2005年秋・東海 2005/09/17〜2005/09/19

目的

三連休でワイド3・3・SUNフリーきっぷを使う。本当は三日間で路線バスの旅を二本やろうと思ったのだが、三日目に関西空港を発つ飛行機が満席で予約が取れなかったのと、本業が忙しくて疲れていたので、一本にすることにした。他は未乗の鉄道に乗ったり、何か食べたり。

本文

2005/09/17(sat)

この日は路線バスの旅をしないことにしたので、最初の計画よりは出発時間が遅くて済んだ。とはいえ、五時半起きだ。東海道新幹線で名古屋に行く。ワイド3・3・SUNフリーきっぷを使うのであれば、豊橋まで行ってそこから名鉄に乗ったほうが安上がりだが、最初の計画ではそれでは間に合わなかったのだ。東京−名古屋の新幹線のチケットは金券ショップで事前に買っていた。これを使わなければならない。もっとも、名古屋まで直で行けたほうが楽には違いないのだが。新幹線は満席のようだったが、私の隣席は空いていた。

名古屋に着いたら栄へ行く。名鉄バスがフリーなのでそれに乗る。バスセンターから乗ったのだが、運転士がわざわざバスから降りて乗り場で案内をするのだ。こういう光景は初めてみた。あんかけスパゲティのヨコイに行く。今回はノルマンドというシーフードが具に入ったスパゲティ。やはりいい。私の好みにマッチしている。開店直後に行ったので先客が一組しかいなかったが、後から人がどんどん入ってきた。

地下鉄で名古屋に戻って名鉄岐阜へ。軌道線廃止後の岐阜を見ようと思って来たが、元々大した設備がなかったので、あまり変わり映えがしないような。そういえば名鉄百貨店もなくなっていた。

大垣まで行って近鉄養老線に乗る。高校生がいっぱいいた。今日は土曜日なので学校は半日で終わりなのだろう。既にそういう感覚が私にはない。サイクルトレインとあったが、自転車を積んでいる人はいなかった。

鈴鹿に立ち寄った後、名張に行って泊まる。次の日は奈良南部に展開する予定だったので、アクセスがいい名張に泊まった。ここで二連泊する。

<行程>
志木→東京→名古屋→岐阜→大垣→桑名→平田町=白子→名張

2005/09/18(sun)

朝起きたら、電車に乗る予定の時刻だった。要するに寝過ごした。仕方がないので、奈良方面に行くのは諦めて、最初の計画で行う予定で直前で取りやめた三重南部に展開する路線バスの旅を実行する。名張から津に戻って路線バスの旅単発編第20回。結果的には津か久居に泊まればよかったのだが、そんなことを言っても仕方がない。

旧三雲町の小舟江から松阪まで行くバスが9月30日で廃止されるということで、このタイミングを逃したら二度と乗れないところだった。また、御座から賢島まで行く船もオフシーズンで空いており、存分の海の景色を堪能できた。展望のきく甲板で座っていると偉くなったみたいだった。私は山で育った人間で、海の世界はほとんど知らない。洋上に広がっている世界(ジェットスキーをしていたり筏の上で作業をしていたり)を見られた意義は大きい。

賢島から近鉄特急で名張に戻る。近鉄特急に乗るのは初めて。20分着の船に乗って、22分発の特急に間に合うとは思わない。30分の鳥羽乗り換えの特急券を事前に買っておいた。しかし、実際は早着で間に合った。それに乗れば乗り換えなくてもいいので、替えてもらおうかともらったが、窓口が一つしかなく、そこが混んでいた。結局、そのまま30分の特急に乗る。前の席にうるさい家族がいてうるさかった。このうるささは鳥羽でも持ち越される。もっとも、鳥羽乗り換えは悪いことばかりではなくて、ここでの乗り換えを利用して弁当を購入。車内で食べて夕食とした。名張では食事をとれるような店が飲み屋くらいしかないのだ。中川からは隣席に人が乗ってきた。名張で私が降りて空いた席もすぐに埋まった模様。特急は盛況だ。

<行程>
名張→津=小舟江=松阪=伊勢=御座〜賢島→名張

2005/09/19(mon)

まず三岐鉄道に乗る。これは一昨日、なんとなくワイド3・3・SUNフリーきっぷを見ていたら、使える会社に三岐鉄道と書いてあった、乗れるとは思っていなかったので驚いた。そこで今日乗ろうと思った次第。

近鉄富田から三岐線に乗る。大安を通過。大安といえば、自由活動領域などで借りているサーバがある場所。ということで意識してみるが、詳しい住所などは知らないので、近くにあるかはわからない。

西藤原を折り返して、伊勢治田まで戻って、歩いて阿下喜に行く。阿下喜のあたりは路線バスの旅で来たことがあるので、懐かしく思う。阿下喜から北勢線で西桑名まで。全然客がいないので心配したが、楚原のあたりから乗り出して、西桑名まで来た頃には席がおおよそ埋まった。

名古屋に出て、矢場とんで味噌かつを食べようと思ったが、愛知万博のパビリオンなみに並んでいた。って、愛知万博のパビリオンの行列はわからないが。50人くらいはいたか。他の店で普段は待つような店でないのに待ちが発生していたので嫌な予感はしたが、11時少し過ぎなのに並び過ぎ。さすがにこれは並べないので、違う店できしめんを食べた。ここも、私が食べる終わる頃には人が待っていた。

上前津に行った後で金山に出る。ここから中部国際空港、セントレアに行く。せっかくなので特別車に乗ることにした。至近の列車が全車特別車だったので。神宮前の次が中部国際空港というのがいい。太田川や常滑も通過。

中部国際空港に到着。駅のあたりはたいへん広々とした空間であったが、ショッピングエリアは大混雑。食事をとる店も行列。空港で食事をするということはこれっぽっちも考えていなかったが、もしそういう選択肢をとっていれば泣きを見ていただろう。手荷物検査場は一時行列ができていたが、自分が入った時は至ってスムーズだった。これはタイミングの問題かと思われる。待合室は空いていた。飛行機に乗る人よりも、セントレアそのものが目的の人が多そうだ。

中部国際空港に来たのは見学ではなく飛行機に乗るためだ。一日一便の中部から成田に飛ぶ飛行機に乗る。成田空港も飛行機で乗り降りするのは初めて。機内の客層は外国人が多かった。千葉県民も多かった、か?

成田空港に着陸。飛行機から降りてバスでターミナルに連れられる。ターミナルは今から外国に行く人、外国から帰ってきた人でごった返していた。総武線快速に乗ったが、次のN'EXを待っている人が多くて、快速は空いていた。妬ましくなることしきり。家まで遠いし、もうこういうトリッキーなことはしない。

<行程>
名張→富田→西藤原→治田…阿下喜→桑名→名古屋→金山→中部空港>成田空港→錦糸町→志木

総括

最後の中部→成田は思ったよりも楽しくなかったが、大きかったのは名張での寝過ごし効果。災いを転じて福となすというやつだ。未乗路線が多い三重の鉄道にだいぶ乗れたのもよかった。


初出 : 2005/11/27
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