難しいし、眼鏡もずれるしで、何がなんだかという感じだった。帰りはリフトに乗る。リフトなんて子供の頃にスキーで何度も乗っている、と思っていたのだが、よくよく考えれば下るリフトに乗るのは初めてだった。乗るときは少し恐怖感がある。慣れればなんら問題がない。こちらのほうが開放感があってよい。リフトで降りるところには3人も係員がいた。その後、少しサイクリングをして、一の宮桟橋で自転車を返して、観光船に乗る。乗客が4人しかいなかった。船は船でいいものである。ケーブルカー、リフト、バス、船と、このあたりは丹後海陸交通の独擅場だ。

文殊側に天橋立ビューランドという場所があって、そこにも行ってみる。こちらはモノレールとリフトがある。リフトがおもしろかったので、行きも帰りもリフトに乗ることにした。正価850円なのだが、昨日泊まったホテルにあった割引券を使って50円割引。この割引券は昼ごはんを食べた店にも置いてあった。こちらからは、天橋立の砂浜がよく見える。天橋立ビューランドには遊園地があるのだが、この遊園地は見事に客がいなかった。景色だけ見て帰る客が圧倒的多数のようだ。ゲームコーナーは昭和の空気が漂っていた。

昼ご飯を食べて列車の発車時刻まで少し時間があったのであたりを歩く。橋を渡ろうと思ったら、船が通るということで橋がはね上げられていた。日本冶金の船が通っていった。観光客としては珍しい風景で見るに値するものだが、自転車に乗った地元の子供は観光客がたくさんいる中で待たされて、やれやれという感じであった。

天橋立は他の日本三景の松島や厳島に比べると、交通の便が悪いからか観光客も多くない。私としては却って多くないほうがいい。

天橋立からは北近畿タンゴ鉄道に乗って宮津乗り換えで福知山へ。宮津から福知山までは未乗。トンネルが多かった。福知山からはJR山陰本線に乗る。山陰本線は単線。対向列車が「お降りのお客様が多数のため」、こちらの列車も遅れる。特急に列車にも影響がでている。よく遅れるのであればこの区間はワンマンにしないほうがいいと思うのだが。挙げ句の果てに、園部で接続するはずの快速列車は既に行ってしまった。車内では快速に接続するとアナウンスしていたが、その後接続を切るに方針を変えたようだ。特急列車を通すために快速列車を発車したと説明していたが、ダイヤを見るとその説明は不自然である。園部着の普通列車を快速列車が待つと京都側のダイヤに影響がでるので、したくなかったというのが本音であろう。福知山から京都まではバスがあればバスに乗りたいくらいだったのだが、ないので普通列車を乗り継いだ。やはりその検討はするに値した。

園部からは結局普通列車に乗る。嵯峨嵐山で大量乗車。私は二条で下車。地下鉄東西線に乗って東山に行く。活動を終えて京都駅に行くため、確実な方法ということで地下鉄に乗ろうと思ったら道がよくわからなくなった。東大路通に出てバスに乗ろうかと思ったが、バスは混雑。それ以前に道が混雑。東山駅までたどり着いて、地下鉄で京都駅に行った。

京都駅に戻り、近鉄名店街のイタリア料理店で食事&飲み。イタリア料理は好きだけど、イタリア料理店に行く機会があまりないので、イタリア料理を堪能した、ってイタリア料理と呼べそうなものはピッツァくらいだ。要するに食べたいものを食べた。近鉄名店街は他にもよさげな店があり、京都駅のあたりで何か食べようと思ったらここに寄ろうかと思う。

京都から新幹線で一気に帰る。本当はもう一泊する予定だったが、どのホテルも満席だったのだ。20時まで京都にいてもその日のうちに家に帰れるのであった。

<行程>
天橋立→福知山→京都→東京→志木

総括

天橋立はなかなか満足度の高い観光地であった。時間が経ったらまた行くかもしれない。


初出 : 2006/12/24
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