bc35. 陸奥一人旅編5 北上→花輪 2002/05/01

行程

北上駅(岩手県北上市)←bc34
 ↓岩手県交通(1040円・約80分)
日詰(岩手県紫波町)
 ↓岩手県交通(720円・約50分)
盛岡バスセンター(岩手県盛岡市)
 ↓岩手県北自動車(1340円・約120分)
岩手八幡平頂上(岩手県松尾村)
 ↓羽後交通(640円・約35分)
アスピーテ入口(秋田県鹿角市)
 ↓秋北バス(930円・約50分) 
花輪駅前(秋田県鹿角市)→bc36 | →bz18

経過

#217 北上駅→日詰  岩手県交通  1040円  6:40発  約80分

北上駅から紫波中央駅行きのバスに乗る。北上から紫波中央に行くバスはかなり本数が少ない。それでこんなに早起きした次第である。さすがに早い時間のバスなので誰も乗らない、と思ったら北上の中心部で二人乗ってきた。花巻に近づくにつれ乗客が増え、花巻駅で何人か降りる。国道4号線に出るとすぐに花巻空港を通る。交通量の多い国道沿いに空港があって不思議な感覚だ。花巻、石鳥谷、紫波の三市町でそれぞれ小学生の団体が乗ってきた。小学校の最寄りバス停で降りていった。終点紫波中央駅もほど近い、日詰バス停で下車。

#218 日詰→盛岡バスセンター  岩手県交通  720円  8:02発  約50分

乗り換え時間は5分で絶妙だが、別に狙ったわけではない。たまたまである。日赤前経由の盛岡バスターミナル行きで、日詰で降りたのは一人だった。この時間に盛岡に向かうバスなのでどんどん人が乗ってきたようだが、私はほとんど寝ていた。いつの間にか盛岡中心部に入って、終点盛岡バスセンターに到着。なお、このバスは盛岡駅には行かない。

#219 盛岡バスセンター→岩手八幡平頂上  岩手県北バス  1340円  12:40発  約120分

盛岡で数時間を過ごし、いよいよ山を登るバスに乗る。観光地へ向かうバスであるが、乗客は観光とは無縁そうな買い物袋を持ったおばちゃんだけだった。ここでバスカードの残金を計算して、1000円のバスカードを購入。1050円が不足で、1100円分使えるバスカードを買う。50円余るが現金で払うよりは50円得である。盛岡駅前では観光客っぽい人が何人か乗ってきたが、結果的に八幡平まで行ったのは私ともう一人だけだった。バスは国道4号線を走り、分れで国道4号線と分かれて、国道282号線に入る。大更からは針路を西に変え、八幡平へと向かう。東八幡平交通センターで数分停車。ここからアスピーテラインへと向かう。アスピーテラインは17:00〜8:30まで通行止めである。凍結のおそれがあるためとあったので、季節によっての措置かもしれない。この時期でもまわりにはまだ雪が残っていた。雪に覆われていない部分にはふきのとうが生えている。途中、松尾鉱山の跡が見えた。バス車内に流れていた放送によると、このあたりにも鉱害があったらしい。結局、八幡平頂上まで乗ったのは、私ともう一人。もう一人はバスが着いた後に帰りのバスの時刻を見ていた。盛岡方面に帰ったのだろうか。

#220 岩手八幡平頂上→アスピーテ入口  羽後交通  640円  15:10発  約35分

八幡平はさすがに寒い。気温も低いのだが、なんせ風が強い。観光客がたくさん来ていた。ツアーの訪問地に組み込まれているらしく、大型バスが何台も停まっていた。田沢湖行きのバスに乗ったのは私一人だった。途中ふけの湯温泉という温泉に寄り道をする。一軒宿に向かってロープウェイが敷かれていた。わざわざ寄り道をしたふけの湯温泉だが、乗ってくる人はいなかった。しかし、他のバス停ではそれぞれ数人が乗ってきた。どこも温泉の名前がついたバス停である。アスピーテラインと国道341号線の交点である、アスピーテ入口で下車。最初にちょっとした公園がある、と聞いていたが、本当にちょっとした公園だった。ここでは四人が下車。私以外は皆トロコ温泉の向かって歩いていった。

#221 アスピーテ入口→花輪駅前  秋北バス  930円  16:22発  約50分

ちょっとした公園で時間をつぶし、新玉川温泉の方から来たバスに乗る。既に何人か乗っている。湯治道具みたいな物を持っている人がいた。運賃表は紙の三角運賃表が貼っているだけであったのだが、花輪駅前行きとバスの行き先方向幕にも、バス停の時刻表にも書いてあるのに、運賃表には花輪駅前が載っていない。ちなみにこのバスの終点は花輪営業所である。八幡平駅からはほぼJR花輪線と並行。乗客はだんだん減っていき、花輪駅前に着く頃には二人になっていた。

補足

当初は盛岡から久慈経由で青森で行くつもりだったのだが、前日に北上まで来ることができたので、八幡平経由で行くことができた。秋田県をフォローできるという意味では、こちらの方が理想的なルートである。盛岡からは観光的なルートであった。

集計


初出 : 2002/05/18
最終更新 : 2003/09/27
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