bc05. 相甲駿遠横断編1 調布→藤野 2000/05/05

行程

調布駅(東京都調布市)←bc01
 ↓神奈川中央交通(250円・約45分)
鶴川駅(東京都町田市)
 ↓神奈川中央交通(250円・約25分) 
根岸(東京都町田市)
 ↓神奈川中央交通(300円・約30分)
橋本駅(神奈川県相模原市)
 ↓神奈川中央交通(420円・約45分)
三ヶ木(神奈川県津久井町)
 ↓津久井神奈交バス(290円・約25分)
相模湖駅(神奈川県相模湖町)
 ↓津久井神奈交バス(290円・約25分)
藤野駅(神奈川県藤野町)→bc06

経過

#029 調布駅南口→鶴川駅  神奈川中央交通  250円  7:21発  約45分

このバスは1日1便、しかも休日のみという天然記念物ものの路線バスである。調布駅から乗る客は私一人であった。貸切バスで春の武蔵路を走るというのはけっこう優雅なものである。稲城市に入ると、梨畑(みかんっぽい絵が描いてあったが状況から判断すると梨であろう)があったりして、東京とはいえども、少し田舎っぽいなと思った矢先に峠道にさしかかり、このあたりの地理に全く疎い身としては驚くばかりである。京王の若葉台駅からは高校生が二人が乗ってきた。若葉台駅から鶴川駅はバスの本数も多いらしい。真の稀少路線バスファンは調布駅で乗って、若葉台駅で降りるべきであろう。そうなると完全に大仏なのだが。45分乗って250円は安いというよりは、投げやりな運賃設定だ。

#030 鶴川駅→根岸  神奈川中央交通  250円  9:00発  約25分

鶴川駅から町田バスセンター行きのバスに乗る。さっき乗ったバスとこのバスは、前払い対キロ運賃である。すなわち、乗る際にどこどこまで行くということを宣誓しなくてはならない。最初、東洋バスでこのシステムに出会ったときは驚いたが、新京成、神奈中とこれで三社目なので、慣れてきた。それにしても嫌なシステムである。今回も根岸までと宣誓してバスに乗る。最初は私一人であったが、ぽつぽつと人が乗ってきた。そこで、女子高校生らしき人が根岸までと言って乗ってきた。同じバス停で降りる人が乗ってきたということは、降り損なう心配がなくていいのだが、私は降りた後、次乗るバスのバス停を探さなくてはならない。その行為があやしく見られないとも限らないから、その点に充分留意して、根岸バス停で下車した。

#031 根岸→橋本駅  神奈川中央交通  300円  9:46発  約30分

根岸バス停はJR淵野辺駅から北東へ約2Kmほど行ったところにある。根岸バス停から町田街道を町田方面へ少し行ったところに、ヤマギシの施設があるので、興味のある人はどうぞ。土曜日の午後には直売会もあるらしい。もう少し行ったところにはコジマ(電気製品の量販店)があるが、私が行った時間にはまだ開店していなかった。下根岸のバス停のほうがバスを待ちやすいと思うが、同名バス停にこだわって根岸のバス停から乗ることにした。今回も、「橋本駅まで」と宣誓して共通バスカードをカードリーダーに通したのだが、残高が表示されただけで、いくらひかれたかが表示されない。おかしいな、と思ったのだが、バスを降りる人を観察すると、どうやらこのバスは運賃後払いらしい。わかりにくい。橋本といえば、駅構内にあるドムドムのイメージしかなかったのだが、思ったよりも都会だった。特に、ビブレの中にある青山ブックセンターは、個性的でなかなかいい書店であった。

#032 橋本駅→三ヶ木  神奈川中央交通  420円  10:35発  約45分

橋本駅からは津久井町の三ヶ木行きのバスに乗る。三ヶ木は「みかげ」と読む。途中、津久井湖のあたりから渋滞に巻き込まれた。今日はこどもの日で、絶好の行楽日和であるから、覚悟はしていたが、実際に巻き込まれると嫌なものである。多くの鯉のぼりが泳いでいたし。津久井湖は、東京に近くなかったら閑古鳥が鳴くであろう、日本にはよくあるダム湖である。途中、津久井の市街部を通るため、旧道に入る。旧道は空いているので快適に走るが、すぐに渋滞道と合流し、ノロノロと進んだのち、やっと三ヶ木に到着。三ヶ木はこの地域のバスの拠点である。

#033 三ヶ木→相模湖駅  津久井神奈交バス  290円  11:30発  約25分

三ヶ木を出たバスは、やっぱり渋滞道を走らざるを得ない。相模湖までこの調子かと思った矢先、交差点にさしかかる。見れば、左に曲がる車が異様に多かった。半原方面への道である。そちらを見ると、車、車、車。まるで道路が一列の駐車場になっているようだった。相模湖方面から来た車もそちらへ曲がろうとしているのが多かった。宮ヶ瀬湖に行くのだろうか。こちらの観光地状況には全く疎いのでわかならないが、とにかく、その交差点を抜けたら渋滞はなく快適そのものだった。逆に反対車線は混んでいた。途中、帝京大学の薬学部があり大学生らしき人が何人か乗ってきた。学生用だと思われるアパートもあった。それにしても私が大学時代を送ったところよりもはるかに田舎である。少し進むと相模湖ピクニックランドに到着。名前は知っていたが、実物を見たのは初めてである。何人か降りたが、車で来る人が圧倒的に多いようである。相模湖に来たのは初めてではないが、以前来たのは夜だったので、昼の相模湖をちゃんと見たのは初めてである。一見した印象はB級観光地と言ったところか。相模湖駅に到着したときに気づいたのだが、なんと車内で新聞や飲み物などを売っていた。料金箱があって各自でお金を入れるシステムである。

#034 相模湖駅→藤野駅  津久井神奈交バス  230円  12:38発  約15分

相模湖駅12:14発上野原行きは今日の最終目的地である藤野駅も通り、接続も最高だったのだが、さっき乗ったバスがそのまま上野原行きになったので、一本遅いバスに乗ることにした。その間に昼食をとる。焼きそばの店で小林千登勢のサインがあった。昼食をとってバスに乗る。誰も乗らないかと思ったが、6人ぐらい乗っていた。相模湖駅を発って、国道20号線にでると、反対車線は渋滞の列。相模湖ICから相模湖方面に行く車だと思っていたら、案の定そうだった。途中、日本一まずい手打ちラーメンの店を通り(やっぱりまずいという噂は聞いたことがある)、スムーズに藤野駅に到着。なんと私以外に相模湖駅から藤野駅まで通しで乗る人がいた。地元の人らしかった。JRに乗ると、どうしても跨線橋を渡らなくてはいけないから、それを嫌ってバスに乗るのだろうか。それとも、単なるアンチJR東日本?

補足

かなりものものしいタイトル。しかも、スタート地点は武蔵国の調布。ちなみに、この日に乗ったのは全て神奈川中央交通の系列のバスだった。

集計


初出 : 2000/05/08
最終更新 : 2003/08/31
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