路線バスの旅と山陰方面の鉄道に乗る。
新宿から福山・尾道・三原行きの高速バスに乗る。アルコールを入れたせいか割とよく眠れた。
<行程>
新宿=(夜行バス・泊)
福山で降りる。福山から普通列車で西条に向かうが、一度東尾道で下車する。通しで切符を買うより東尾道で分断したほうが百円安い。東尾道は尾道の東にあるが尾道らしさもない普通の住宅地だった。
西条からは路線バスの旅単発編第6回。とにかく雪がすごかった。ただ北陸に比べればその量はたかがしれていて、周囲の交通機関にはそれほど影響はなかったようだ。途中、安芸高田市も通過したのだが、合併ムードというのを全く感じなかった。先月行った神岡とは対照的だった。
<行程>
福山→西条=豊栄=向原=吉田=口羽=都賀=粕淵=大田
この日は青春18きっぷを利用。普通列車で萩へと向かう。まず大田から益田まで乗り通す。快速アクアライナーに使う車両でシートピッチが広く快適だった。大田の時点ではほとんど客がいなかった。高校生含めても数人。二両編成を持て余していた。江津あたりからそこそこ人が乗るようになる。益田から萩まではまた普通列車に乗るが、こちらは古い車両。ただボックスシート。東萩で下車。ここで降りる人は多かった。
萩に着いてまず松陰神社に歩いて行く。観光客がたくさんいた。時間が余ったので伊藤博文の生家にも行ったがこちらはほとんど人がいない。伊藤博文は人気がない。ここから周遊バスに乗る。観光用に設定したバスかと思ったが、地元の人が多く利用しているようだ。座れなかった。バスを降りて今度は武家屋敷があったところへ行く。ここらへんで昼食。萩城趾に行く。ここはほとんど人がいなかった。毛利元就公を祀っている神社がある。そういえば期せずして毛利家にゆかりがある地を回ったことになる。ここからは玉江駅までひたすら歩いた。萩には4時間滞在したがちょうどいい滞在時間だった。
玉江駅から乗った列車は1両編成のロングシート。空席をなんとか見つけて座る。長門市に到着。ここからバスで仙崎まで行こうかと思っていたのだが、バスが発車するまでだいぶ時間があるので歩いてしまうことにした。仙崎は金子みすずの出身ということで有名のようだ。街には金子みすずが書いたという詩がそこら中に貼られていたのだが、これで天才詩人?とも思ってしまった。
仙崎からは厚狭まで列車に乗る。長門市では接続する特急が遅れているということで定時よりも十分遅れて出発。厚狭から新幹線に乗る人がいないか聞いていた。私は少し遅れても旅程に影響しないので構わないが、これがクリティカルな遅れだったらどう対処してくれたのだろうか。ただ、この列車は厚狭には定時に到着した。余程余裕があるダイヤを組んでいるということか。厚狭から宇部新川経由で草江へ行く。草江で降りる人はけっこういた。だいたいが山口宇部空港へと行く人である。けっこう知られている乗り継ぎなのだろう。空港で夕食をとったのだが混んでいた。何せ店が二つしかないのである。この前の徳島みたいに、デパ地下でなんか食べ物買って待合室で食べるのが賢いかもしれない。
<行程>大田→萩→長門市…仙崎→厚狭→宇部→草江…山口宇部空港>羽田空港→志木
萩は一度ゆっくり見て回りたいと思っていたので、この機会に回ることができてよかった。初日が悪天候だったが、概ねよい旅であった。