bs06. 沖縄特別編1 那覇→首里 2002/09/21

行程

那覇バスターミナル(沖縄県那覇市)
 ↓琉球バス(980円・約70分)
読谷バスターミナル(沖縄県読谷村)
 ↓琉球バス(210円・約10分)
喜名(沖縄県読谷村)
 ↓沖縄バス(1110円・約55分)
名護十字路(沖縄県名護市)→bz35
 ↓琉球バス(630円・約25分)
本部港(沖縄県本部町) 
 ↓琉球バス(960円・約50分)
名護十字路(沖縄県名護市)→bz35
 ↓沖縄バス(1130円・約70分)
安慶名(沖縄県具志川市)
 ↓琉球バス(460円・約30分)
屋慶名バスターミナル(沖縄県与那城町)
 ↓沖縄バス(420円・約30分)
コザ(沖縄県沖縄市)
 ↓東陽バス(550円・約30分)
西原(沖縄県西原町)
 ↓琉球バス(360円・約20分)
儀保(沖縄県那覇市)→bs07

経過

#328 那覇バスターミナル→読谷バスターミナル  琉球バス  980円  6:55発  約70分

早朝の那覇バスターミナルでバスを待つ。目の前に読谷行きの沖縄バスが停まっていたのでそれが来るかと思ったら、違うところから琉球バスが来て、それがバス乗り場の前に着いた。28系統読谷バスターミナル行き。沖縄バスターミナルから乗ったのは私一人だが、松尾、牧志、安里からそれぞれ一人ずつ乗ってきた。たいへん渋滞することで知られている国際通りであるがこの時間はさすがに空いてる。絶対知らなければ読めないであろう勢理客(じっちゃく)を過ぎた頃から、左手に米軍基地が見えるようになる。途中乗り降りがあって、北谷町内で一人になったな、と思ったらまた乗ってきた。嘉手納でも三人乗車。ここまでけっこう時間がかかる。ここまで軽便鉄道が走っていたということで、けっこうな距離だなと思った。伊良皆で国道58号線に別れを告げ、読谷村の中心部に入っていく。大当というバス停があったので、「おおあたり」かと思っていたら、「うふどう」と読むらしい。これも知らないと読めない。読谷村はけっこうにぎやかで、村というイメージがしなかった。ただ、読谷バスターミナルは村の外れにあり、まわりは閑散としている。ここまで乗る人は少ないだろう。この日は沖縄のバスが乗り放題のフリー乗車券を持っていた。詳細は後述するが、1000円で全線フリーというかなり強力な乗車券である。この乗車券を降車時に掲示したのだが、運転士はしげしげとこの乗車券を見ていた。

#329 読谷バスターミナル→喜名  琉球バス  210円  8:40発  約10分

48系統石川行きに乗ればちょうど外周を走ることになるが、接続がいい8:25発のバスは休日運休である。次のバスは10時台までない。そういうわけで、29系統の喜名経由那覇バスターミナル行きに乗る。先ほど乗った28系統とは読谷村内の経由地が違う。バスターミナルから乗る人は私だけだったが、すぐに6人が乗車。高志保が両系統の分かれ道。28系統であれば真っ直ぐ進むのだが、29系統は左に曲がる。少し走って、喜名に到着。バス停は国道から離れていたので、今度乗るバスのバス停があるであろう国道に向かう。左手にバス停が見えた。

#330 喜名→名護十字路  沖縄バス  1110円  8:59発  約55分

喜名バス停で待っている女性がいたのだが、バスを待っていたわけではなく、知り合いの車を待っていたようで、その車に乗ってどこかへ行った。そんなことだろうと思った。次に乗る21系統名護バスターミナル行きは、遅れ気味で到着。そこそこ盛況で、外国人女性も乗っていた。その外国人女性たちは琉球村で下車。ここからは、XXビーチという名前のバス停が多い。実際、ビーチがたくさんあって、そこで泳いでいる人もいた。この路線は6年前に乗ったことがあるので、既知という意味では乗っていて安心感がある。名護市の中心地だと思われる名護十字路で下車。朝ということもあるのだろうが、中心地にしては寂しい場所だ。6年前と違うのは、ハンバーガーショップができていたことくらいだろうか。

#331 名護十字路→本部港  琉球バス  630円  10:10発  約25分

今度乗るのは、63系統の本部循環線。名護を出て本部半島を一周して名護に戻る。63系統は、名護→今帰仁→本部→名護と回り、62系統は名護→今帰仁→本部→名護と回る。ただ一周するのはどうかと思うので、どこかで途中下車をすることにする。名護ターミナル始発の便で、名護十字路に着いたときには、既に人が数人乗っていた。いろいろ考えた結果、トイレが確実に行けるという理由で本部港で下車。本部港では5人降りた。ちょうど11時発の伊江島行きの便があって、その船に乗るには、このバスに乗ればちょうどいい。港で伊江島行きの船を見送ることとなった。

