bz05. 埼玉北上之巻 志木→児玉 2004/02/21

導入

路線バスの旅では埼玉県は南部の方しか行っていない。また、群馬県訪問の足かがりを作るという意味もあって、埼玉県を北上する旅を決行した。

行程

志木駅東口(埼玉県志木市)←bc04
 ↓国際興業(240円・約15分)
高畠(埼玉県さいたま市桜区)
 ↓国際興業(210円・約15分)
北浦和駅西口/北浦和駅(埼玉県さいたま市浦和区)
 ↓東武バスウエスト(200円・約25分)
大宮駅東口/大宮駅西口(埼玉県さいたま市大宮区)
 ↓西武バス(340円・約25分)
川越聖地霊園入口(埼玉県川越市)
 ↓西武バス(240円・約15分)
川越駅東口/川越駅(埼玉県川越市)
 ↓東武バスウエスト(610円・約45分)
東松山駅(埼玉県東松山市)
 ↓国際十王交通(550円・約45分)
熊谷駅(埼玉県熊谷市)
 ↓国際十王交通(500円・約50分)
深谷駅(埼玉県深谷市)
 ↓武蔵観光バス(490円・約45分)
寄居駅入口(埼玉県寄居町)
 ↓武蔵観光バス(520円・約35分)
本庄駅南口(埼玉県本庄市)→bz11
 ↓朝日自動車(340円・約20分)
児玉駅入口(埼玉県児玉町)

詳細

#375 志木駅東口→高畠  国際興業  240円  5:55発  約15分

まだ夜も明けきらない志木駅東口。5時台の出発というのは路線バスの旅史上初めてのことであるが、自宅から歩いていけるのでさほど問題ではない。こんな早い時間に乗る人はいるのか、と思ったが、私を含め三人が乗った。それよりも驚いたのは、この時間に志木駅に向かうバスに二十人くらい客が乗っていたこと。こんな早朝のバスでもかなりの需要があるようだ。そのバスの折り返しが私が乗る浦和駅西口行きになる。私以外の客は志木市内で降りていったが、乗る人もいて、客がいないという状態にはならない。この路線はよく乗るが、実は志木から浦和に向かうのは初めてである。浦和といえども行政名はさいたま市であり、道路標識には「さいたま」と書かれてある。さいだまでは分かりづらいな、と思っていたら、秋ヶ瀬橋のあたりでこんな標識を見つけた。「↑旧浦和」。確かに旧浦和市だが、今は浦和区でもあるわけだから、旧浦和はひどすぎやしないか。政令指定都市になる前に設置してそのままにしているのだろうか。そんなことを思いながら、西浦和駅に近い高畠で下車。

#376 高畠→北浦和駅西口  国際興業  210円  6:18発  約15分

西浦和車庫発北浦和駅西口行きのバスに乗る。律儀に定時に来た。田島を過ぎると細い道に入る。途中で一人乗車。市役所北口バス停の「お、やってるね。地域情報局テレビ埼玉入口」というアナウンスを繰り返すのがおかしかった。その名も埼玉りそな銀行というバス停を通るなど、埼玉の中心を通っていることを実感できるが、乗客は結局二人しかいなかった。

#377 北浦和駅→大宮駅東口  東武バスウエスト  200円  6:36発  約25分

北浦和駅東口のバス乗り場は分散していて、大宮駅行きのバス乗り場は駅から少し離れた場所にある。北浦和の時点で客は私のみ。さいたま新都心駅に立ち寄ったりもした。ただ、客は少なく延べ四人。まだ朝早いせいだろうか。

#378 大宮駅西口→川越聖地霊園入口  西武バス  340円  7:14発  約25分

大宮からグリーンパーク川越行きのバスに乗る。途中の西遊馬まで行くバスは多いのだが、そこから先に行くバスは少ない。大宮からは五人くらいくらいが乗ったが、この時間であれば混むのは大宮駅に向かうほうであろう。こんなところにあったのかと思った西武バス大宮営業所を通る。大宮駅から乗った人は西遊馬に着くまでには全員降りたが、途中で乗る人がいた。

#379 川越聖地霊園入口→川越駅東口  西武バス  240円  7:46発  約15分

バス停はは川越聖地霊園入口という名前だが、その川越聖地霊園はどこにあるかわからなかった。同じ場所にある川越市内循環バスのバス停は古谷交番という名前になっている。近くに交番は見あたらなかったが、古谷交番という名前のほうがいいと思った。くらづくり本舗の前にあるバス停でバスを待つ。当たり前のように中野清代議士のポスターが貼ってあった。川越グリーンパークから来たバスはほぼ満員状態でびっくりした。なんとか空席を見つけて座る。この先どうなることかと思っていたが、その後で乗ってくる人はほとんどいなかった。一度落とし物を取りに出頭したことがある川越警察署の近くを通る。あのときは駅からバスに乗ったので、ここからはいつか来た道を通ることになる。本川越行きだが、ほとんどの人が川越駅で降りた。

