2005年12月に岡山から津山を経て久世まで行くつもりだったのだが、雪で交通機関が乱れたため津山で打ち切りとした。今回はその続きと更に進んで新見まで行く。
津山バスセンター(岡山県津山市)←bz23 ↓中鉄バス(200円・約30分) 追分口(岡山県津山市) ↓中鉄美作バス(400円・約15分) 久世駅前(岡山県真庭市)→bc49 ↓旭川さくらバス(200円・約20分) 落合駅(岡山県真庭市) ↓備北バス(1350円・約70分) 高梁バスセンター(岡山県高梁市) ↓備北バス(590円・約25分) 川上バスセンター/川合(岡山県高梁市) ↓備北バス(540円・約35分) 坂本(岡山県高梁市) ↓備北バス(410円・約35分) 新見駅(岡山県新見市)
いつの間にか新しくなっていた津山のバスセンターからごんご久米線に乗る。ごんごとは津山の言葉でカッパのことだそうだ。少し遅れてやってきた。沿線で目を見張るものと言えば、道の駅久米の里にあるガンダムの模型か。写真を撮っている人がいた。追分口に着いたのはちょうど定時だった。次に乗るバスが待っていた。追分口は津山市と真庭市の市境にある。
勝山行きのバスに乗る。かなり年代物のバスだった。客は私のみ。途中、高速道路と並走するが、あちらは渋滞していた。こちらは空いている。結局、そのまま久世駅前に到着。
3年前に福渡から久世まで乗った旭川さくらバスに乗る。乗客は私を含め3人いたが、落合までで全員降りていった。さくらバスだからか、醍醐桜を案内するアナウンスが流れた。しかし、そこは落合から西に16Km離れた場所だという。落合は福祉のまちだという。確かに病院が多い。
落合と高梁を結ぶバスに乗る。備北バスに乗るのは初めてだったのだが、バスカードリーダーがついていた。訊いてみると岡山県の共通バスカードが使えるようだ。その場で買うことにする。共通バスカードは使えないと思っていたので意外だった。知っていれば今日の最初から使っていたのだが。落合駅から乗ったのは私だけだったが、落合の中心部からは数人乗ってきた。旧北房町中心地である呰部までで全員降りる。ここはまだ真庭市である。もともと上房郡で真庭郡ではないのだが、真庭地域との結びつきが強いゆえのことだろう。呰部で一人乗車。トンネルを抜けて高梁市に入る。坂を下って標高を下げていく。やがて伯備線、高梁川と邂逅。ここまで来ると高梁も近い。
高梁からは坂本行きのバスに乗るのだが、バスの行き先が川上バスセンターになっている。おや、と思い訊いてみると、川合で乗り換えだという。とりあえず、他にもおなじような客がいそうなで安心して乗ることにする。高梁川を渡って西に進む。川上バスセンター行きだというので、川上の中心部まで行くと思ったのだが、川合だと思わしきところを直前にして、次は終点の川上バスセンターだと言う。川合=川上バスセンターのようだ。そこは観光物産所みたいな場所にバス乗り場が間借りしているといった感じだった。次に乗るバスが待っていた。ここで乗り換えると言うと、バスカードに乗り換えたという情報を記録する。これで、バスを乗り換えても通しで運賃を計算するようになっている。5人乗客がいたが、全員が乗り換えた。
先ほどのバスより一回り小さくなった車体で先を進む。確かに細い道を通ったが、その道はやすらぎの里という場所に行くために脇道にそれたもので、そこで乗降する人はいなかったので、必然性があるかはどうかわからない。川合で乗り換えた客は私以外は全員降りて、途中から一人乗ってきて、このバスの終着である坂本に到着。ここでまた乗り換えである。ここでトラブルが発生。バスカードを通したら、先ほど乗り換えた情報が記録されていなくて、高梁から坂本からの運賃と既に払った運賃の差額ではなく、川合から坂本までの運賃を請求されてしまった。ここでバスカードの残金が0になったので、不足分は現金で払うことになるのだが、それが原因で発生したバグなのか、もしくはオペミスか、これが自分の仕事であれば原因究明を行うべきところだが、ここでは客なので、運転士にこの事態の収拾を任せる。高梁から新見までバスを二回乗り継いで行くという変な客なので、余計な口を挟まないほうが賢明だ。結局、高梁から新見までの通し運賃から私が既に払った額の差額を次のバスで支払うということになった。540円というのはこの乗り継ぎをした場合に、降りるときで支払うべき額だが、いろいろな数字が出てきて、かなり混乱していたので間違っているかもしれない。ちなみに、川合から坂本までの運賃は760円のはずである。
私の騒動で少し遅れて坂本を発車。新見駅の近くまで乗客は乗らなかったので、実害はなかったと思う。旧哲多町を通過し、サンパーク新見という郊外の商業施設を通過して、新見駅に着。ここでの410円というのも、高梁から乗り継いできた場合に降りるときに払うべき運賃であり、実際にはこの額は支払っていない。坂本から新見駅まで運賃は750円で、通し運賃適用はかなりありがたい。
本当は久世から津山を経て大原に至るルートを考えていたのだが、それだとスムーズに行かないのであれこれ検討した結果、このルートを思いついた。前回久世までたどり着いていればこのルートを考えつかなかったわけで、そういう意味ではけがの功名か。