bz02. 山陰横断補完之巻 倉吉→大東 2003/11/01

導入

路線バスの旅で山陰には二度来たが、松江、米子といった都市は未訪である。島根、鳥取県境を越えていないということになる。そういうわけで、それの補完を行う。

行程

倉吉駅(鳥取県倉吉市)←bc50
 ↓日ノ丸バス(900円・約80分)
下市入口(鳥取県中山町)
 ↓日本交通(740円・約50分)
米子駅(鳥取県米子市)
 ↓日ノ丸バス(700円・約75分)
松江駅前(島根県松江市)
 ↓一畑バス(990円・約50分)
大東駅前(島根県大東町)

詳細

#355 倉吉駅→下市入口  日ノ丸バス  900円  11:35発  約80分

11時半過ぎという遅いスタートだが、倉吉から下市入口まで行くバスは一日二便で、しかもこの便が第一便である。これ以上早くは始められない。倉吉駅の時点で四人が乗っていた。まず、倉吉中心部を通る。それまでに降りる人もいて乗る人もいた。新町というバス停で大量の乗車があった。席がだいたい埋まる状態。倉吉市を抜けて大栄町に入る。由良駅入口で降りる人が多い。倉吉中心部からここまでとなると、直通できるバスのほうが選ばれているのだと思う。そのあとは粛々と進む。浦安駅で乗ってくる人もいた。赤碕までで私以外全員が下車。赤碕まで行くバスは本数が多いだけに、下市入口まで行くバスが少ないのもやむを得ないのかと思っていたら、赤碕駅前から二人乗ってきた。一日二便の存在意義が示された。この二人は途中で降りて、終点下市入口まで乗ったのは私一人。国道から少し離れたところに停車。ダイヤを見ると、下市入口に12:55に着で、折り返しが13:00となっていた。二分くらい早着したが、たった5分の休憩で1時間半近くの乗務を連続するというのは、たいへんだと思う。

#356 下市入口→米子駅  日本交通  740円  13:20発  約50分

米子から来たバスが折り返しでまた米子に戻るというダイヤ。13:10頃にバスが来た。一人地元の人が降りていった。小型のバスだった。当分は一人だったが、名和町内で乗ってくる人がいた。すぐ降りていったが、また乗ってきて、というような状態。淀江町中心部では、交通量も多くなって、道も狭くなって、車の流れが悪くなった。米子は駅前しか来たことがなかったのだが、市中心部はかなり繁華であった。高島屋前で私以外の乗客の全員が下車。ここから乗ってくる人もいた。

#357 米子駅→松江駅  日ノ丸バス  700円  15:00発  約75分

今年の9月いっぱいまでは高速道経由の松江行きがあったようだが廃止されたとのこと。一般道経由は残っている。米子駅から乗ったのは二人。島根県共通バスカードが使えるので、それを使う。駅を出ると、市の中心部に向かう。前のバスで通った場所だ。やはり高島屋前で乗ってくる人がいた。米子を離れると意外とあっさりと島根県に入る。米子から安来までは降りる人のほうが多かったが、東出雲町に入ると、今度は乗る人が多くなる。松江市内は渋滞していて、5分弱遅延して松江駅に到着。

#358 松江駅→大東駅前  一畑バス  990円  16:35発  約50分

30分発の八重垣ループ左は来る前に、この35分発の大東行きが到着した。経路は途中まで一緒なので、どちらに乗ってもいいという人は大東行きに乗ったであろう。八重垣ループ左でなければならぬという人は十分くらい待っていたと思う。時間帯とそういう事情からバスは混んでいた。途中で高校生が乗ってきたが、基本的にはどんどん乗客は減っていく。才の峠で大東町に入る。須賀というバス停で高校生が降りたことによって、乗客は三人になる。結局、この三人が大東町中心部まで乗っていった。途中海潮温泉も経由するが、乗降はなし。高速で通り過ぎるバスの車内から川向こうにある旅館が見えた。小さな温泉街だった。大東町中心部で客を降ろして、私一人の状態で大東駅前に到着。ここが終点ではなく、このあと大東バス停に戻ってそこが終点になるようである。

補足

今回は大東までということにしたが、木次町営バスが大東駅前に近い雲南総合病院まで乗り合わせていて、そこから木次までバスで行けるようである。木次から三刀屋を経由して、出雲市までバスで行くということが可能のようだ。しかし、木次町営バスは土日祝日は運行されていない。

また、以前は島根県内において1・20日はノーマイカーデーと称して、バスカードで路線バスに乗った場合は半額になるという特典があったが、今年の4月でこの特典は廃止されたようだ。この日は1日だっただけに、この特典があれば安くバスに乗れたのだが、制度がなくなってしまった以上は仕方がない。

集計


初出 : 2003/11/08
最終更新 : 2003/11/08
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