川崎から東海道を西に進み、以前訪れた三島までを行く。早起きをして自宅から川崎へと向かった。
川崎駅(神奈川県川崎市)←bc01 | →bc02 | →bz01 | →bz17 ↓横浜市営バス(210円・約30分) 横浜駅前(神奈川県横浜市) ↓神奈川中央交通(210円・約60分) 戸塚駅東口/戸塚バスセンター(神奈川県横浜市) ↓神奈川中央交通(350円・約35分) 藤沢駅北口(神奈川県藤沢市)→bz26 ↓神奈川中央交通(350円・約35分) 茅ヶ崎駅(神奈川県茅ヶ崎市) ↓神奈川中央交通(250円・約20分) 平塚駅北口(神奈川県平塚市) ↓神奈川中央交通(500円・約65分) 国府津駅(神奈川県小田原市) ↓箱根登山バス(380円・約20分) 市民会館前(神奈川県小田原市) ↓伊豆箱根バス(1150円・約60分) 元箱根(神奈川県箱根町) ↓沼津登山東海バス(1000円・約40分) 三島駅(静岡県三島市)→bc06
川崎駅の東口には何度も来たことがあるが、西口は初めてである。JR系ホテルの入り口があった。横浜市営バス7系統横浜駅前行きに乗る。前払いの均一運賃。最初は乗客は2人だったのだが、もう1人がバスが発車する前に降りてしまい、結局1人旅。川崎市域では乗る人はおらず、1人のまま横浜市に入る。横浜市に入るとポツポツと乗る人がでてきた。東神奈川駅西口で数人が下車。実はここまで降りる客はいなかった。残った人が横浜駅前まで乗車した。
前払いの均一運賃。横浜駅の時点では乗客は1人だったが、桜木町、関内と横浜市の中心部を通るにつれ、乗客が増えてきた。国道1号線と合流したあたりで乗客が私一人になったが、次のバス停でまた乗ってきた。国道1号線は1車線でどうもスムーズに動かない。定時よりだいぶ遅れたが、いつもこんなものなのだろうか。
戸塚バスセンターは駅から少し離れている。駅周辺が工事中だったこともあって、そこまで行くのに少し迷った。バスセンターという言葉の響きからけっこう立派な建物が建っているのかと思ったら、単なるバス乗り場だった。藤沢駅北口行きのバスに乗る。中扉から乗車。カードリーダーがなかったので戸惑ったが、始発地に限って中乗りで、以降は前乗り前降り、カードリーダーは前のほうにある、という仕様だった。どうも、神奈中はその辺がばらばらで戸惑う。戸塚を出たときはそれほど混んでいなかったが、藤沢近郊に近づくにつれ混んできた。通しで乗った人はさすがにいない。
バスは5分ほど遅れてやってきた。30分発の湘南台行きのすぐ後に出発という形になった。湘南台行きのバスには子どもの団体が多数乗っていったが、こちらはたった2人の乗客。辻堂付近まで湘南台行きのバスと同じ道を走っていった。向こうは北へ、こちらは西へ。茅ヶ崎に近づくにつれ乗客が増えていった。
乗る人は多い。既に茅ヶ崎の街で用事を済ませて家に帰るといった感じの人が多かった。このバスは路線維持の為に車内で物品販売をしている、といったアナウンスが流れる。降りるときに見てみたら、車内の前のほうに確かに商品が並んでいた。ただ、このバス車内を見るとそんな必要がないのでは、と思えるほど乗客は多かった。茅ヶ崎から平塚まではJRで1駅だが、その間に住む人は多く、利用客も多かった。
平塚から小田原まで行くバスはないことはないが、休日の朝に一便しかないという状況なので、その途中の国府津まで行くバスに乗る。乗客は多かった。暖かかったのと早起きで眠くなり、眠る。気がついたら客がぞろぞろとバスを降りていた。二宮駅に着いていたのだが、乗っていた客が全員が降りていったので、もう目的地に着いたかと思って少し焦った。ここからは十人弱が乗った。JRだと二宮の次が国府津なのだが、ここで渋滞にはまってしまった。何事かと思うほどである。まさか小田原までこんな調子なのかとも思ったが、途中で工事をやっていて、そこを通り過ぎると順調に流れた。代わりに反対車線が渋滞していた。見た感じ小さな工事のようだったが、ここまで迷惑をかけていることを認識しているのか、していないのか。ともあれ、何とか国府津にたどり着く。乗っていたバスはすぐに待っていた乗客を乗せて平塚へと折り返していった。
バスが国府津駅に着いたとほぼ同時に小田原駅行きのバスが出て行った。乗りたいところだったが、さすがに乗れなかった。ただ、15分に1本の運行なのでそれほど惜しくはない。ここで昼食として小鯵の押し寿司を買ってバスの車内で食べた。ちょうど富士山がきれいに見える場所に座ってそれを食べる。乗客はそこそこいた。全体的に予定より少し遅れ気味だったので、駅まで行かずに途中でバスを降りることにする。
バス停で降りて道路を横断して箱根方面行きのバスにたどり着く。時刻表を見たらあと1分でバスが来るというタイミングだった。今まで乗ってきたバスは全てバス共通カードを使ってきたが、伊豆箱根バスはカードが使えない。車内はそこそこ人がいたが、満員とはほど遠かった。前回乗車した経験から風祭、入生田あたりの渋滞を覚悟したが、流れはよくなかったとはいえ、それほどひどい渋滞ではなかった。あの頃は春だったからだろうか。車内も道路も混んでいない。箱根湯本まで思ったよりも順調に来た。箱根湯本で少しの客を乗せる。ここ以降は道路は空いていた。小涌谷まではほぼ箱根登山鉄道と並行。宮ノ下で「ホテル前」というバス停がある。ホテルはいっぱいあるのに、富士屋ホテルの前にあるバス停に「ホテル前」という名前がついている。途中で降りる人が多く、元箱根まで行ったのは四人くらい。私以外の客はフリーパスで乗っていた。このバスは箱根関所跡まで行く。
箱根といえば箱根登山=小田急系と伊豆箱根=西武系の二社がしのぎを削る場所だが、元箱根というバス停もこの二社でバス停の場所が違う。伊豆箱根バスの元箱根バス停で箱根登山バスのバス停を探したが、「中央」というバス停があっただけだ。少し離れた場所に箱根登山バスの元箱根バス停があった。バス停といってもどちらもそれなりのターミナルとなっていて分かり易いのだが、事情を知らないと混乱するだろう。「元箱根バス停で待ち合わせ」と言ってもどちらの会社のバス停かを確認しておく必要があるだろう。
そういうわけで箱根登山バスのバス窓口で三島までの切符を買った。ただ、千円ちょうどだったので切符を買うまでもなかったような気もする。少し近辺を散策した後で沼津行きのバスに乗る。箱根登山バスかと思ったら、沼津登山東海バスという名前のバスだった。登山という言葉も入っているが、東海バス系のようである。元箱根の時点で十人弱が乗車。箱根町で三人ほどが乗車。箱根峠を過ぎると静岡県に入る。しばらくは峠道を下界に向かってに下っていく。だいぶ下って集落が見えてくると、一転生活路線の様相になる。二人くらいだが地元の人が乗ってきたりもした。このバスは沼津行きだが、ほとんどの人が三島駅で下車。以前御殿場からバスで来た三島でこの旅を終える。
箱根近辺が混雑するだろうと予想していたのだが、実際はそこにたどり着くまでに混雑の影響を受けた。箱根もそれなりに人はいたが、予想したほどではなかった。都市部のバスを乗り継ぐと待ち時間が少ないのだが、その分だけ疲れる。