bz20.志摩到達之巻 津→御座 2005/09/18

導入

今回は志摩に行くのが目的である。ここで言う志摩とは旧国の一つである志摩国である。志摩国は面積も狭く、伊勢志摩と括られることも多い。そんな志摩に行きたかった。なお、三重交通のバス乗り放題のワイド3・3・SUNフリーきっぷを利用している。

行程

津駅(三重県津市)←bc09
 ↓三重交通(500円・約30分)
小舟江(三重県松阪市)
 ↓三重交通(380円・約15分)
松阪駅前(三重県松阪市)
 ↓三重交通(770円・約40分)
伊勢市駅前(三重県伊勢市)
 ↓三重交通(1570円・約120分)
御座港(三重県志摩市)

詳細

#472 津駅→小舟江  三重交通  500円  11:10発  約30分

この日はバスの日(9月20日)を記念して、三重交通のバスは半額だった。もっとも、私はワイド3・3・SUNフリーきっぷを持っているのでその恩恵にはあずかれなかった。そういう状況だったからか、乗客は少なくなかった。天白行き。サンバレーまでで津駅から乗った人は全員降りてしまい、途中から乗った人と私の二人きりになった。その人もやがて降りてしまう。小舟江で松阪方面へのバスで乗り換える人のための案内放送が流れる。今、そういう人がどれだけいるのか疑問だが。小舟江はベンチはあるが、普通のバス停だった。

#473 小舟江→松阪駅前  三重交通  380円  11:55発  約15分

松阪駅前行きのバスに乗る。客は0。運賃表を見ると、若い番号のところには津方面から乗り継いできた場合の追加で払う運賃が記されていて、このバス単体の運賃は21番から記されている。なお、津駅前から乗って乗り継ぐと、乗り継ぎ運賃が適用されなかった場合に比べて130円安い。結局、最後まで客が乗ることなく松阪駅前に到着。松阪に着いて気づいたことだが、なんとこのバスは9月30日に廃止されるとのことだった。よっぽど乗客が少ないということか。確かに、国道を走る路線で、沿線は住宅が少なく、自動車利用者を相手にしたような商業施設が多かった。

#474 松阪駅前→伊勢市駅前  三重交通  770円  13:00発  約40分

宇治山田駅前行きのバスは小ぶりなバスだった。5分発の南紀特急を待っている人が多かった。このバスの乗客は二人。松阪から伊勢市までは近鉄とJRの二路線が走っているが、このバスの大部分はその中間を走る。伊勢市方面に向かうために乗ってくる人がままいた。

#475 伊勢市駅前→御座港  三重交通  1570円  13:54発  約120分

伊勢市駅前から志摩の端にある御座港に行くバスに乗る。伊勢市駅前から乗ったのは私だけだったが、宇治山田駅前から五人乗ってきた。浦田町を手前にして渋滞にはまる。まわりの車を見ると県外ナンバーが多い。伊勢神宮内宮に向かうもののようだ。観光客向けの一回千円の駐車場があった。ようやくこの渋滞を抜ける。浦田町から天の岩戸口まで長い距離が無停車となる。伊勢道路に入る。この道路は自動車専用道というわけではないが、歩行者が歩くことを想定しているとは思えないような道だった。よって、バス停もない。渋滞による遅れを取り戻そうということか、速度が幾分か速めに感じた。伊勢道路を抜けて少し行くと磯部バスセンターに到着。ここで運転士が交替した。穴川のあたりでは遠くのほうに志摩スペイン村が見えた。こちらは少し進んで志摩病院に立ち寄る。一人乗車。鵜方駅前に到着。ここでも一人乗車。定時よりも6分ほど遅れているようだ。ここからは近鉄のルートと外れ、国道260号線を往く。波切のあたりで海が見えてきた。ここから先にも左手に海が見えるところがある。片田東のあたりから先は国道とは思えないほどの細い道を進んでいく。北側に別の新しい道を作っているようだが、完成はしていないようだ。子供が何組か、乗っては降りていった。小さな港町である御座に着。海水浴シーズンは賑やかなのだろうが、今はいたって静かな港町だった。

補足

旅立つ前はこの乗り継ぎ旅をするつもりがなかったのだが、寝過ごしてしまい予定していた旅ができなくなって、急遽この行程を実行することにした。この月で廃止となるバスに乗ることができたのは、偶然だが、ある意味必然だったのかもしれない。この後、御座から賢島まで船に乗ったが、英虞湾の景色を楽しむことができて、よかった。

集計


初出 : 2005/10/02
最終更新 : 2005/10/02
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