今回は高松からそのまま南に下って徳島県に入る。2年ぶりの四国だが、前回は失敗をしている。今回は若干不安要素があるのだが、果たしてどうなるだろうか。
高松築港(香川県高松市)←bc16 | ←bc17 ↓徳島西部交通(1620円・約95分) 脇町道の駅/パルシー前(徳島県美馬市) ↓徳島西部交通(620円・約15分) 喜来(徳島県美馬市) ↓藤西阿観光(130円・約5分) 貞光駅(徳島県つるぎ町)
高松から1日2本しかない穴吹行きのバスに乗る。JR高松駅から来たバスで既に三人が乗っていた。高松築港から乗ったのは私だけだったが、少し進んで瓦町からも三人が乗る。少し古めの前扉2×2の座席のバスで、いかにも長距離を走るスタイルだ。三条、太田、仏生山とバスは進むが、琴電の駅には寄らずに踏切を渡って南へ突き抜ける。旧香川町域に入って、竜満池で少し時間調整をする。ここから川東のあたりくらいが旧香川町の中心地のようだ。岩崎を過ぎると山に挟まれてくる。そして、高松から約1時間で塩江に到着。言わずと知れた温泉地である。ここで半分以上の人が降りていった。ここから進んでもう一人が降りて、三人の乗客が県境を越えた。ずっと高松市のままで徳島県に入ると思ったのだが、実は三木町をかすめて徳島県に入る。徳島県に入ると、最低運賃が110円になる。香川県は180円だ。このバスはまっすぐ穴吹駅には行かず、脇町道の駅に立ち寄る。数キロを行って戻る形であり、穴吹に行く人からすれば迷惑かもしれないが、今日の私は脇町道の駅で降りるので、ありがたいことである。ところでこの道の駅、駐車場とトイレしかない。これで道の駅と名乗っていいのか。中で食事くらいとれるのではないかと期待していたのだが、それが裏切られた。結局、近くの店でそばを食べて、その後でうだちの街並みを見学した。後から調べたところ、近くにあった土産物屋なども道の駅の一部だそうだ。
脇町道の駅からは旧美馬町方面に向かうのだが、バスポールが穴吹方面側の車線につながっている道の駅の敷地に一つあるだけで、旧美馬町方面側の車線にはなかった。旧美馬町方面側の車線は歩道と車道が少し離れているので、バスを待つのは少し危ない。とはいえ、バスポールのそばで待っていてバスが通過してしまっては、前回の失敗と同じことになってしまう。思案の結果、一つ手前のパルシー前バス停からバスに乗ることにした。結局、脇町道の駅では乗降客がいないにも関わらず律儀にも道の駅の敷地に入って、バスポールにバスを近づけて、また車道へと戻る。素直にバスポールの前でバスを待てばよかったようだ。なお、パルシー前から乗るのと、脇町道の駅から乗るのとでは運賃が違う。途中で一人が乗り降りしたが、後は私しか客はいなかった。
なお、このバスは美馬市が徳島西部交通に受託して運行を行っているのだが、乗った限りでは徳島西部交通の路線バス以外の何者でもなかったので、ここでは事業者は徳島西部交通であるということにしておく。
工事中で仮のバス停になっている喜来バス停から貞光駅行きのバスに乗る。無人のバスがやってきた。マイクロバスでアナウンスはない。運賃表は紙のものが貼ってあった。このバスも美馬市が藤西阿観光に受託して運行を行っているのだが、藤西阿観光のバスそのものだった。吉野川を渡りに少し下流に戻って貞光駅に着。
今回については、無事に予定通り旅をすすめられただけで万々歳である。