bc42. 中日本彷徨編2 松本→軽井沢 2002/09/23

行程

松本バスセンター(長野県松本市)←bc41 | →bz10
 ↓松本電気鉄道(1190円・約55分)
鹿教湯病院/鹿教湯病院前(長野県丸子町)
 ↓千曲バス(1230円・約30分)
上田駅前/松尾町(長野県上田市)
 ↓千曲バス(910円・約40分)
小諸駅前(長野県小諸市)
 ↓千曲バス(1030円・約40分)
軽井沢駅前(長野県軽井沢町)→bc43

経過

#246 松本バスセンター→鹿教湯病院  松本電気鉄道  1180円  8:35発  約55分

乗客は意外と多かった。昨日バスが大幅に遅れて行けなかった松本城をバスの車窓から見る。また、このバスは信州大学の前を通る。もう少し偏差値が高ければ受験していたであろう大学である。この近くで若い女性二人が降りた。信州大学の学生だろうか。その後は松本市郊外を走って、だんだん山に近づいていく。三才山トンネルを抜けると丸子町に入る。年輩の女性と長靴をはいた男性が鹿教湯三才山病院口で下車。女性は待っていた車に乗っていったが、男性はそのまま歩いていった。山菜取りにでも来たのだろうか。バスで山菜取りか。少し走って鹿教湯の温泉街に入る。鹿教湯温泉は小さいながらそれなりに賑わっていた。最初は「鹿教湯温泉」という名前のバス停で降りるつもりだったのだが、降り損なって「鹿教湯病院」で下車。ここで降りる人が多かった。結果的にはバス停の前に次に乗る千曲バスの回数券を売る店があったのでよかった。ここには松電と千曲バスのバスポールが並んでいるが、松電の方には時刻表がない。後で調べてみると、松電の方は乗車扱いはしないとのことだった。

#247 鹿教湯病院前→上田駅前  千曲バス  1230円  9:40発  約30分

回数券3000円分を購入。松電の方は「鹿教湯病院」というバス停名だが、千曲バスの方は「鹿教湯病院前」。また、松電の「鹿教湯温泉」の近くにあるのが、千曲バスの「鹿教湯温泉駅」。また、「鹿教湯温泉上」にいたっては、バス停の名前は同じだが、場所が少しずれているなど、両社は仲が悪いのか、と勘ぐりたくもなるが、両社のバスがすれ違うと運転士同士であいさつをしていたから、少なくとも現場レベルでは仲が悪くないと考える。

鹿教湯病院前に5分ほど遅れて到着。1人しか乗っていなかった。すぐに5人ほど乗ってきて、そこそこ賑やかになる。途中の宮沢というバス停は霊泉寺温泉の旅館に電話をすればバス停まで迎えにきてくれるらしい。そういう車内放送があった。その宮沢では、若い女性とGOING UNDER GROUNDのヴォーカルの人、に似た人が乗ってきた。このバスは平井寺経由ということで、平井寺トンネルを抜ける。ここからは生島足島神社まで停まらない。生島足島神社を過ぎてもだいぶノンストップの状態が続く。このあたりは上電バスのテリトリーなので、千曲バスは停まれないのだろう。鹿教湯温泉への便、ということを考えればノンストップも悪くないが、路線バスの旅としてはノンストップは嬉しくない。途中、インド&パキスタン料理という、呉越同舟な料理店を見つつ、三好町のあたりからはこのバスも停まるようになって、とは言っても実際には停車しなかったが、上田駅に到着。

#248 松尾町→小諸駅前  千曲バス  910円  10:56発  約40分

上田は私が産まれた街である。時間があったので街を歩く。私が小さい頃に来たユニーも海野町のほていやも今はない。しかし、私が産まれた産婦人科は今もあった。傍目から見るとやっているのかどうかもわからないが、少なくとも建物は残っていた。いかにも昔の個人病院、といった建物である。

さて、千曲バスの時刻表には、「バスに乗るときは手をあげてください」と書いてある。このように明記されているのは珍しいことである。千曲バスに乗るには手をあげなくてはいけない。仕方がないので手をあげることにする。小諸行きのバスは上田駅には入らないので、松尾町から乗ることにした。お年寄りと二人で乗車。次のバス停で一人乗車。昔はほていやだったJUSCOの前を通り過ぎる。ついこの前にできた信濃国分寺駅を少し過ぎたあたりで二人下車。一人旅となる。この辺はよく知っている土地なのだが、誰も乗ってこないし、高速道路と浅間サンラインができてからとみに交通量が減った国道18号線は流れがスムーズで、あっという間に通り過ぎてしまう。結局誰も乗ってこないまま小諸駅前に着いた。

#249 小諸駅前→軽井沢駅前  千曲バス  1030円  13:30発  約40分

小諸ではだいぶ待ち時間がある。小諸と言えば懐古園なので、懐古園に行くことにした。小さい頃に来た記憶がある。懐古園で懐古する。その後昼食をとる。軽井沢行きのバスは数分遅れて小諸駅前に到着。私を含め二人乗車。北国街道線という名前がついている通り、追分までは北国街道を走る。その追分で一人下車。そこでいかにも観光客といった感じの人が乗ってきた。たまたまなのだろうが、一日に数本しかないバスを捕まえたというのは運がいいと言うべきか。渋滞もほとんどなく軽井沢に到着。軽井沢はさすがに軽井沢だった。

補足

今回は私のゆかりの地を訪れ、いつもの路線バスの旅とは違った印象だった。ちなみにこの日は軽井沢から新幹線に乗って高崎から在来線で帰宅。新幹線が異常に混んでいた。

集計


初出 : 2002/09/23
最終更新 : 2003/10/06
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