花輪駅前(秋田県鹿角市)←bc35 | →bz18 ↓秋北バス(630円・約40分) 大湯温泉(秋田県鹿角市) ↓JR東北バス(930円・約40分) 十和田湖(青森県十和田湖町) ↓JR東北バス(1100円・約50分) 焼山(青森県十和田湖町) ↓十和田観光電鉄(1030円・約50分) 十和田市駅(青森県十和田市) ↓十和田観光電鉄(1830円・約125分) 青森駅前(青森県青森市)
新し目の車両で座席数が少ない。途中、大湯環状列石の前を通った。ここで一人乗車。バスの中から見た少し見えたが、はためから見るとただ石が並んでいるだけだった。大湯温泉までで七、八人乗っていたが、その人と私以外は地元の人のようだった。
時間がないので駆け足で温泉に入る。大湯温泉に来たのは二回目、1997年の夏以来である。大湯温泉は鉄道の駅のように待合所の中に売店まであるが、なんとコイン精米器が併設されている。しかもJRバス東北直営らしい。十和田南駅からやってきたバスは玄関口と観光地を結ぶバスらしく、大型の観光バスタイプのバスであった。大湯温泉で二人ほど下車した。途中、観光案内なんかも流れるが、走るのは山の中である。発荷峠では十和田湖が一望できる。多くの車が停まっていた。ここで降りた人いた。休屋付近で青森県に入境。まもなく終点。
ほどよく時間があったので周囲を散策する。さすがに観光客が多かった。みずうみ号と名前がつけられた青森行きのバスに乗る。十和田湖から乗ったのは私一人だった。十和田湖の東岸に沿う道を進み、子ノ口に到着。客が数人乗ってきた。子ノ口では数分間停車。ここからは奥入瀬渓流に沿って走ることになる。まわりを歩く観光客が多いうえ、車の通行量も多い。なおかつ、どんな小さな滝でも滝で限りは放送を流して少しの間停車する、ということを繰り返す。放送は完全に手動なので運転士さんもたいへんだ。途中の停留所からも乗ってきたが、ほとんどの人が石ヶ戸で降りた。そしてここでたくさんの人が乗ってきた。結局少し遅れて焼山に到着。時刻表上では1分の接続で次のバスに乗れる予定だったが、やはり無理だった。
そもそもJRバスは観光案内所の前で停まるが、十鉄バスは観光案内所から離れた国道沿いに停まる。これなら定時運行されていたとしても乗り場を探している間に乗り遅れてしまったかもしれない。次のバスまで2時間ほどあるので、周囲を散策したりご飯を食べたりした。このあたりは古牧温泉グループの施設が多い。時間になって、少し遅れてバスが来た。乗ったのは私ともう一人。地元の人のようだった。観光路線というよりは生活路線なのだろうか。十和田温泉郷にも寄るが一人も乗らず。時間が中途半端なせいもあるだろう。十和田湖町内でぽつぽつと乗ってきて、日本の道百選にも選ばれている官庁街通りを通ったりして、十和田市駅に着。十和田市駅は2年前にも来たが、相変わらずだった。
十和田市駅からは一気に青森まで行く。みちのく道路経由が先発だったが、ここまできたからには一般道路経由に乗るしかないだろう。当然こちらの方が時間がかかる。乗客はほとんど学生で、だいたい席が埋まった。七戸あたりから降りる人が出はじめるが、乗る人もいる。天間林でまとまって下車して、野辺地中央NTT前を過ぎた頃には客が数人になっていた。野辺地を過ぎると東北本線も通っているせいか、乗客は少ないままである。浅虫温泉はもう青森市。終点近くになって私以外のもう一人が降り、一人きりで青森駅前に到着。
前半の三回はいろいろとトラブルがあったが、後半の三回はとんとん拍子に来ることができた。準備に時間がとれない中で、最大限情報を集めておいた結果であろう。
観光地を通ってきたということもあるが、どのバスも割と乗客が多かった。区間的に乗客が少なかった箇所もあるが、全く使われていないというわけではなかった。