bc17. 瀬戸内横断編2 高松→福山 2001/06/09

行程

高松築港(香川県高松市)←bc16 | →bz36
 ↓コトデンバス(570円・約30分)
弓弦羽(香川県高松市)
 ↓琴参バス(990円・約40分)
坂出駅前(香川県坂出市)
 ↓琴参バス(520円・約20分)
京阪FW前(香川県坂出市)
 ↓下電バス(220円・約30分)
JR児島駅(岡山県倉敷市)
 ↓下電バス(710円・約50分)
倉敷駅/倉敷駅北口(岡山県倉敷市)→bc49
 ↓井笠鉄道(1140円・約65分)
井原バスセンター(岡山県井原市)
 ↓井笠鉄道(610円・約45分)
天満屋前(広島県福山市)→bc18

詳細

#123 高松築港→弓弦羽  コトデンバス  570円  9:05発  約30分

定時より数分遅れてバスがやってきた。高松築港から乗ったのは私一人だが、既に何人か乗っていた。珍しく若い人何人か乗っていたのだが、皆、小坂総合運動公園前で降りていった。ここまでで私以外の全員が降りてしまい、弓弦羽まで行ったのは私一人である。ちなみに弓弦羽は「ゆずりは」と読む。これといった特色がない場所であったが、高松、坂出市境が近いのでここで終着なのだろう。

#124 弓弦羽→坂出駅前  琴参バス  990円  10:00発  約40分

弓弦羽から坂出へ行くバスは途中の王越で乗り換えという情報もあったのだが、全便直通らしい。ちなみに弓弦羽まで来るバスは全便日曜、休日は運休である。王越までは休日も運行される。王越の手前で男性が一人乗ってきて、そこからは地元のお年寄りを中心にけっこう人が乗ってきた。細い道に入り、こまめに客を拾っていく。少しうとうとしていると、多くの人がバスを降りていくではないか。もう駅に着いたかと思ったら、そうではなかった。ここで半分以上の客が降りた。このバスは坂出営業所まで行くが、坂出駅で私も含む全員が降りた。

#125 坂出駅前→京阪FW前  琴参バス  520円  12:20発  約20分

次のバスまで時間があるので、オムライスを食べたり、布教されたり(モルモン教だろうか)して、時間が経つ。このバスは瀬戸大橋を渡るので観光客が多いと思ったが、ほとんどが地元の人だった。どうやら与島に住んでいる人らしい。目的地の京阪FW前は与島にあるが、このバスは与島の集落である浦城まで至るので、地元住民の貴重な足となっているのであろう。バスは古めの観光バスのタイプだった。瀬戸大橋を車で渡るのは初めてである。鉄道で渡ったことはあるのだが、バスはその鉄道の上を進む。案外あっけなく与島に到着。目がまわるようなループを下って島内に入る。そして、地元の人しか入れないゲートを入った。よそ者が島を車で往来すると迷惑ということで、地元以外の人は車で島に乗り入れられないようにしたのであろう。ゲートを通って少しして京阪FW前に着。ここで児島方面に乗り換える人は、整理券に乗り換えの判子をもらう。

#126 京阪FW前→JR児島駅  下電バス  220円  13:00発  約30分

京阪フィッシャーマンズワーフは観光客でにぎわっていた。駐車場までは地元の人以外でも入れるのである。 それでなければ何の為の観光施設かわからないが。児島行きの下津井バスと坂出行きの琴参バスがほぼ同時にやってきた。坂出行きのほうはさっき乗ってきたバスの折り返しであろう。児島行きに乗った人は7、8人。そのうち坂出からバスに乗っていた4人グループは、高速道路上の岩黒島で降りていった。櫃石島では、やはり地元の人以外は通れないゲートを通って、島内に入った。なんとも不思議な感覚で、高速道路を経てバスで来たはずなのに、雰囲気は船で何時間もかけてやってきた離島のそれだった。島からは釣り人が何人か乗ってきた。釣り人はクーラーと釣り竿を持っているので、見た目でわかる。既に何人か釣り人が乗っていたので、このバスは釣り人御用達のバスなのだろう。バスは島を離れ、高速道路を走る。鷲羽山北という、高速道路上のバス停で降りる人がいる。例の釣り人で、最寄りに自家用車を停めていた。自分の車では入れない場所へ行くためにバスを利用しているのだろう。児島インターで降りた人もその様子だった。児島駅まで乗っていたのは3人だった。220円というのは、坂出からバスに乗ってきた場合の割引運賃である。

#127 JR児島駅→倉敷駅  下電バス  710円  13:40発  約50分

児島は倉敷市だが、かつては児島市という一つの市だった。よって、児島だけでも一つの市街地として成り立っている。JRの駅は新しいものだが、昔は下津井電鉄という小私鉄が乗り入れていた。ここは、鉄道の歴史を述べる稿ではないので、詳細は省略するが、その下津井電鉄の跡に沿って、下電バスが走る。鉄道のほうは茶屋町まで伸びていたが、バスは倉敷に向かう。児島駅から倉敷駅まで通しで乗る客はおらず、終点まで行ったのも、私と女子高校生二人組だけだった。このバスの車内で岡山県内で使えるバスカード2,000円分を購入。下電バス、中鉄バス、宇野バス、備北バス、井笠鉄道、岡山電気軌道、中国JRバス(岡山地区)のバスで使える。

#128 倉敷駅北口→井原バスセンター  井笠鉄道  1140円  15:22発  約65分

多くのバスは南口にバスが着くが、今度乗る井原行きは北口にバスが着く。岡山からやってきたバスは10分ほど遅れて来た。だいぶ古めのバスである。少しすると、右手にJR伯備線、左手に高梁川が見える。高梁川ではジェットスキーを楽しんでいる人もいた。客は5人ほど。JR清音駅に立ち寄ったあとは、井原鉄道に沿って、国道486号線を走る。 矢掛でおばさんが降りて、客は私一人になった。矢掛のバスの営業所には「矢掛駅」と書かれていたので、井笠鉄道の矢掛駅の駅舎がここにあったのだろうか。井原鉄道の矢掛駅はもう少し北側にある。結局、矢掛から井原までは私一人である。律儀に井原駅に寄るも、降りる人はもちろん、乗る人もおらず、市内をぐるりと回って、古めかしい井原バスセンターに到着。ところで、井笠鉄道のバスは降車チャイムが5回鳴る。なぜだろうか。運賃1140円は予想より安かった。

#129 井原バスセンター→天満屋前  井笠鉄道  610円  17:05発  約45分

井原から福山までのバスの便数は多い。5人くらいを乗せて井原バスセンターを発する。このバスも井原駅に立ち寄るが、乗る人はいなかった。ほぼ井原鉄道に沿って、神辺からは南進。 バスは福山駅のロータリーには入らず、天満屋の前で降ろされた。ここでバスカードを使い切る。

補足

夜行バスで徳島まで行き、JRで高松に赴く。高松行きの夜行バスは発車時間が早くて乗れなかった。徳島で早着すれば高松行きの高速バスに乗り継げるという期待もあったが、タッチの差で乗れず。予定通り福山にたどり着き、前回の借りを返すことができた。

集計


初出 : 2001/06/17
最終更新 : 2003/09/13
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