bz27.奥多摩探入之巻 三鷹→小菅 2006/04/22

導入

多摩地域を横断する都営バスに乗って多摩の奥地へと向かう。最終的には山梨県の小菅まで至る。

行程

三鷹駅(東京都武蔵野市)←bc01
 ↓関東バス(210円・約20分)
柳沢駅/柳沢駅前(東京都西東京市)
 ↓都営バス(560円・約105分)
青梅駅前(東京都青梅市)
 ↓都営バス(320円・約25分)
御嶽駅前/御嶽駅(東京都青梅市)
 ↓多摩バス(170円・約5分)
中野(東京都青梅市)
 ↓徒歩
川井駅(東京都奥多摩町)
 ↓西東京バス(390円・約15分)
奥多摩駅(東京都奥多摩町)
 ↓西東京バス(950円・約45分)
小菅(山梨県小菅村)

詳細

#508 三鷹駅→柳沢駅  関東バス  210円  8:22発  約20分

三鷹駅から柳沢駅行きのバスに乗る。乗る前に行き先を申告して前払いで運賃を払うと書かれていたので、「やなぎさわえき」と言って運賃を払ったが、実は「やぎさわ」と読むのが正しかった。しかも、三鷹駅からだとどこまで乗っても210円なので、申告する必要もなかったようである。乗客の数はそこそこいった感じだったが、そもそもバスの本数がかなり多いので、需要は大きいのだろう。武蔵野を走って、柳沢駅に着。

#509 柳沢駅前→青梅駅前  都営バス  560円  9:20発  約105分

柳沢から青梅街道をひたすら走って青梅に行くバスに乗る。1時間に1本しかないからか、乗客は多かった。小平のあたりでは満席になるほどだった。西武新宿線、多摩湖線、国分寺線と、三本の踏切を通る。東大和市駅では駅前のロータリーに入る。ここまでで前半戦終了といった感じだ。その後、東京都で唯一鉄道が通らない市である武蔵村山市に入っていく。市の中心部を通るわけだが、一軒家が多く人口密度は高くなさそうで、特に鉄道を必要としないから通っていないのか、と感じた。八高線を渡ると青梅はもうすぐである。ここまでは道路も広くなく、交通量も多いので流れもよくなかったが、このあたりまで来ると道路も広くなってよく流れるようになった。青梅線を渡って、青梅駅前に着。

#510 青梅駅前→御嶽駅前  都営バス  320円  12:14発  約25分

玉堂美術館循環に乗る。青梅から吉野を経て御嶽駅、玉堂美術館を経由して、また青梅駅に戻ってくるバスだ。平日は吉野止まりなので、御嶽駅まで行く私は土日休日に乗らなくてはならない。観光客のための路線だろうが、青梅駅前から乗る人は皆地元の人のようで、観光客らしき人はいなかった。その通り、私以外の乗客は皆吉野までで降りていった。このあたりは梅の名所のようだが、季節外れである。多摩川を渡ってその傍を走る。ラフティングをしている人がいた。ここまで来るともう山の中だ。

#511 御嶽駅→中野  多摩バス  170円  13:00発  約5分

御嶽駅からケーブルカー乗り場まで行くバスに乗る。もちろんケーブルカーに乗るためではなく、途中の中野というバス停で降りる。乗る前に運賃を払う方式でほとんどの人はケーブル下までの運賃を払うわけだが、私は中野まで行くと言って支払いを済ませる。外国人小団体などで、バスはかなり混んだ。三停先のバス停で下車。中扉から降りる。降りる人はいなかったが、乗る人がいた。

中野→川井駅  徒歩

ここから先は少し歩く。途中、市町境をまたぎ奥多摩町に入る。20分ほど歩いて川井の集落に着いた。時間があったので多摩川の川べりまで下りてみる。水がきれいだった。釣りや川遊びをしている人がいた。

#512 川井駅→奥多摩駅  西東京バス  390円  13:58発  約15分

川井駅のバス停はJR川井駅からは少し離れている。上日向から来た奥多摩駅行きのバスに乗る。ここで家族連れが降りて、乗客は乗った私だけになった。山間を走るには不釣り合いなノンステップの新車だった。誰も乗らないまま奥多摩駅に着。青梅線が並行して走っているわけだから、仕方がないか。

#513 奥多摩駅→小菅  西東京バス  950円  14:40発  約45分

奥多摩駅のバス乗り場でバスを待っていると、超満員のバスが何台か着いた。中扉を開いてバス会社の人が運賃授受をしていた。私が乗る小菅行きのバスも、それなりに客が乗って出発。途中の奥多摩駅行きのバス停では大量のハイカーがバスを待っていた。奥多摩湖に到着。ここでほとんどの人が降りる。あたりには人がたくさんいた。至るところにあるダム湖の一つだが、東京近郊という立地のよさが賑わいの理由だろう。東京中心部ではとっくに散った桜が咲いていた。それも人を集めるのに一役買っている。途中には小河内ダム建設のために作られた水根貨物線の遺構も見られた。その後、わずかに残っていた乗客も東京都内で降りていった。山梨県に入るが、入ったことに気がつかなかった。金風呂バス停で接続する小菅村営バスが待っていた。誰も客はいなかった。ここで、どこで降りるかを運転士に訊かれる。終点で降りると答える。その通りに終点の小菅で下車。バスから降りると肌寒さを感じた。

補足

この後、小菅村をぶらぶらした後、小菅村営バスに乗って小菅の湯という温泉施設に立ち寄った後、帰路についた。帰りのバスはやはり混んだ。

集計


初出 : 2006/04/30
最終更新 : 2006/04/30
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