bz08. 甲州如風行之巻 御殿場→鰍沢 2004/05/22

導入

路線バスの旅で山梨県はだいぶご無沙汰しているが、そのときも道志から山中湖を経て御殿場に抜けただけなので、この旅で山梨県はかすっただけなのである。そういうわけで、今回は山梨県の中心部へと向かう。

行程

御殿場駅(静岡県御殿場市)←bc06
 ↓富士急行(1370円・約65分)
富士吉田駅(山梨県富士吉田市)
 ↓富士急行(1530円・約80分)
甲府駅(山梨県甲府市)
 ↓山梨交通(900円・約60分)
鰍沢営業所(山梨県鰍沢町)

詳細

#399 御殿場駅→富士吉田駅  富士急行  1370円  9:05発  約65分

御殿場へと向かう電車の中でバス停らしき場所に並ぶ長蛇の列が見えて焦ったが、あれはどうやら箱根のほうに向かう人の列だったようだ。富士吉田方面に向かうバスの客はそれほど多くなかった。切符売り場があったので地元の人ぶって「吉田の駅まで」と言って切符を買おうとしたが、窓口は人がいて自動券売機は空いていたので、結局自動券売機で切符を買った。

御殿場は駅前がだいぶ新しくなっていたが、駅を離れると数年前と変わっていなかった。旭日丘までは4年前に路線バスの旅をしたときと逆の経路を往くことになる。籠坂峠を上る。静岡県側では乗り降りは全くなかった。山梨県に入って峠を少し下ると山中湖が見える。さすがに観光地で賑やかだ。山中湖は学生時代よく来ていたが、だいたい夜だったので昼の山中湖というのはあまり見たことがない。山中湖周辺では乗り降りがあった。富士吉田市内で若干渋滞したが、だいたいスムーズに動いて富士吉田駅に着。このバスは河口湖駅まで行く。ここで降りたのは4人だった。

#400 富士吉田駅→甲府駅  富士急行  1530円  10:40発  約80分

富士吉田は人口では県内三位に甘んじることになったが、実質県下二位の都市と言ってもいいと思う。そこと県下一位の都市、甲府をつなぐバスに乗る。その前に少し時間があったので駅の周辺をうろうろした。古いあずさの車両が富士急行に乗り入れていてびっくりした。ヘッドには「快速」と書かれていた。

河口湖駅までは下部温泉行きのバスとほぼ同時に走っていた。列車から接続しているバスだからこういうこともあるのだろうが、短距離利用客のことを考えると、少しもったいない運用だと思う。富士吉田から乗る人はそれほどいなかったが、河口湖駅で多数の乗車。河口湖駅は河口湖の玄関口だけあって賑やかだった。そこから河口湖の東岸をまわる。ロープウェイもあって河口湖周辺ではいちばん観光地っぽいところだと思う。最盛期にはとにかく混雑する場所であるが、今日は滞りなく通り抜けられた。河口湖を抜けると河口の集落を経て山の中に入っていく。御坂トンネルを越えると、郡内と分かれて国中に入る。御坂町、石和町、甲府市と通るが、乗り降りはそれほどなかった。県下一、二の都市をつなぐバスだが、富士吉田から甲府まで乗ったのは私だけだった。河口湖から乗った人は甲府まで乗り通した人が何人かいた。

#401 甲府駅→鰍沢営業所  山梨交通  900円  12:15発  約60分

山梨交通のバスで国際興業と同じような塗色のバスがあってびっくりした。同系列だからこそ色が被らないようにするものだと思うのだが。乗ったのは私が知っているベージュを基調した塗色。十五所経由の鰍沢営業所行き。だいたい席が埋まって出発。山梨交通のバスは初めて乗ったのだが、運賃表を見たら、運賃が表示される場所に単に「10」と書かれている。まさか10円?と思ったら、十円単位で書かれているらしい。すなわち100円というわけだ。このような形式は初めて見た。表示が最高三桁で済むので、省スペースというわけだが、そこまでわかりづらくしてスペースを削らなくてもいいのにとも思う。

半分くらいの人は竜王町内までで降りてしまった。釜無川を渡るといよいよ南アルプス市である。道路標識には「旧八田」「旧若草」と、旧は小さめの字で書かれていた。合併した市町村には「旧」をつけるのが国土交通省の方針なのだろうか。さてさて、南アルプス市に入ったはいいが、「南アルプス市」という文字列にはなかなかお目にかかれない。それどころか消滅したはずの「櫛形町」という文字列をよく見かける。小笠原橋のあたりで「南アルプス市になりました」という看板を見かけ、ここが南アルプス市であることを確認したが、結局見かけたのはその一度だけだった。小笠原は市の中心地だけあってそれなりに賑やかだった。旧甲西町に入ると、やはり「甲西町」の文字列をよく見かける。この辺は国道沿いにびっしり建物が詰まっていた。南アルプス市を抜けると増穂町に入る。この時点で乗客は二人。もう一人の人は鰍沢町内で下車した。富士川舟運で栄えた鰍沢であるが、思ったよりもひっそりしていた。だいぶ南アルプス市には負けている。終点の鰍沢営業所で下車。

補足

鰍沢で昼食をと思ったのだが、食事をとれそうな店が見た限りでは二つしかなかった。結局、鰻を食べたのだが、そこの店も旅館も兼ねている店で、しかもここが町中心部では唯一の宿泊施設っぽかった。

この後は14時30分発の鰍沢口駅行きのバスに乗る予定でそれまで鰍沢の町中をぶらぶらするつもりだったのだが、思ったよりも魅力がなく、しかも小雨が降ってきたので、路線バスの旅は終わりにして歩いて鰍沢口駅まで行くことにした。途中、雨が強くなって参ったが、駅までたどり着いて列車に乗って帰った。南アルプスと鰍沢訪問は前々から希望してもので、行ってみればたいしたこともなかったが行ってみないとわからないことなのでこれはこれでよかった。

集計


初出 : 2004/05/23
最終更新 : 2004/05/23
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