bz01. 初心不可忘之巻 志木→川崎 2003/10/04

導入

初心忘れるべからず、ということで、路線バスの旅第1回と同じく自宅から川崎まで路線バスで行ってみることにした。ただし、行程は全く変えた。ついでに、未訪都道府県庁所在地である新宿区にも寄ることにする。

行程

サンケン電気本社(埼玉県新座市)←bc01
 ↓東武バスウエスト(230円・約20分)
朝霞駅北口/朝霞駅南口(埼玉県朝霞市)→bz29
 ↓西武バス(210円・約15分)
都民農園(東京都練馬区)
 ↓西武バス(210円・約55分)
阿佐ヶ谷駅(東京都杉並区)
 ↓京王バス(200円・約15分)
高円寺陸橋/セシオン杉並(東京都杉並区)
 ↓都営バス(200円・約15分)
新宿駅西口(東京都新宿区)←bz29
 ↓京王バス(200円・約25分)
渋谷駅(東京都渋谷区)
 ↓東急バス(210円・約40分)
五反田駅(東京都品川区)
 ↓東急バス(250円・約45分)
川崎駅(神奈川県川崎市)←bc01 | →bc02 | →bz03 | →bz17

詳細

#347 サンケン電気本社→朝霞駅北口  東武バスウエスト  230円  6:27発  約20分

自宅に近いサンケン電気本社バス停でバスを待つ。志木駅南口に行くバスが多数あるが、ここから志木駅までは徒歩圏内なので、このバス停から乗る人はそれほどいない。そんな中、朝霞駅北口行きのバスを待つ。ほぼ定時にバスが来た。四人が乗っていた。次の次のバス停が志木駅南口である。誰も降車ボタンを押さないので、もしや誰も降りないのではと思っていたが、バスはバス乗り場にちゃんと停まって、私以外の乗客はみな降りていった。暗黙の了解というやつだろう。乗る人はいなかった。志木駅を出た後は朝霞台駅に向かう。あっけなく朝霞台駅に到着。ここで数分間停車。朝霞台駅を過ぎて、溝沼あたりから人が乗ってくる。朝霞駅から電車に乗る人であろう。朝霞橋で東上線をまたいだ。結局、十人くらいが乗った状態で朝霞駅北口に到着。実は、朝霞駅の北口に来たのは初めてである。いつも用事があるのは南口だった。駅前に立ち食いそば屋があったので、そこでそばを食べた。

#348 朝霞駅南口→都民農園  西武バス  210円  6:56発  約15分

今度乗るバスは南口から出るのでそちらに向かう。バス乗り場に行くと既にバスが待っていた。バスに乗るときに行き先を申告して運賃を払う方式。空席がほとんどない状態で出発。朝霞市内で降りる人も何人かいた。陸上自衛隊の敷地に囲まれた道路を走る。少しの間、新座市域に入って、東京都練馬区に入境。泉麻人の本にも出ていた都民農園セコニックのバス停には、バスを待っている人が多くいた。セコニックという会社らしき建物は工事中のようだった。このバスは大泉学園駅行きで、このバスに乗らない人は他行きのバスに乗るのだろう。私は最初に申告した通り、都民農園で下車。少しあたりを散策したのだが、都民農園前という交差点はあったが、都民農園と呼ばれている何かを発見することはできなかった。小公園になっていると聞いていたのだが。

#349 都民農園→阿佐ヶ谷駅  西武バス  210円  7:27発  約55分

長久保というバスから来るバス。長久保は都民農園からは近い。阿佐ヶ谷駅行きのバスは30分に1本しかない。「しか」と書けるのが、バスが頻発しているゆえん。一人先客がいた。前払いの均一運賃なので、先にバスカードで210円を払う。まずは、大泉学園駅に向かうのだが、気がついたら反対側の車線がかなり混んでいた。あとから調べて思うに、大泉インターチェンジに向かう車だったのかもしれない。大泉学園駅南口で時間調整を行う。次のバス停が学芸大付属前。ここで小学生が降りていった。同じ制服の小学生が朝霞から乗ったバスにも乗っていたので、どこへ行くのかと思ったら、この東京学芸大附属大泉小学校に通っているようだ。その後は、石神井公園を経由して、上井草駅へと向かう。上井草駅入口で降りたのは一人だけ、と思ったら、次の上井草駅バス停が上井草駅最寄りのバス停のようだ。ただ、その前に踏切を渡る。このあたりから、私の隣の席にも人が乗ってくるくらい混み出してきた。この調子で荻窪駅に到着。さすがにここで大量下車。それでも十人くらいは残った。阿佐ヶ谷駅に着く前に杉並区役所を通過。いつの間にJR中央線の南側に来ていたのでびっくりしたが、天沼陸橋でJRをまたいでおり、地図を見れば一発でわかる。