#332 本部港→名護十字路  琉球バス  960円  11:22発  約50分

またもや乗るのは、63系統本部循環線。本部港で一人下車した。十人くらい乗っている。本部町の中心地である渡久地で降りた人が、例のフリー乗車券を掲示していた。初めてその光景を見た。少しした浦崎では八人くらいが降りたが、だいたい全員がフリー乗車券を掲示していた。それなりに利用されているようである。この浦崎で降りた人は2Kmくらい歩いて海洋博記念公園に行くようである。ここで乗客は3人に。少しすると今帰仁村に入る。今帰仁村の中心地である仲宗根から名護までは、やはり6年前に乗っている。あの頃は、名護を発して仲宗根から海側に入った運天港までバスに乗ったのだが、今はそのバス路線はないようだ。しかし、仲宗根では「運天港に行かれる方はお乗り換えください」というアナウンスが流れていた。その後、地元の青年が一人乗って、名護十字路に到着。これで本部半島を一周した。

#333 名護十字路→安慶名  沖縄バス  1170円  12:32発  約70分

名護から東側を通って那覇に向かう77系統に乗る。沖縄西海岸から東海岸に抜ける道はけっこうな山道だった。とにかく石川までは国道329号線を南下。宜野座高校前でたぶん宜野座高校生が乗車。ややうるさい。渡慶頭のあたりでようやく海が見える。国道沿いに金武高速バス停が見えた。一回高速道路を降りてここまで来てまた高速道路に乗るようだ。沖縄の高速バスも乗ってみたいのだが、また今回も乗らずじまい。石川市内で国道329号線と別れ、具志川市内に入っていく。具志川市の中心である安慶名で下車。

#334 安慶名→屋慶名バスターミナル  琉球バス  480円  13:49発  約30分

27系統の屋慶名バスターミナル行きに乗るつもりでバスを待っていたら、時刻表に書かれていない時間に沖縄バスの「27」と書かれたバスが通り過ぎていった。時刻表の時間どおりではない時刻に通り過ぎたので回送かとも思ったが、時刻表の時間になってもバスは来ないので、バスのダイヤがかなり乱れていることを悟る。結果的には無視されたということか。このバス停はあまり見通しがよくないし、向こうも気づかなかったのかもしれないが、何だかなぁ。この路線は頻発されているので影響は少ないが、本数が少ないバスでこれをやられたらたまらないなぁ、と不満に思いつつ、14:01頃に来た、おそらく13;49発の琉球バスに乗り込んだ。ここで降りる人がいたので、乗りっぱぐれることはなかった。与勝半島に向かう道を走るのだが、とにかく車が多い。前に車がいないと遅れているのでバスも早く走るのだが、車で詰まっていると、どうしてもノロノロ運転になる。与那城からはまず半島の先のほうにある平敷屋に向かって、その後屋慶名に戻るという形になる。東屋慶名というバス停があった。沖縄出身のバンドHYはこの東屋慶名から名前をつけたということである。とにかく道が細い場所だった。屋慶名バスターミナルは海沿いにあって、たいへん風が強い。

#335 屋慶名バスターミナル→コザ  沖縄バス  420円  14:40発  約30分

81系統のコンベンションセンター行きに乗る。コンベンションセンターは宜野湾市にある。本数はあまり多くない。乗客もそれほどいなかった。コザは沖縄市の中心部だと思っていたのだが、胡屋のほうがにぎやかなのか。確かに車は多く、人もそれなりにいたが、それほど活気はないように思えた。

#336 コザ→西原  東陽バス  550円  15:28発  約30分

30系統那覇行きに乗る。コザからは北中城、中城、西原、与那城を経て那覇に行くというルート。少し早発気味。20分に1本運行されているが、それほど利用客はいなかった。常時5、6人といったところか。西原は町の名前を冠するバス停ではあるが、それほど特別なものがあるわけではない。小那覇にショッピングセンターがあったので、そこまで歩いていってみたら、10月1日開店だった。

#337 西原→儀保  那覇交通  360円  16:12発  約20分

西原からは33系統に乗る。西原から那覇中心部を通って糸満まで行くという路線。これで、沖縄本島の4社全部の路線バスに乗ったことになる。5分弱遅れでバスがやってきた。西原営業所始発のバスで、誰も乗っていなかったが、その後数人が乗ってきた。思った以上の坂道を経て、那覇市に入る。もっとも、このあたりは旧首里市ということになるが。モノレールの駅が近くにある儀保で下車。今日はこれでお終い。

補足

とうとう来ました、沖縄編。沖縄は那覇市内はモノレールが開通したが、那覇市外となると路線バスが主流の交通機関となる。バスの本数も沿線人口比から考えると、本土よりも多いと思う。

ガイドブックには「那覇バスターミナルの2階にある沖縄県バス協会でバスの時刻表を入手しよう」などと書かれているが、この日の前日に行ったら休日だからか閉まっていた。1階のバス会社の窓口に行ったら、品切れと言われた。だいたいの場合、品切れのようである。バス会社の人が持っている時刻表も、古い時刻表だった。入手できたらラッキーというくらいなのかもしれない。ちなみに、路線ごとあるいは停留所ごとの時刻表は言えばもらえる。

この日は、バスの日記念・フリー乗車券という乗車券を利用した。バスターミナルに情報収集に行った際、偶然発見したもので、今年の場合、20日、21日と高速バス、リムジンバスを除く沖縄本島の路線バスが1000円で乗り放題という乗車券である。ただ、20日は台風の影響があったということで、23日も使えるとのことだった。この乗車券を手に入れたことによって、この日は南部を回るつもりだったのを予定変更して、北部を回ることにした。

集計


初出 : 2001/03/16
最終更新 : 2003/09/25
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