今回は明石から姫路を経て但馬の南側にある生野まで行く。
明石駅(兵庫県明石市)←bc16 ↓神姫バス(1080円・約75分) 社(兵庫県社町) ↓神姫バス(1140円・約65分) 姫路駅前(兵庫県姫路市) ↓神姫バス(1030円・約70分) 粟賀(兵庫県神崎町) ↓神姫グリーンバス(530円・約20分) 生野駅裏(兵庫県朝来市)→bz34
明石から三木、小野を経て社まで行くバスに乗る。明石駅前、その次で十人くらいの乗客。地図で見ると、明石市は神戸市に上部を押さえつけられているように見える。そういうわけで、明石から北に進むとなると神戸市を通ることになる。途中から乗る人もいたが、神戸市から三木市に入った時点で乗客は五人。三木は金物の街らしく、そういう店があった。小野は市役所の近くに池がある。小野から北に進むと社。社まで乗ったのは三人。明石から社までのバスの本数は少ないが、玉津あたりから社までは三ノ宮から西脇を結ぶ急行バスが走っているので、本数が多い。
社から姫路へ行くバスに乗る。社から乗ったのは二人。途中、何でもないようなバス停から五人くらいがまとめて乗ったのでびっくりした。バラバラに座ったので、団体ではなかったのか。法華口駅前というバス停があり、これは北条鉄道の駅である。駅前商店らしき店ももあり、線路もまたいだが、駅は見えなかった。姫路に向かうにつれ乗客が増えてくる。姫路市駅周辺は運賃が100円で乗れるからか、駅の近くから乗ってくる人もいた。
粟賀行きのバスに乗る。このバス、椅子の配置が変わっていて、後ろのほうには後ろを向いている椅子があった。横向きは珍しくないが、バスで後ろ向きは初めてみた。その椅子に座る人はいない。十人弱の乗客。姫路城を前に進み、城を右によけて、北に進む。だいたい播但線に沿って進む。福崎には待合所がある。乗降客はなかった。北に進むにつれ、両手に山が見えるようになる。乗客はどんどん減っていき、終点粟賀まで行ったのは三人。粟賀は神崎町の中心地。神崎町には播但線の駅がないので、粟賀が神崎町の交通の中心地ということになる。
粟賀から喜寿園行きのバスに乗る。これは一日一便しかない。ただ、今回の目的地である生野駅裏まで行くバスなら一日数本ある。乗客は私ともう一人。粟賀営業所管轄のバスは神姫グリーンバスに分社化されている。確かに、このあたりの風景はグリーンが多い。もう一人の客が途中で降りて、結局私の貸し切りとなる。生野峠を越えて但馬国に入る。生野駅裏で下車。まるでここが終点みたいなアナウンスをしておやおやと思ったが、生野駅裏という名前から抱いたうらぶれたイメージとは裏腹に、待合所もあってそこそこ立派なバス停だった。列車で主要駅に到着する前に丁寧なアナウンスをするようなものかとも思ったが、やはり最後の乗客だったからであろう。
平日であればここから更に北へと進む全但バスに乗り継げるのだが、今日は日曜日なのでここでお終いとする。この続きは後日行う。