#350 阿佐ヶ谷駅→高円寺陸橋  京王バス  200円  7:27発  約10分

均一運賃。すぐ降りるからと思い珍しくいちばん前の座席に座ったのだが、実は前乗り中降りだった。このバスも杉並区役所を経由する。早速降りる人がいた。このバスは渋谷行きで、川崎に乗り継いで行くのであればこのまま乗っていればいいのだが、新宿を経由するということなっているので、高円寺陸橋というバス停で降りる。次に乗るバスのバス停を探して歩いたが、東高円寺駅まで来てしまった。引き返すと、セシオン杉並というバス停にたどり着いた。

#351 セシオン杉並→新宿駅西口  都営バス  200円  8:50発  約15分

どうやら、この発新宿駅西口行きには高円寺陸橋というバス停はないようである。そうであれば、前のバスをセシオン杉並で降りればよかった。仕方がないので、セシオン杉並でバスを待つ。そこそこ混んだ状態でバスが到着。今度はいちばん後ろの席に座る。新宿まで丸ノ内線の上を走る。意外とあっさり新宿駅西口に到着。

#352 新宿駅西口→渋谷駅  京王バス  200円  9:19発  約25分

新宿、渋谷の二大拠点を結ぶバスに乗る。新宿駅に西口から乗ったのはたったの二人。他の場所に行くバスは軒並み混んでいたのだが、このバスはがらがらだった。まず新都心の方に向かって走り、南に折れて渋谷に向かって走る。途中のバス停で続々と人が乗ってきて、このバスの需要があることがわかった。代々木の青少年センターや渋谷のNHKに面した道を走る。途中で降りる人もいて、渋谷駅に到着。

#353 渋谷駅→五反田駅  東急バス  210円  10:04発  約40分

前のバスは西口に着いたが、今度乗るバスは東口から出発する。今度乗るのは渋谷から五反田に向かうバスだが、毎日25日は途中で経由する目黒不動尊の縁日であるため、途中が徒歩連絡になるという、そういった特徴を持つバスだ。幸い今日は25日ではないので、五反田までバスに乗り通していられる。渋谷駅から乗ったのは十人くらい。次の並木橋で早くも二人下車。二人ともお年寄りだった。恵比寿駅までは山手線にほぼ並行。それを過ぎると目黒川を越える。元競馬場前というバス停を通って、目黒不動尊へと向かう。確かに、目黒不動尊のあたりは道が狭く、縁日でもやればバスが通れなさそうな感じではあった。しかし、その日はバスが折り返すわけで、そちらの方が難しいような気もした。途中で東急目黒線を横切る。左手に駅が見えた。おそらく不動前駅だろう。あとで地図を見て振り返ってみると、いくつか大使館の前通っているのだが、全然気づかなかった。乗客はそこそこ多かったが、立つまでには至らない程度。五反田に着いてランチタイムをとることにした。

#354 五反田駅→川崎駅  東急バス  250円  11:31発  約45分

本日の最終ランナーに乗る。バスに乗るとき、まず行き先を申告する。そこで運賃を支払う。多摩川を越えるか越えないかで運賃が変わってくる。乗る人は多かった。途中までは都営浅草線の上を通ることになる。すなわち国道1号線を走る。荏原営業所で乗務員が交替。といっても、普通の停留所で、しかも信号の近くなので、長時間停車すると邪魔になりそうだ。そういうわけで、停車時間はほんのわずか。乗客はといえば、降りる人もいるが、乗る人も多い。ほぼ満席状態である。ただ、多摩川に向かうにつれ、降りる人のほうが多くなってきた。多摩川大橋を渡って、神奈川県に入境。今度は川崎駅に向かう人が乗ってくる。立つ人もいるくらいだ。結局、盛況のまま川崎駅に到着。既に運賃は払っているので、一気に人が降りていった。

補足

今回新宿に寄るという第二の目的があったので回り道をしたが、阿佐ヶ谷から直で渋谷に行けばもっと早く着いていただろう。小旅行としては程よいが、路線バスの旅としては、多少物足りなさも感じた。

集計


初出 : 2003/10/21
最終更新 : 2003/10/21
自由活動領域 >  路線バスの旅 >  単発編 >  第1回