#380 川越駅→東松山駅  東武バスウエスト  610円  8:15発  約45分

川越から川島町を通って東松山に行くバスに乗る。意外の客は多かった。本川越で降りてしまう人もいたりで、ほとんどが川越市内で降りていった。川島町を通るのは初めてで、寂しい町だと勝手に思っていたのだが、なかなかどうしてそれなりに人家が多い。このあたりだとまだ東京のベットタウンなのだろうか。

#381 東松山駅→熊谷駅  国際十王交通  550円  9:40発  約45分

ここまでで予定より早めのペースで来ているので、箭弓稲荷神社に寄ったりした。今度乗るバスはその名も国際ハイヤーである。バスなのにハイヤーというのはおかしいと思うのだが、あまり気にしてはいけないのだろうか。個人的には黒い牛に「黒豚」という名前をつけるようなものだと思うのだが。と思っていたら、国際ハイヤーは十王自動車と合併して、国際十王交通となっていたことが後日判明。確かに道中見かけたバス停には国際十王交通と書かれていたが、それ以外は国際ハイヤーという名前が出ていたので、すっかり国際ハイヤーが正式な事業者名だと思っていた。その国際十王交通の熊谷駅行きだが、平日は15分に1本、休日は20分に1本とけっこう頻発している。しかも乗客が多い。ちょうど池袋から来た列車が到着して駆け込みで乗ってきた客が多数いて、ほぼ満席の状態で東松山を発した。途中で降りる人がほとんどだろうと思ったら、熊谷まで乗り通す人もそこそこいた。それでいて乗ってくる人もいる。常時ほぼ満員の状態だった。上熊谷のあたりで少し渋滞にはまる。

#382 熊谷駅→深谷駅  国際十王交通  340円  10:45発  約50分

籠原駅経由の深谷駅行き。延々と国道を往くのかと思っていたら、途中で団地に入ったりしてこまめに客を拾っていった。そこそこ人が乗っていた。当然、熊谷から深谷まで通しで乗るのは私だけだったが。熊谷から深谷まで乗って340円は安い。

#383 深谷駅→寄居駅入口  武蔵観光バス  490円  13:28発  約45分

今までバス共通カードを使って乗ってきたが、武蔵観光バスはバス共通カードが使えない。現金で支払うことになる。深谷駅から乗ったのは4人だが、途中で乗ってくる人もいて、けっこう利用されていた。バス車内に貼ってあった時刻表を見ると、1台のバスが寄居と深谷の間を行ったり来たりするようなダイヤになっている。寄居の中心地だと思われる寄居駅入口で下車。駅からは歩いて5分くらい。

#384 寄居駅入口→本庄駅南口  武蔵観光バス  520円  15:27発  約35分

寄居駅入口バス停から本庄行きのバスに乗る。先ほど乗ったバスは普通の路線バスだったが、今度は観光バスのようなバスだ。車体に「貸切」と書かれていたが、結果的に私以外の乗客はいなかったので文字通り貸切となった。ガスト近くの交差点で加藤盛雄の憂国塾の古い張り紙を発見。埼玉よりい病院という新しくできたような病院を経由するが、そのアナウンスだけ声が違っていた。松久までは八高線に沿った形で進む。本庄に向かう途中、開業前の本庄早稲田駅が少しだけ見えた。

#385 本庄駅南口→児玉駅入口  朝日バス  340円  16:20発  約20分

とりあえず本庄まで来ることが今回の目的だったのだが、帰りのことも考えて児玉でこの旅を締めくくろうと思う。本庄から児玉に行くバスは30分に1本ある。乗客も多かった。やはり途中で本庄早稲田駅を垣間見る。ほとんどの客が児玉の中心部の手前で降りた。中心部に差し掛かると、町議選があるらしくやかましい声が聞こえてきた。選挙カーはゆっくり走るので、それにバスもつられる。児玉の中心部だと思われる児玉駅入口で下車。このバスは児玉折り返し場まで行く。

補足

児玉から八高線、東上線を乗り継いで家に帰った。

集計


初出 : 2004/03/14
最終更新 : 2004/03/14
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